寺島惇太、濱健人、神尾晋一郎、仲村宗悟が初参加！妄想力を見せつけた『ようこそ妄想営業部へ Season3』イベントレポート

　架空の総合商社を舞台に“妄想力”を試される即興ドラマバラエティ『ようこそ妄想営業部へ』。そのステージイベント『ようこそ妄想営業部へ Season3』が6月27日に日本橋三井ホールにて開催されました。

　『ようこそ妄想営業部へ』とは、アニメ専門チャンネル「アニマックス」のオリジナル声優イベント。伊東ケント役・伊東健人、西山コータロー役・西山宏太朗さん、駒田ワタル役・駒田航さん、榊原ユウキ役・榊原優希さん、八代タク役・八代拓さん、石谷ハルキ役・石谷春貴さんら声優たちがスーツ姿で登場し、MCの吉田尚記アナウンサーの指示のもと、さまざまな妄想セリフや妄想シチュエーションを披露し、ファンを熱狂させています。

　「Season3」からは新メンバーとして、寺島ジュンタ役・寺島惇太さん、濱ケント役・濱健人さん、シンイチロー・神尾役・神尾晋一郎さん、仲村シューゴ役・仲村宗悟さんが参加し、さらにパワーアップした内容で送られます。

イベントレポート

　この日のイベントは、これまでのあらすじのムービーからスタート。マッドサイエンティストめいた神尾さんの声に操られるように、各部署の面々がうなだれたまま研究開発部のラボに登場します。

　彼らが我に返ったところで研究開発部の2人もステージに姿を現し、特殊な音波を使って“6月27日にラボを訪れる”暗示をかけたことを明かします。駒田さんがラボを出て帰ろうとしますが、体がいうことを聞かず、ラボから出ることは叶いませんでした。

　このまま研究開発部が好き勝手に妄想力開発実験を行うのかと思いきや、社長の信頼も厚い吉田部長が現れます。研究開発部と吉田さん以外の面々を置き去りにしつつ、吉田部長監視のもと妄想力開発実験が行われることに……。

　芝居パートが終了すると、さっそく各メンバーの妄想力が試される実験がスタート！　しかし、まずはSeason3から加わった寺島さんと濱さんの妄想力を見たいということで、なぜかSeason1からいる西山さんを含めた3人で即興劇をするよう指示が。

　その即興劇のシチュエーションを選ぶのはもちろんお客さんです。提示された4つのシチュエーションを番号に応じた色のペンライトを振ります。

　トップバッターはやはり経験豊富（？）な西山さんでしたが、「気になる先輩の髪の香りがいつもと違う。原因を突き止めろ！」というシチュエーションをまさかのスプラッターなストーリーで展開。イケボ商事の面々のみならず客席までもがおののく割腹まで登場し、その後の寺島さんと濱さんはかなりやりにくそうな空気に。

　そんな状況でも2人はなんとかやりきり、同じ部署のメンバーから「よくやった」とねぎらわれていました。

　ここで終わりかと思いきや、西山さんが研究開発部の2人の妄想力も見たいと発言。いまいち乗り気ではない妄想営業部、経理部、人事部とは異なり、研究開発部は神尾さんも仲村さんも「キュンキュンさせたいよね？」とノリノリ。

　各部署のメンバーの投票で決まったシチュエーションは、やはり「気になる先輩の髪の香りがいつもと違う。原因を突き止めろ！」。2人それぞれで挑むのかと思いきや、一緒に即興劇を始めます。

　髪をかき上げるような仕草を繰り返す神尾さんがどうやら先輩役のよう。さらに仲村さんは「シン子」と親しげに神尾さん演じる先輩を呼び、2人は周りには内緒で付き合っている設定も見えてきました。今までで一番いい導入でしたが、突然仲村さんが見えない敵を察知。仲村さんが銃を構えるように指示したりと、どんどん雲行きが怪しく……。

　最後はなぜか2人で踊って終了という謎のオチがついたものの、会場は大盛り上がり！　熱演した2人はやりきったような清々しい表情でしたが、「今何を見たんですか？」と困惑した西山さんの一言に会場からは笑いが起きていました。

　妄想力開発実験はその後も順調（？）に進み、部署の全員の妄想力と連携力が試されたり、部署を越えた組み合わせでの妄想力の影響のテスト、そしてシンイチロー・神尾の「私の野望を叶えたい」という私利私欲がさく裂。

　妄想連携力の実験は、お馴染みの研究開発部が生み出したアイテムを使って部署の全員が参加。Season3ともなると、社員たちのアドリブ力がかなり上がっていることがうかがえます。

　しかし、今回が初参加の研究開発部の妄想力は彼らを上回り、他部署の社員を巻き込みながら段取りにない実験まで行う始末。これまで表に出ていなかった研究開発部の危険な部分に、「恐ろしいな……」と他の社員たちはヒソヒソ。

　恐れられても研究開発部はどこ吹く風。寝ているときに見る夢をコントロールしたいという野望のために、社員全員に無茶ぶりをします。この実験では誰でも何人でも即興劇をしてもいいことになり、「可愛い女性になってめちゃくちゃモテる夢」で西山さんは全員を指名したりとやりたい放題。

　同じシチュエーションが選ばれた榊原さんは、同じ経理部の駒田さんと寺島さん、そして濱さんを指名しますが、寺島さんはまさかの愛憎劇のナレーション担当。このナレーションで寺島さんは妄想力をいかんなく発揮！　後々「一番の収穫」とも言われた寺島さんのナレーションは、この即興劇の流れを完全に掌握していたといっても過言ではありません。

　一方で八代さんは「妄想の真骨頂は1人でやること」と言って、1人で「悪党から恋人を守って絶命する」シチュエーションにチャレンジ。ヒーローとヒロイン、悪のリーダーとその手下まで1人で演じていたため、次々と声や動きを変えなければならず、とうとう「情緒不安定？」というツッコミが。

