『ユーリ!!! on ICE』のテレビ朝日による、1月29日より放送中のオリジナルTVアニメ『リーマンズクラブ』。本記事ではPASH!3月号に掲載された白鳥尊役・榎木淳弥さんと宮澄建役・三木眞一郎さんへのインタビューの一部を特別に掲載します！
白鳥尊役・榎木淳弥さんインタビュー
――『リーマンズクラブ』の物語の感想から教えてください。
社会人の実業団としてのバドミントンチームを描くというのが珍しいなと思いました。スポーツ的な面と会社員としての生活がバドミントンにもリンクしていって、相互関係があるのはおもしろい構図だと感じましたね。
バドミントンの天才と言われていた尊は、挫折を経験して新しいチームで一から出発するのですが、バドミントンで仲間と力を合わせて障害を乗り越えたり、仕事を通じてみんなと仲良くなっていきます。
このふたつの側面を演じられるので、演じ甲斐があって楽しい作品だと思っています。
――特にお気に入りのシーンは？
やっぱりバドミントンのシーンは気合いが入っていておもしろいですね。白鳥は先読みという能力を持っているのですが、それを発動するシーンはBGMも
相まって、すごくカッコいいなと思いました。
リアルなバドミントンの動きも感じつつ、アニメらしい派手さもあって、見事なバランスで作画されています。あとはけっこうお酒を飲むシーンも多くて、酔っ払い感は自分なりにこだわったので、そこは注目してほしいです。
酔っ払う演技って、自分が酔っているときはそれを知覚できないので、すごく難しくて。だから「こんな感じかな？」と考えながら演じていました。いつもと違ってだらしない白鳥も観ていただけると思います。
――最後にPASH！読者へメッセージをお願いします。
『リーマンズクラブ』は競技シーンが観どころの作品です。スタッフの皆様もバドミントンに強い想い入れがあって、情熱を持って描かれていますので、ぜひぜひ注目していただければと思います！
宮澄建役・三木眞一郎さんインタビュー
――『リーマンズクラブ』の物語の感想から教えてください。
率直におもしろいなと思いました。これまでスポーツを扱った作品は多々あれど、実業団の社会人を描いたスポーツものはなかったと思うので、これは新しいなと。
実業団の選手ならではだと思った部分としては、スポーツだけに時間を使っていられないところですね。会社に属しているので、まずは配属されている部署の仕事を全うしないと、クラブ活動には参加できないわけじゃないですか。
そういう意味では学生やプロのスポーツものとは違う部分があって、「リアルな実業団ってこういう感じなんだな」と学びを得ました。
――建は“バドリーマン”という二足のわらじ生活を送っていますが、ご自身にもできそうでしょうか？
これは難しいですよ。やりたいことがあっても、そこになかなかお金と時間を掛けられない。本業のほうが疎かになってもいけないし。だからすごいと思いますよ、実業団の選手は。ちゃんと会社の仕事をやった上で、スポーツマンとして競技シーンでも活躍するんですから。
僕自身はモータースポーツが好きで、レーシングチームで走ったりしていますが、本当はもっと充実させたいと思っても、なかなか難しいなと実感しています。
今は声優をやらせていただいて、その上で普通の人生も送らせていただいているという二足のわらじをすでに履いていますから、それで精一杯かなと思います。
――確かに“バドリーマン”のハードさは第1話から描かれていますよね。
すごくリアルだなと思ったのが、大会成績に伴い実業団界でも会社ごとにヒエラルキーみたいなものもあって、そこも描かれているんですよね。ちゃんと仕事もやらなきゃいけなくて、それぞれ背負っているものも違って、それが上手くいかないと彼らの生活も成り立たないわけですし。
これが他の学生やプロのスポーツものともまたちょっと違うところで、おもしろいです。
――最後にPASH！読者へメッセージをお願いします。
実業団のバドミントン部のお話ということで、きっとみなさんが今まで観たことのない展開があると思います。社会人であり、スポーツマンであり、仕事や家族といろいろなものを背負っている姿が、リアルに描かれている作品です。
きっと観る年代によっても、また違った感想が生まれるのではないでしょうか。このチームの行く末を、みなさんに楽しく見守っていただけたらなと思っております。よろしくお願いします。
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Source: PASH! PLUS
