キャラの良さみが深くてグラブルを勧めたい話:寿命がないナタクさんの“どうなりたいのか”という終わりについて

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▲SSレア[演舞の武神]ナタク(上限解放後)

 『グランブルーファンタジー(グラブル)』9周年のお祝いが一段落つき、さまざまなアップデートも実装されて、さまざまな楽しみが増えたところですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 今回紹介したいのは、性能調整と強化が入ったことに加えて、浴衣バージョン(4月18日18:59までの登場。※今後も登場する可能性があります。登場期間はゲーム内でご確認ください)の登場で注目を集めているナタク!

 もとよりマイペースながらピンチのときには頼りがいのある姿や、多彩な趣味を通じて見えてくる一面、武勇を誇る星晶獣にとどまらない、その魅力について深掘りしていきます。

※本記事の内容は筆者による独自の解釈によるものです。サイゲームスおよび『グランブルーファンタジー』開発チームの意見とは異なります。

キャラ紹介:ナタク

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▲SSレア[冀求の武神]ナタク

年齢 不明
身長 189cm
種族 星晶獣
趣味 今は読書と絵を描くこと
好き 戦闘
苦手 特になし
声優 岸尾だいすけ
関連ストーリー 星の獣のレゾナンス
因果の匂い、果ての空
星のおとし子、空のいとし子

 
 自由自在に空を駆け、比類なき力を振るう武神。討伐すべき獲物をあまねく捉えるための瞳は、しかし時に小さな人間の営みへと興味深く向けられるのだった。(ルリアノート登場人物紹介 SSレア[冀求の武神]ナタク より)

 ナタクは、神にも等しい力を与えられた大いなる獣“星晶獣”のひとり。現在は同じく星晶獣であるサテュロスを始めとした、星晶獣のお友達集団“星トモ”に属しつつ、自由に行動しています。

 穏やかな生活をしている一方で、その実力は非常に高く、星晶獣同士の戦いでもそうそう苦戦はしないほどの実力者。後述の趣味によって蓄えられた豊富な知識量による的確な判断も相まって、荒事の際には非常に頼れる仲間です。

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*注釈1▲普段は街で買い物をするなど、普通の生活を楽しんでいる様子です。

好き≠趣味。独特かつ真剣な戦いへの臨み方

 ナタクについて、プロフィールや紹介を見た人が連想するのはやはり“戦闘”。好きなものとして挙げられており、“住処に立ち入ってケンカをしていた”という理由でメドゥーサとバアルをひとまとめに相手取り、あまつさえ勝利したという武勇伝から、ゲーム中のキャラ名に冠される“武神”の通り勇猛な印象が非常に強めです。

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*注釈2

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*注釈3▲笑みを浮かべているものの、その迫力と相まってまさしく“獰猛”というべき姿……!

 しかし、彼の言動を見ていると、戦うことは好きではあるものの、「今も昔も、俺は結局戦うための存在だ」という発言から“戦いが好き”という自分は“そうプログラムされたから”と冷静に解釈している模様。

 しかし、戦いについて冷めた見方をしているかといえばそれも当てはまらず、自身の意思で戦うことに重きを置き、“命を懸けて戦いに臨む”という、“死”がない星晶獣である自分にはできないヒトの行動に敬意を抱くなど、“戦う姿勢”を尊ぶ独自の美学が感じられます。

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*注釈1

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*注釈1▲自分自身や戦いに対する見解はどこか達観したものをうかがわせます。

意識的に“ズレてる”タイプ? マイペースなのに頼れるお兄さん

 前述の通り、星晶獣を2体まとめて相手にしたというエピソードがあり、昔は荒々しかったと仲間から言われるナタクですが、主人公に出会うころにはだいぶ丸い性格となった模様です。

 積極的に輪を乱すことはないですが、思ったことは口に出すタイプでメドゥーサたちからは“どこかずれてる”との評価。しかし、星トモを始めとした周囲のコミュニティでは、保護者のようなポジションに収まることもしばしばあるようです。

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*注釈2▲メドゥーサとバアルの様子を表した一言。的確かつ絶妙にふたりが反応しそうな言葉選びをしているところからも星トモの関係性の深さが感じられます。