　おまけにヒロインを守ってヒーローが倒れても、なかなか絶命しません。何度も復活する八代さんを一番近くで見ていた伊東さんは必死に笑いをこらえていましたが、時折机に顔を伏せている場面も……。

　すべての実験が終わると、妄想力の審査へ。会場のお客さん、配信を見ていたお客さんに一番妄想力の高かった部署に投票してもらいました。会場でも配信でも研究開発部の妄想力が最も高いという結果となりましたが、吉田部長はどの部署も頑張っていたとコメント。

　無事洗脳も解除された社員たちがラボを後にしていくなか、八代さんは社長から気になる電話を受けるシーンが……。物語は今後どう展開していくのでしょうか？

イベント後インタビュー

　PASH!PLUSではこの度、イベント後にキャスト陣へのインタビューを実施。今回のイベントにおけるMVPを聞いた。

西山：めちゃくちゃ悩ましいですが、惇太くんがあのナレーションやったのがすごく好きでしたね。神尾さんからのオーダーでやったのも含めて面白かったです。
伊東：僕は濱健人くん。一番慌てふためく役どころをやってくれて、見てくれている人に近い目線だったのでは。
濱：ほんとに怖かったです……。
八代：僕はケントくんですね。
伊東・濱：どっち!?（笑）
八代：伊東健人さんで（笑）。猫の被り物をしていた方。
一同：（爆笑）
八代：語尾が「な行」で終わるのに「にゃ行」にしない人を初めて見ました。一番笑いましたね。天才なんだなと。
西山：あははは！（笑）
仲村：たしかに一番おもろかった。
駒田：可愛かったよな～。
八代：あれこそセオリーではなく、その人のパーソナルだったりその人の妄想のなかにしかないものを見られたのかなって思います。涙が出るほど笑いましたね。
伊東：後続の人も「にゃ」使わなくなっちゃったもんね（苦笑）。
濱：僕は宏太朗かな。宗悟と神尾さんについてはわからないですけど、俺と惇太さんは探り探りのところがあったんです。ステージ上で目配せし合ったりとか。
神尾：一緒だよ？
濱：いいえ！
神尾：一緒。
濱：いいえ！　まったく!!　研究開発部の2人は本当にのびのびやってらっしゃいました。ずっと妄想営業部としてやってきた宏太朗が思い切った最高のお芝居をやってくれたことによって、「怖いけどやっていいんだ」って思えたことがありましたね。まさかステージ上で切腹するなんて思わないじゃないですか。……皆さんにとってはそうでもないのかな？
伊東：そうでもないかも（笑）。
石谷：僕はやっぱり八代くんですね。隣にいると心強いっていうのと、ひとつひとつのことにちゃんと反応してくれるんですよ。すごく安心できる方だし、全部の受け答えが誰も傷つけない。誰も傷つかなくて、自分だけが傷ついていくっていう
一同：（笑）
八代：悲しいなぁ。
石谷：だから、終わって一番最初に「お疲れさま」って言いました。
八代：泣きそうです（笑）。
榊原：僕は惇太さんですかね。僕の演じているユウキくんともすごく関わりのある方なんですけど、それで色々積極的に巻き込んでしまいました。「何か被弾させよう！」って思っていて、最後は物理的に銃で狙ったのにそれさえ当てることができなかった……。
寺島：「お疲れ様～！」って（笑）。
榊原：目の前に立ちはだかった壁でしたね。
寺島：僕は同じ部署のお2人がいてくれたおかげで、こういうキャラでいけばいいんだなって。でも3人でブラザーになってしまうあれは、本当に答えが何も見えない状態で。
駒田：鳥肌ものだったよね。
寺島：「あれにだけはならないでくれ！」って。
一同：（爆笑）
寺島：榊原くんが「まず着ないところから始めます」って言ってくれて、すごくありがたかった！
駒田：これでとっつきポイントができた、みたいなね。
寺島：自分には何も見えてなかったときに、2人に導いてもらえて本当に助かりました。
駒田：相当各所で面白いことが巻き起こってましたよね。神尾さんは台風の目になるし、普通に「はぁ!?」ってこともありましたけど（笑）、そこを率先してやってくれたことで雰囲気作りをしてくれたのかな。だから今日のイベントの雰囲気を確立してくれたっていう意味では神尾さんに感謝です。ただ、コンセプトの「胸キュン」っていう意味では、猫をやったイトケンくんかな（笑）。
伊東：胸キュンポイントなんてあったか!?
駒田：イトケンが猫やってキュン、みたいな。
仲村：僕は拓とまったく同じ理由で（伊東）健人なんですけど。
伊東：じゃあもういいよ（笑）。
仲村：健人のあそこが一番おもろかったんですけど（笑）、一番台本通りやってくれた吉田さんがね。
駒田：そうね。
石谷：やばかったもんなー。
仲村：ああいう人がいないと進まないので、MVPは吉田さんです。
神尾：もう宗悟くん一択ですね。全体を通して宗悟くんと、泡姫の駒田かな。
駒田：うはははは！
榊原：あ～！
駒田：おいおいおい！　音姫だよ、音姫！
神尾：みんな流せば良かったんだけど、拾われちゃったから。ここでも最後に言っとかないと。
駒田：大爆笑でしたよね
寺島：僕と濱が2人同時に目を合わせた
濱：「あれ!?」って。
寺島：濱が僕の方に振り返ってきて（笑）。
一同：（笑）
駒田：振り返らないで言って!?
濱：いや気のせいかなって思ったんですよ！
神尾：ツッコんだ瞬間、自分に来るから言えないよね（笑）。