昨今、エンジニアの需要が高まり、これからIT業界で働きたいという人も多いのではないでしょうか。
私は、大学では情報学科を先行しており、そのままの流れでIT業界へ就職しました。今はどの会社も人手不足ということもあり、就職自体はそれほど苦労しませんでしたが、入社してからは苦労の連続でした。。
そこで今回、これまでの私の経験談も交えて、システムエンジニアがどんな仕事をしているのかを紹介したいと思います。
会社ごとに違う部分もあると思いますので、あくまで参考にしてください。
この記事はこんな人に向けて書いています。
- システムエンジニアが実際どんな仕事をするのか知りたい人
- 忙しいって聞くけどどのくらい忙しいのか知りたい人
- システムエンジニアとして働くにはどんな知識が必要か知りたい人
将来的にシステムエンジニアを目指している人、IT業界へ転職することを考えている人たちへ、現役システムエンジニアが仕事内容を解説していきます。
参考にしてみてくださいね^^
システムエンジニアはどんな仕事をしているのか?【一日のスケジュールを紹介】
私は現在某大手IT企業に勤めているのですが、その中で小さなプロジェクトのリーダーを勤めています。プロジェクト内での役割によっても仕事内容が異なるのですが、まずは小規模案件のリーダーがどんな仕事をしているのかについて解説していきます。
この後の章では、リーダーとしてではなく、開発メンバーだった時にどんな仕事をしていたのかについても解説していきます。入社直後何をするのかが気になる方はこの章は飛ばしても大丈夫です。
まず、開発フェーズによって一概には言えない部分はあるのですが、最近の私の1日の仕事の流れについて説明していきますね。
10:00〜10:30 :出社
10:30〜11:30 :昨晩送られてきたメール確認と返信
11:30〜12:00 :開発の進捗確認と進捗が芳しくないところの支援
12:00〜13:00 :お昼
13:00〜15:00 :顧客からの問い合せ対応や次フェーズの準備
15:00〜17:00 :デザイナーとの打ち合わせ
17:00〜19:00 :問い合わせ対応や進捗確認、顧客への状況報告
ざっくりこんな感じです。
IT企業って時間や服装に緩いとことが多いんですよね。
メールから始まりメールで終わる
ご存知の方は多いと思いますが、やはり出社後にまずはメール確認をします。
基本的に顧客とのやり取りは緊急でない限りメールで行い、立場が上にいくほどメールが集中して送られてきて捌くのが大変です。
顧客が夜遅くまで仕事している場合、出社したら大変な数のメールが届いていて午前中はメールの返信だけということもざらにあります。
私自身、文章を書くのが苦手な方なので、メールの返信に結構時間がかかってしまう方です。(汗)
1日の最後の進捗報告もメールで行いますので、仕事を休んでメールが見れない日が続くと出社するのがちょっと不安になります。(私の場合です)
打ち合わせ
打ち合わせとかが多いようなイメージがあると思いますが、開発フェーズによってまちまちです。
何かを始める前にはやはり色々と決め事があるので念入りに打ち合わせを重ねて少しずつルールが整備されていきます。
リーダーとしては、顧客と要件を調整したり、プロジェクトの進め方を決めたりと様々な場面で決断していく必要がありますが、一度決まってしまえばあとは開発メンバーへ指示を出すだけなので、そのあとは打ち合わせはする必要がなくなりますので、結構暇になることもあります。
忙しさ
プロジェクトの状況によって変わるのですが、順調に進行しているとフェーズごとに忙しかったり、暇だったりとかなり極端に忙しさは変わってきます。
これはシステム開発をする上でよくあることです。
私の場合はほとんど炎上案件だったので、常に忙しいことが多かったです。(笑)
また、忙しい時期でいうと、良いリーダーに恵まれるとメンバーは適度な忙しさでストレスなく仕事ができるでしょう。
私もがんばろっ
立場的な影響も少しはありますが、基本的にシステムエンジニアはプログラミングをしないと思っておいても良いと思います。
もし、プログラミングがしたいならプログラマーを目指しましょう。
ただ、これからはプログラミングができる人材が求められるということと、システムエンジニアはプログラミングをしないけどもプログラミングスキルがないとできない職種ですので、自宅で学習したり、学べる環境があるのであればそれを有効活用しスキルを磨くことをおすすめします。
プログラミングを学習するならプログラミングスクールがオススメw
現役エンジニアが直接指導してくれるプログラムなので、わからないところはすぐに聞くことができるし、何よりオンライン学習なので、仕事や学業との両立がしやすいのがメリットですね。
入社直後はどんな仕事をしていたのか
基本的にどの会社もあると思うのですが、私も入社直後にプログラミングの研修を受講しました。おそらく他の一般的なIT企業よりも長い半年間、小規模なシステム開発を行なっていました。
情報学科を卒業している私でも研修の難易度が高すぎて全然ついていけませんでした。。
ここからは新卒で入社後にシステムエンジニアとしてどんな仕事が待っているのかを説明していきますね。
プロジェクトに配属される
入社後にする仕事は研修をともに乗り越えた同期と同じとは限りません。
社内で一時的に集められて発足したプロジェクト(〜のアプリ開発であるとか、〜システムの刷新など)がいくつもあり、新入社員はそれぞれいろんなプロジェクトへ配属されます。
一時的というのは、プロジェクトには必ず世の中にリリースするという期限があり、最終的にはメンバーが解散してしまうためです。
解散したメンバーはまたそれぞれ別のプロジェクトへ異動してしまうのです。
仕事内容はプロジェクトの状況によって異なる
後ほど詳しく説明しますが、システム開発は以下の流れて行います。
もちろんそれぞれのフェーズごとにやることは変わりますので、入社後に何をするのかというと実行中のプロジェクトのフェーズに大きく左右されます。
◾️理想の学び順
↓
フェーズごとに異なる仕事内容を経験
↓
一通りの開発フローを理解
↓
次の現場で過去の経験と知識をフル活用
◾️ちょっと残念な学び順
↓
数ヶ月間もテストのみ実施
↓
テスト実施の神になる
↓
次の現場で最初から学び直し
私の場合は、運よく開発スタートでしたので、実践を通じてプログラミングの知識を得ることができました。
大学と研修である程度の知識はあったものの、やはり実際の現場ではそれぞれのルールなんかもありますので、ほとんど戦力にならなかったと思いますが。(笑)
ここで言いたいのは、
「まずはプログラミングスキルを身につけましょう」
ということです。
先ほども説明しましたが、システムエンジニアはプログラミングをしないのにスキルが求められます。なので学べる機会は大切にしましょう。
大学時代の経験は役に立っているのか?