 実際のところ、ナタクへの評価や言動に注目すると、その性格は“先天的にマイペースで行動する”というよりは(意識しているほどではないものの)“後天的にマイペースを崩さない”という性質のように感じられます。

 サテュロスのバンド招集に応じたのは音楽に興味があるから、主人公たちの旅に同行するのは“生命のリンク”への興味や趣味に活用できることから。……と仲間意識や善意はもちろんありますが、あくまで中心は“自分がどうしたいのか”というところがポイント。

 何かと手を貸してくれつつも、あくまで“自分の意志”を中心に据えている振る舞いには、揺るぎのない意志が感じられ、どこか頼りになる雰囲気を与えてくれます。

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*注釈1

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*注釈4▲いい意味でつねに自分本位で行動を行う一方、バアルの等身大チョコ作りに参加するというノリのいい一面も。

ナタクさんの趣味=人間? 星晶獣ならではの趣味と実益

 人の営みについて興味を持っているナタクは、その営みを“趣味”を通じて楽しみながら学んでいる様子。星晶獣には寿命が存在しないことを生かしてかなりエンジョイしているようで、その趣味は読書、絵画、昆虫採集、山歩き、音楽と非常に豊富です。

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*注釈1

 特に読書量はかなりのようで、兵法書から始まり、絵本、果てはガイドブックまで網羅していたり……!? 知識量も相応のもので、調べ物はもちろんのこと、バカンスでも活躍しており、人の営みに疎い星晶獣ならではの実益となっているようです。

 改めてラインナップを眺めると文化的活動の多さが印象的なナタクの趣味ですが、主体性がシナジーする点にも注目したいところ。先述した興味が向けばガイドブックにまで手を伸ばす膨大な読書量も、その根源には“知りたい”、“やってみたい”という主体的な性格が少なからず作用しているのでは?

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*注釈5▲超常的存在である星晶獣にはおおよそ似合わない発言。インパクトすら感じるシーンですが、同時にナタクの豊富な知識が垣間見えます。

 最近興味を持ったユカタヴィラに関しては、手に取った逸品について“本来の目的を果たせなかったのではないか”と気にかけており、浴衣Verのマイページ会話では、自分に滅びが訪れたらという“もしも”について触れているところから、星晶獣とは縁遠い“自分は何をしたいか、どのようになりたいか”という主体性を無意識に求めているのではないか? と考察したくなるところです。

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*注釈6

ナタクさんの物語に感じる“自分をどう生きるか”

 マイペースながら、時に頼れる、時に和やかなメチャつよお兄さんといったイメージのナタクですが、彼のエピソードの中で描かれるテーマのひとつは“主体性”なのではないかと思います。

 あらかじめ役割が決められて寿命も存在しない、感情を持った道具とも表現できるような星晶獣の身において、ナタクはつねに外的要因によらず、自分の意志によって戦いという選択を取り続けます。

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*注釈7

 その意思は役割から解放された後も同じで、意識的か無意識かはわかりませんが“自分が何をしたいのか”、“自分はどうなりたいのか”というもっとも人間的な欲求に対して向きあっているように見られます。

 原則として“終わり”が存在しない星晶獣のナタクが、“どうなりたいのか”という終わりについてどのような見地を得るのか。浴衣Verでのある会話は、その一端ともいえるかもしれません。成長が存在しないとされている星晶獣のこれからが非常に気になるところです。

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*注釈6

【注釈】
*注釈1:SSレア[冀求の武神]ナタク フェイトエピソードより
*注釈2:シナリオイベント“星の獣のレゾナンス”より
*注釈3:SSレア [繁絆の琥珀]サテュロス フェイトエピソードより
*注釈4:SSレア[冀求の武神]ナタク ホワイトデーメッセージより
*注釈5:SSレア [水翔ける魔眼姫]メドゥーサ フェイトエピソードより
*注釈6:SSレア[演舞の武神]ナタクフェイトエピソードよりより
*注釈7:シナリオイベント“星のおとし子、空のいとし子”より

※画像はゲーム画面のキャプチャーを含む。
『グランブルーファンタジー』公式サイト
『グランブルーファンタジー』公式Twitter
(C) Cygames, Inc.

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Source: PASH! PLUS

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