アニメ『ラブオールプレー』谷山紀章さんが“遊佐、よくやった！”と思ったシーンは？キャストインタビューの一部を掲載！サイン色紙のプレゼントキャンペーンも実施中

　2022年4月より読売テレビ・日本テレビ系列ほかにて放送中のアニメ『ラブオールプレー』。本記事では『PASH!』7月号に掲載された、遊佐賢人役・谷山紀章さんへのインタビューの一部を特別に掲載します！

遊佐賢人役・谷山紀章さんインタビュー

――ご自身が演じる遊佐賢人の印象を教えてください。

　遊佐は主人公の水嶋ら1年坊からしてみれば“怖い”という印象があって。“シュッとしていて近寄り難い、カリスマ性がある1個上の先輩”という役割を担っているキャラクターですよね。

　ただ、学生時代に何かしら部活動に所属していた人なら共感いただけると思うんですけど、1個上や2個上、それか1個下や2個下って、なんか独特な距離感があるじゃないですか（笑）。3個上とかだと世代がひとつ違うからそこまで圧迫感とかないけど、ひとつふたつ年齢が違うとそう感じるみたいな。それが遊佐と水嶋たちにも言えるんじゃないかなと思います。

　それと彼は里佳が絡んでくると可愛げがありまして（笑）。水嶋と里佳が姉弟だと知ったとき、ブチ切れていましたけど、そこである意味、彼の“弱点”が白日の下に晒されましたよね。だから第8話～第9話でようやく、遊佐は決して完璧な人間ではないと明らかになりました。

――里佳絡みですと、団体戦での優勝を逃してしまい「三冠をとったらデートする」という約束が叶いませんでしたね。遊佐が悔し涙を滲ませた理由はそれだったと分かるシーンも印象深いです。

　そこのミスリードも面白かったですよね。「ここまで二枚目から三枚目に落ちるのか!?」とビックリしました。遊佐の情けないシーンはわざと情けないトーンでやってみたんですけど、それで音響監督からOKをいただいたんですよ。キャラとしてのフリ幅が面白いし、演じ甲斐があるなと実感しました。

――演じるうえで大切にされていることは？

　“弱点”が晒されるまでは怖い先輩というイメージが強いので、第2話の初登場のときに音響監督から「もうちょっと声のトーンを低くしてほしい」とディレクションがあって、それは常に意識しています。

　あとは「ちゃんと1年の時を経て、2年生になっている感じを出してほしい」とも言われましたね。1年生と2年生の差をより濃くしたかったのかなと思いました。それと遊佐は水嶋から憧れられる存在でもあるので、説得力を持たせたいなと心がけています。

――「俺の相方は……穴じゃねえッ！」と叫ぶところもすごく熱かったです。

　別にカッコつけているわけじゃなくて、本当に横川にそう思わせたくないというのが伝わってきますよね。結局そのあと横川も奮起して、その試合の後日にいい感じに持ち直していたのでよかったです。いや～、遊佐、よくやった！

――第7話では、遊佐と横川の過去エピソードも描かれました。

　おそらく遊佐って、中学時代のときから名の知れたプレイヤーだったと思うんですよ。そして高校生になってもずっとエリート街道を歩んでいて、そんななかで「こいつすごいな！」と心から思えるヤツ（＝横川）と出会って。あのとき、遊佐が横川に掛けた言葉は全て素直な感想だったと思います。だから僕もそのシーンでは、素直に演じていきました。

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