正直なところ役に立たない
私は大学からプログラミングを勉強し始めましたが、入社後にその経験が役に立ったかというとそれほど役に立っていません。
もちろん大学の講義や自身のやる気にもよると思いますが、私の場合、大学時代に学んできたプログラミングは理論ばかりで実践がほとんどありませんでした。
大学で学んできた理論的な話は入社後の研修で学び直すことになります。
例えば、
・入力した文字の順番を入れ替えて表示する
など現場では使えない知識ばかり。
英語教育でまず習う「This is a pen」的な感じで、それどこで使うの?みたいなものを大学の講義では習っていました。
役立つ経験とは
もちろん大学時代で学んだことが全て無駄だとは思いません。
ITの基本的な知識を身につけたり、文章力を身につけたり、色々あると思いますが、現場目線で考えるともう少しできることがあるんじゃないかと思ってしまいます。
私が思うに、大学で学んだ知識を就職後に活かすためには、やはり実践経験が必要だと思っています。
システム開発を実践する講義があるのであればそれを受講するのも1つです。
あとは、IT企業のインターンシップに参加してみて、現場で必要な知識を獲得しておくというのもいいと思います。
もちろん入社後に学んでいくというのでも問題はありませんが、個人的には大学時代にもう少しやれることがあったんじゃないかとちょっぴり後悔しているところがあリます。
私の場合、大学の経験があまり役に立ってはいませんが、まだ時間がある方はやれることはありますので、ぜひ色々挑戦してみるのがいいですね。
学生時代にやっておいたほうがいいこと
- (1)プログラミング
- (2)いろんなアルバイト
- (3)恋愛
- (4)読書
(1)プログラミング
入社してからでも十分間に合いますが、現場で使うプログラミングスキルを事前に身につけておくと、はじめて触れる技術でも吸収する速度が段違いなので、おすすめです。
Webシステム開発では、フロントサイドとサーバサイドの技術が必要なので、以下のような現場でよく使うスキルがあると即戦力ですね。
一例ではありますが、ある程度扱える技術があると他の言語もすぐにマスターしやすいです。
サーバサイド:java、php
(2)いろんなアルバイト
私が学生時代には、お金目的のアルバイトはするなと言われており、中にはアルバイトが禁止されている人もいました。お金は会社で働けば、アルバイトで稼ぐよりもずっと効率的に多く稼ぐことができるようになるという意図からです。
単に遊びのためのお金を稼ぐためにアルバイトを行うのは、ちょっともったい無いなと思います。
もし今何かのアルバイトをしているのであれば、
- 仕事の目的はなんなのか
- もっと効率化できるとこはないか
- 論理的にコミュニケーションを取ってみる
みたいなことを考えながら仕事すると将来きっと役に立つ時が来るはずです。
エンジニアは、日々違う仕事をしており、常に先々ですること、生産性をあげる方法を考える必要があります。
そういった意味でも、アルバイトはお金目的でなく、社会人として働く上で必要な知識と経験を得る機会だと思って働くの良いのではないでしょうか。
(3)恋愛
男性の場合は特に学生時代に恋愛をしておいたほうが良いでしょう。
というのも情報系の大学へ通っている人であれば想像はつきやすいですが、IT企業は基本的に男性の割合が高いです。
私の会社の場合は
といった感じです。
プロジェクトによっては、その3割の女性が集中することもありますが、男性だけ構成されているプロジェクトが多いですね。
(4)読書
これが一番重要かもしれません。
【読書を通じて得られること】
- 話題作り
- 語彙力
- 文章力
- コミュニケーション力
読書を通じて得られることは多いので、時間のある学生時代に読む習慣があるといいですね。
具体的には、本を読むことで幅広い知識を得ることができ、会話のレパートリーが増え、半強制的に参加させられる飲み会での雑談でも困らなくなりますよ。(笑)
もう少し付け加えると、
システムエンジニアは顧客との打ち合わせなどコミュニケーションが多い職種なので、相手に理解しやすい文章で伝えるということが非常に大切な能力の1つです。
社会人になると1ヶ月に1冊も読まない人が6割以上いるそうなので、
今のうちに1ヶ月に1冊でもいいので、本を読む習慣を身につけましょう。
まとめ
現役エンジニアとして、過去を振り返りながら、IT業界で働くために必要なスキルや今のうちにやっておくべきことを説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
将来IT業界で働きたい方は今のうちにできることを考え、色々挑戦してみましょう。
それでは、また。
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