神谷浩史、7thシングル「BRAND NEW WAY」インタビュー!制作にいたった理由や、曲の印象を語る

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 神谷浩史さんが、7thシングルとなる「BRAND NEW WAY」をリリース。今回インタビューを行い、制作にいたった理由や、曲の印象などを伺いました。

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神谷浩史インタビュー

――今回のシングル『BRAND NEW WAY』制作のきっかけ、テーマを教えてください。

 去年リリースしたミニアルバム『TP』をあるべき姿で発売ができなかった感覚があったんです。というのも、このアルバムを引っさげてのライブや発売記念キャンペーンを計画していたんですが緊急事態宣言が発令されている最中での発売になり全て中止、皆さんのお手元にも届きにくい環境になってしまいました。

 その代わりに何かできないかという話になり、応募者限定でスペシャル番組の配信をさせていただいたんです。普段のリリースイベントでは、最後にそのときにしか見られない映像などを会場の皆さんに楽しんでいただいているんですけど、オンライン開催でもそういったものがあるといいんじゃないかなと思ったんです。そこで僕から「1曲作りませんか」と提案させてもらいました。こんな状況ですし、“エンタメは止まっていない”というところを皆さんにお見せしたかったんです。そのときにできたのが「more than Zero」です。

 いつ発売されるかはわからないけど、次に向けて動いていることをオンラインイベントで発表させていただきました。そこからどうやってCDにしていこうかと話し合っていくうちに、コロナの状況もだんだん見えてきて3月に向けてリリースしていきましょうかと。「more than Zero」以外にさらに2曲作りましょうということでできたのが今回のシングルです。

――イベントに合わせて制作された「more than Zero」ですが、この曲が選ばれた経緯やその際のオーダーについて教えてください。
 
 先ほど言ったように、次の曲を作っているというところをお見せするために「more than Zero」を作らせていただきました。10周年で一区切りした次の展開はまったく考えていなかったんですけど、コロナ禍でもエンタメを止めないためにも「“もう一歩”を作っておいた方がいいんじゃないか」という提案をしていて。それを汲んでいただいて、エンタメを届けにくいなかでも新たに届けていこうという意思を表明するような曲になったと思います。

 曲自体はコンペで選ばせていただいて、作詞は只野(菜摘)さんにお願いしました。作曲の黒須(克彦)さんともども鉄板の2人ですね。今までお世話になっているお2人に、もう1回ゼロから始めていく楽曲をお願いさせていただきました。

 只野さんには“大人のはじめの一歩”で歌詞をオーダーしました。「大人がいまさらはじめの一歩もないだろう」と思ったんですけど、どんな状況でも何歳になってもはじめの一歩はありますよね。

 スペシャル番組内の映像では、曲と歌詞ができたあとに、仮歌作業といってレコーディングの前にキーを合わせたりする作業があるんです。その時の様子を映像にしていただいて、イベントの最後にちょっとしたサプライズで流しました。

――「BRAND NEW WAY」のイメージや印象を教えてください。

 これまで歌ってこなかったさわやかというか、そういった雰囲気の曲ですね。『ハレヨン』をリリースしたあたりからミニアルバムでは自分から提案させてもらうことが多かったんですけど、シングルはそうではなくて。ぶっちゃけると毎回おまかせしているんです。

 当初音楽活動を継続していこうという意識はそれほど強くなかったんですけど、5年目を迎えた際に「また一から始めてみましょうか」ということで『START AGAIN』を作らせていただいたんです。そこからさらに5年経って10年を迎えて、今回はゼロから始めていこうと。なんとなく自分のなかに5年おきにそういうタームがあるのかもしれないですね。

 こちらからオーダーしたことは特にないですが、リリースが3月なのでこれまで扱ったことがなかった桜ソング、卒業とか旅立ちを彷彿とした曲がいいんじゃないかということは念頭に置きつつコンペで決めました。詞は初期の頃にお世話になっていた渡邊亜希子さんにお願いしています。

