悟飯「大変だ！お父さんがトロッコに轢かれてしまう！…だけど進路を変えるとピッコロさんが……！」

悟飯「よしこれで第三のルートに切り替えて…え？あれは！？」

ベジータ「やめろ！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ベジータは生まれて初めて心の底から震え上がった…
心の恐怖と決定的な挫折に…
恐ろしさと絶望に涙すら流した
これも初めてのことだった…

悟飯「お父さん！どうにか逃げて下さい！」

悟空「こんなに膨れ上がった筋肉ではパワーは上がってもスピードが殺されてしまうんだ…だから無理だ！」

悟飯「そ…そんな…！」

ピッコロ「ば…万事休すか…！」

ピッコロ「悟飯…オ…オレと…ま…まともに喋ってくれたのは…お前だけだった…き…きさまといた数ヶ月…わ…やるくなかったぜ…」

悟飯「うわあああああっ！駄目だ出来ない！ごめんなさいベジータさん！」ｶﾞｼｬﾝ

ベジータ「やめろーー！レバーを戻せ！間に合わなくなっても知らんぞーっ！」

クリリン「１０ｍ…結構近いすね…」

悟飯「クリリンさん！早くお願いします…！」

クリリン「ブ、ブルマさん…せっかく作ってくれたのに…ごめん…！」ﾊﾞｷｯ!

悟飯「な、なにを！」

ベジータ「さらばだブルマトランクスそしてカカロット」

ドーン！

悟飯「あぁベジータさんが吹っ飛んだ！」

悟空「ベジーター！！」

ピッコロ「…」

ピッコロ「うわあああああ！」

ドーン！

悟飯「ピッコロさーん！」

悟空「ピッコロー！！」

悟飯「今度はレールの先がお父さんの方に繋がっている！」

悟空「みんなオラに元気を分けてくれ…！」ｽｯ

悟飯「そうか！元気玉でトロッコを倒すつもりなんですね！！」