男「そうですね。いつの間にか……」
女「ぶぶ漬けでもいかがですか?」
男(来たっ……!)
男(たしかこの人は京都出身で、ぶぶ漬けはお茶漬けのこと。『ぶぶ漬けいかが』は京都では“帰れよ”の合図……)
男(話は弾んでたけど、内心さっさと帰れって思ってたってことか)
男「分かりました……帰ります」スッ
女「えっ!?」
イチオシ記事
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} else {
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}
男「なんですか?」
女「ぶぶ漬け、食べていって下さいよ」
男(追い打ちかよ。そんなに帰って欲しいってことかよ。流石にショックだ)
男「はい、帰ります」
女「いえ、だから、待って下さい!」
男「は!?」
未だ帰らず
パロディモード懐かしいなw
男(三度目……!)
男(これはもう“とっとと帰らねえと命ねえぞ”ぐらいの意味と見た!)
男「わ、分かりましたよ! 帰ります!」バタバタ
女「だから、ぶぶ漬け食べていって下さい!」
男「分かりましたから、すぐ出ていきますって!」
女「あ、ちょっと!」
男「失礼しまーす!」
ぶぶ漬け伝説の由来でもあるけど
好意をもってて引き留めたい男性に夕飯時にいきなりお茶漬けはださんわね笑笑
もうちょっと気張った内容の
ごはん作るとおもうよ
男「ふぅ、やっと出てこれた……」
男「ぶぶ漬け勧められるって都市伝説かと思ってたけど、マジであるんだなー」
女「待ってぇぇぇぇぇ!」タタタッ
男「え」
女「ほら! ぶぶ漬け! 作ったから! 食べて!」ホカホカ
男「ひいい、ぶぶ漬け持って追ってきた!」
ワロタ
男(捕まったら何されるか分からねえ!)
男「失礼しますっ!」ダッ
女「待ってぇぇぇぇぇ!」ダッ
男(やべえ、向こうも走り出してきた!)
女「ぶぶ漬け食べてぇぇぇぇぇ!」
タタタッ… ダダダッ…
「ぶぶ漬けいかがどすか?」と問いかけ、婉曲に帰りを促す技である。
”ぶぶ漬け”とは、”お茶漬け”のことだけど、どんなに客が待ってもぶぶ漬けが出てくることはない。
これを間に受けて大人しくまっているヤツは「無粋な人どすなぁ」と陰でバカにされてしまうという話なのだ。
しかし、こんなことを言われれば意地でも反抗したいのが人情ってもの。
「ぶぶ漬けでも食べていきなはれ」と言われたら、ハキハキと「大盛りでお願いします!」とか
「しじみのミソ汁もいいですか?」ぐらいは自然に口をつくだろう。
だが、そんなチマチマとした受け身な姿勢でよいのだろうか?! やはり攻撃こそ最大の防御なり!
京都のお宅を訪問するからには、自ら”ぶぶ漬け”を忍ばせて訪問するぐらいの備えと心構えが必要である。
そして敢えて長居を決め込み、「ぶぶ漬けでも食べていきなはれ」と言われたら、「いえ、手持ちのものがありますから」と
その場でオカ持ちから”ぶぶ漬け”を取り出してムシャムシャと食べ始める。もちろん、それだけじゃ許さない!!
逆に「ぶぶ漬けいかがどす?」と、こちらから茶碗を差し出してやるのだ! ”必殺ぶぶ漬け返し”!
京の伝統に従って、ぶぶ漬けをすすめられた者はその場を立ち去らねばならない。
相手は自分の家であるにも関わらず、荷物をまとめてその家を出て行くことになるわけだ。
途方にくれた相手がとりあえずホテルで一泊を過ごそうとしても、先回りしてホテルの前に”ぶぶ漬け”を置いておく。
ドラキュラが十字架を恐れるように、京都人は”ぶぶ漬け”を越えることができない。
仕上げはここからだ。途方に暮れる相手の前にタイミングよく現れて仲直りを持ちかけて温泉へと誘いだす。
そして相手がリラックスして湯につかっているところに、ご飯とお茶っ葉をぶち入れて叫ぶのだ! 「どうだー! おまえが、ぶぶ漬けだー!!!」
だが一度噴火した怒りの火山は相手を退治したぐらいでは納まらない!
今度は、”ぶぶ漬け”宅配業者となって京の都を恐怖に陥れてやる! まず手近なラーメン屋に忍び込み、
かかってきた注文の電話を何食わぬ顔でとる。
そしてラーメンの出前を頼んだ気になって油断している客の家に、いきなり”ぶぶ漬け”を届けてやるのだ!
宅:「お待たせしました。来来軒でーす!」 子:「わーい、らーめんらーめん!」
宅:「おい、ぼうず。これはな…ぶぶ漬けだーー!!!!」 子:「ぎゃーー!」
一家で出前ラーメンを食べるはずの楽しい夕べは、”ぶぶ漬け”によって家を追い立てられる悲劇の時間に変わるのだ!!
京都人である以上、この不文律を破ることは許されない。京の都は家を失った人であふれかえる。子供達は全員トラウマだ。
更に今度は市の職員を装い、家から追い出され腹を空かせた人々の前に現れて食料配給を行うのである。
もちろん、配給する食糧は”ぶぶ漬け”に決まっている。そして集まってきた人々に茶碗を差し出しながらこうささやくのだ…。
「ぶぶ漬け食べますか? 京都人やめますか?」
これ好き
ドンッ!
通行人A「いてっ!」
ドンッ!
通行人B「気をつけろ!」
男「すみません!」タタタッ
女「ぶぶ漬け! ぶぶ漬け! ぶぶ漬け!」タタタッ
男(まだ追ってくる! 巧みに人をかわしながら!)
男「はぁ、はぁ、はぁ……」
男「……」キョロキョロ
男(撒けたか……?)
男(撒けたみたいだな)
男「よし、駅へ向かおう」
Source: V速ニュップ
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