――「Chuuu!!!」のイメージや印象を教えてください。

 「Chuuu!!!」に関しては他の2曲とのバランスを見て、「こういう曲があってもいいんじゃない?」ということで選んでもらいました。1曲目が渡邊さん、2曲目が只野さんに作詞をお願いしているので、ディレクターさんから3曲とも女性の作詞家さんにお願いするのはどうですかとご提案いただいてたんです。

 でもあがってきたのがムードのある曲だったので、「zoppさんにエロい歌詞を書いてもらったら面白いんじゃない?」と乱暴な提案をしたら、本当にzoppさんにお願いしてくださって! 詞もすぐにあがってきましたね。言葉は悪いんですけど、いい感じにダサくて(笑)。悪口じゃないですよ!

 あ、僕が「ちょっと勘違いしたモテる男の人が歌詞から見えるといいかも」と伝えたかもしれない。それで勘違いしすぎなダサい男の歌詞があがってきました。ちょっと直してもらったりもしましたが、この際だからやりきろうということでできた曲です。

 タイトルはいつもzoppさんからいくつか候補をもらっています。手を加えてもいいと言っていただいているので、そのなかから選んだものをアレンジすることもありますね。僕はクリエイターさんが生み出した言葉って特別な力があると思っているので、なるべくzoppさんが生み出した言葉を組み合わせてタイトルを作りたいなと。

 それが今回は曲にマッチしたダサいにダサいを重ねたタイトルがどんどん出てきまして。これはもう突き抜けたタイトルにするしかないんじゃないか、もう意味のわからないタイトルの方がいいんじゃないかということで、僕の方からこのタイトルを提案させていただきました。

――今回のCDジャケットの撮影や、「BRAND NEW WAY」のMV撮影の感想や撮影時のエピソードなどを教えてください。

 撮影に関してもミニアルバムは僕からコンセプトだったり色々提案させてもらうんですけど、シングルはおまかせなんですよね。10周年を迎えてからのはじめの一歩でしたし、なおのこと全体的におまかせしました。

 ただ、2009年にリリースした「ハレノヒ」みたいな顔のアップはさすがにもう無理ですとはお伝えしました(笑)。もちろんそれはくみ取っていただいたジャケットになっております。僕は遠くの方にいます! かろうじて僕だとわかる感じかな。スタジオをふらっと歩いているところをカメラマンさんと喋りながら撮ってもらって、いいものに仕上げていただきました。一歩踏み出す、そんな雰囲気があるんじゃないでしょうか。

 MVはまた河谷監督にお願いしたんですけど、だいぶ前に「やりつくした」と言われていて。その割に毎回引き受けてくださるのでありがたいですね(笑)。いつも色々なアイディアを出してもらうんですが、今回も2つありました。1つは実現するのが難しそうなものだったんですけど、いつかやりたいという話をしているので今はまだ秘密にしておきます。

 今回のMVは1人でレコーディングしているようなところをお洒落に撮っていただきました。謎の廃墟みたいなところで僕がレコーディングして、それを自分で編集して……というところを切り取った感じですね。

 河谷監督は割といつもMVのバックグラウンドストーリーも一緒に伝えてくださるんですけど、今回はイメージ先行というか。「謎の場所で1人でレコーディングしているっていうのはどうですか?」みたいなことを言われましたね。

 僕もどういう意図があるのか知らされないまま、カットごとに着けてるヘッドホンを変えたり、謎の機材に向かってみたり、Macを3台並べて使いこなして編集している雰囲気を出してみたり(笑)。それが河谷監督の手で編集され、素敵な映像になっていますのでお楽しみに。

■神谷浩史7thシングル「BRAND NEW WAY」発売中

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豪華盤 (初回限定生産)
CD 3曲収録+BD
LACM-34080
¥2,640(10%税込)/¥2,400(税抜)

通常版
CD 3曲収録
LACM-24080
¥1,540(10%税込)/¥1,400(税抜)

Kiramune 公式サイト:http://kiramune.jp/

© Kiramune Project

Source: PASH! PLUS

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