『はめふら』『八男』『本好きの下剋上』など、2020年春アニメも豊作！「異世界転生」作品まとめ

　春アニメがスタートして早1か月が経とうとしています。

　2020年4月期アニメの傾向として、数年前から人気の「異世界転生」ものが引き続き多数ラインナップ。

　本記事では、そんな今期の「異世界転生」作品をまとめてご紹介します。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

　シリーズ累計150万部を突破した、一迅社文庫アイリスより好評刊行中の同名コミックが原作。

　まさにタイトル通り、乙女ゲームの悪役令嬢カタリナ・クラエスに転生してしまった17歳の女子高生が、ゲームの世界の彼女の結末であるハッピーエンドで〈国外追放〉、バッドエンドで〈死亡〉と究極の二択、破滅への道を回避するため奔走するその姿を描いています。

　彼女を取り囲む魅力的なキャラクターたちが織りなす世界観は数多くの人たちに支持され、原作ノベルのコミカライズ作品は、「次にくるマンガ大賞 2019」コミックス部門第4位にも選出されました。

八男って、それはないでしょう！

　こちらも、小説投稿サイト“小説家になろう”に掲載。3億5,000万回以上読まれた人気作品です。

　平凡な若手商社マン・一宮信吾（25）は、ある日、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男・ヴェンデリン（5）という存在意義さえ怪しい子どもに憑依してしまいます。信吾は家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指すことに。そんな若造が、魔法で金を稼ぎ自由に生きる姿（もちろん世界なんて救わない）を描いています。

本好きの下剋上司書になるためには手段を選んでいられません

　本作は、シリーズ累計100万部突破、“このライトノベルがすごい！”（宝島社刊）2018年、2019年で2年連続第1位（単行本・ノベルス部門）を獲得した話題作の、念願のアニメ化作品。

　現代の日本で生活している本須麗乃（もとす　うらの）は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまいます。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと……なんとそこは異世界！　魔法の力を持つ貴族たちに支配された都市・エーレンフェストに住む幼女、マインとして転生してしまったのです。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘するというストーリーが展開しています。

　2019年10月期に第1部が放送され、現在は第2部が放送中。

　第2部では、物語の舞台は神殿へ。巫女見習いになることになったマインですが、問題児ばかりの側仕え、神殿の階級社会にも振り回されることとなります。