TVアニメ『呪術廻戦』虎杖悠仁役・榎木淳弥インタビュー「虎杖たちが真人にどう苦しめられていくのか注目して」

　TVアニメ『呪術廻戦』が、現在絶賛放送中。発売中のPASH!12月号では、呪術高専の1年生となった虎杖悠仁と、彼の担任である五条悟をフィーチャー。これまでのふたりの軌跡を、虎杖悠仁役・榎木淳弥さんのインタビューとともに特集しています。

　今回、そんな榎木さんのインタビューの一部を、PASH!PLUSにて特別公開しちゃいます！

榎木淳弥インタビュー

――元々原作漫画については、どんな印象をお持ちでしたか？

　「呪術」というテーマを題材にしていて、ときどきキツめな描写もあるんですけど、全体を通してみるとキツくなりすぎていないし、テンポが良くて読みやすいなと感じました。あとは、展開が読めないところも魅力のひとつなのかなと思います。『呪術廻戦』は重要なキャラクターが死んでしまったり、高度な頭脳戦が繰り広げられたりするんです。なので、セリフ一つひとつに対して「これはどういう意味なんだろう？」って考えさせられますし、そのうえで後になって「あっ、こういう意味か！」と分かるような複雑な作りをしている部分がけっこうあって。だからこそ先を予測する楽しみも生まれるのかなと。

――TVアニメ放送がスタートしましたが、初めて映像を観たときの感想をお聞かせください。

　原作がモノトーンだからこそ、色がつくとこんなに鮮やかになるのか…と改めて実感しました。ただ現実世界でも、日常のものって意外と色鮮やかだったりするので、そういう意味ではリアリティがあるなとも思います。それとやっぱり戦闘シーンではキャラクターたちがめちゃめちゃ動いていましたよね。カメラワークも含め、今まであまり見たことがない動きが見られたから、すごく楽しかったし新鮮でした。あとはOPやEDもスゴかったなと。OPは最初から最後までずっと映像が綺麗でしたし、EDはまるでミュージックビデオを観ているかのような感覚になるくらいオシャレで。ぜひ、毎週OPとEDもしっかりと欠かさず観ていただけると嬉しいです。

――伏黒恵役の内田雄馬さんとの掛け合いで印象に残っていることは？

　伏黒とは淡々としたやり取りといいますか、わりと自然体で会話しているなと思います。個人的に、伏黒との会話シーンでは、友達というよりも同年代の仲間という感覚が強く現れるなと感じながら収録していますね。

――では、釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美さんはいかがでしょう？

　釘崎とは言い合うシーンが何度かあるんですけど、そのときのテンポ感がいつも面白くて。とにかく瀬戸さんの勢いがすごいんですよ。だから毎回僕もその勢いに合わせて負けないように返しています。

――最後に、第7話以降の放送も楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

　呪霊たちとの戦いがこれから本格化してきて、目が離せない展開になっていきます。僕は真人というキャラクターが気になっているんですけど、真人は〝純粋な悪〟みたいな感じで、どうやって相手を傷つけようかというのを考えるキャラクターなんですよ。なので今後、虎杖たちが真人にどう苦しめられていくのかも注目してみてください。そして本編ではまだ虎杖は伏黒たちに死んだと思われているので（笑）、そこの問題がどう解決するのかも見どころになってくるのかなと。（アニメ制作会社の）MAPPAさんが毎回素晴らしい作画で描いてくださっているので、僕も早く続きを観たいです。

（※PASH!2020年12月号より抜粋）

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PASH! 2020年 12 月号 [雑誌]