怒涛の夏のアップデートも一段落がつき、今度は秋冬の新たなシナリオイベントやアップデートに期待の『グランブルーファンタジー(グラブル)』。今回の良さみが深いキャラクターは、2023年8月に開催されたシナリオイベント“Unbound Asterism”にも登場して、新たな物語の展開を予感させたフェザーです!
『グラブル』のサービス開始当初から登場している“ヴィンテージ武器”。ゲーム内では入手してもキャラクターが加入しない武器でしたが、近年、それらを身に着けているように見えるキャラクターが登場し、ユーザーの間でも話題に。シナリオイベント“Marionette Stars”ではこれらの武器が“占星武器(ホロスコープ)”と呼ばれていることがわかり、占星武器を集める謎の集団「ナビス」とその適合者たちを巡る物語が始まりました。
そして、“Unbound Asterism”では物語が進展しながらも、新たな人物、新たな事実、そして新たな謎が示され、これからの物語がさらに気になる展開に。今回は、ユーザーになじみ深いキャラクターながら“占星武器”をめぐる物語に適合者として登場することになり、その人物性にも深みが増したフェザーについて深堀りしていきます。
※本記事の内容は筆者による独自の解釈によるものです。Cygamesおよび『グランブルーファンタジー』開発チームの意見とは異なります。
キャラ紹介:フェザー
年齢 | 18歳 |
身長 | 167cm |
種族 | ヒューマン |
趣味 | 筋トレ、ランニング |
好き | 肉、拳と拳の語り合い、喧嘩、強敵(とも) |
苦手 | 煩雑な手続き、話し合い |
声優 | 斉藤壮馬 |
関連ストーリー | サウザンド・バウンド ハロウィン・ナイト ブレイブグラウンド(ハロウィン) Marionette Stars 謹賀新年!(2022) Unbound Asterism |
求道者との邂逅を経て、蒼き迅雷の闘士は果てなき旅路を行く。魂が震えるほどの強者と相まみえ、蒼空の青さを知り、新たなる目標を掲げる。全ては己の限界を超える為に。(ルリアノート登場人物紹介 SSレア[蒼き迅雷の求道者]フェザー より)
フェザーは、相手と拳をぶつけ合うことで互いに心が通じ合えると信じ、強き拳闘士を目指すヒューマンの少年。
*注釈1▲言葉より拳で語るのがモットーとのことですが、思ったことはハッキリ口に出すタイプ。拳も口も雄弁です。
若干天然気味の性格で、幼なじみのランドルからは“バカフェザー”と称される彼ですが、出会いの印象に反して実は地頭もなかなかイイものを持っている様子。
*注釈2▲斬新すぎるハロウィンへの解釈。自由な発想力は闘いの中でも活用されていそうです。
主人公に勝負を挑み断られた経験があるものの、騎空団に仲間入りすることでチャンスの完全喪失を回避している他、体づくりの一環として栄養バランスのとれた食事も重要視し、誕生日にはプレイヤーの好みをバッチリ抑えたパーティーを開くべく、冴えた秘策を使うことも。
意外と理性的な行動もあるものの、名前の通り飛んでいくような勢いで夢に向かって突き進む姿は、こちらも握りこぶしに力が入ってしまうようなアツさを感じさせます。
*注釈3▲闘いは大好きであるものの、暴力を振るいたいというわけではないフェザー。魔物の気持ちにも寄り添える良き少年です。
王道少年漫画的少年
強者を見れば闘いを挑まずにはいられない。竹を割ったような性格で、トラブルに巻き込まれる(巻き起こす)ことも。一直線に突っ走るあまり人の話が耳に入らないことやちょっと(?)抜けているところがあるものの、さわやかで痛快な姿が印象に残る男・フェザー。
“拳のぶつけ合いで心が通じ合える”をモットーに、まだ見ぬ強者を求めて邁進するアツい姿は少年漫画か格闘ゲームから飛び出てきたよう。
*注釈4▲圧倒されてなおこの発言。相手へのリスペクトも忘れません。
同郷の幼なじみ・ランドルとの関係は切っても切れないファクターです。同じように高みを目指すランドルは、ライバルである一方よき理解者でもある相手。拳(と脚)を突き合わせることもあれば、ともに強敵に挑み、お互いの言葉がさらなる新たな転機をもたらしたことも……。
*注釈1▲ランドルとのやり取りはもはや熟年夫婦の領域。コンビネーションも阿吽の呼吸です。
強さは人を孤高にするのか
フェイトエピソードや占星武器にまつわる物語の中では、困った人を放っておけず芋づる式に人助けしたり、“Marionette Stars”ではスパイとして疑われたフィオリトをもよどみなく信じることを宣言したり、清く正しい好青年として描かれてきたフェザー。
*注釈1▲客観的な根拠としては確実ではないものの、この力強い言葉には人を信じさせる力があります。
*注釈6▲これまでの出来事を水に流し、ラガッツォを団に勧誘するフェザー。本当に一切禍根なく仲間として受け入れようとしているのがわかる、実に気持ちのいいシーンです。
その一方で、彼が求める強さへの執着は並外れたもので、過去の回想では、同年代が楽しむ遊びを“やらない! 必要ない!!”とバッサリ。人と違うことを恐れない姿は、強さへの真摯な姿勢であるとともに、必要ないものを躊躇なく切り捨てられるほどストイックに“なれてしまう”苛烈さとも解釈できます。
*注釈1▲シンプルな考え方によるものか、どこか哲学的な見解に至ることも。求道者としての素質とどこか浮世離れした性質を感じます。
そして、“獅子王戦拳”を手にする際に判明した彼の原点は“強くなりたい”であり、“拳で語らう”というモットーはその結果にあたることがわかるなど、よく言えば孤高の探究者、別の見方では異端にも映ります。
先日行われたシナリオイベント“Unbound Asterism”では、占星武器の真実を前に自身の現状を問いかける姿も見せたフェザー。精神的な成長も感じさせる反面で、本質的な部分は確固としているようでもあり、占星武器の力も相まって彼の求める「強さ」の結論が彼を栄光にも破滅にも導けるようで、行く先を案じてしまいます。
*注釈1▲“百年の羊”とは“一日の獅子”は何なのか? 占星武器・獅子王戦拳に適合した時の口上も気になるところです。
占星武器の適合者たちとフェザーは拳でわかりあえるのか?
“Unbound Asterism”を経て、今後フェザーは占星武器にかかわる者たちとの因縁から、さらに大きな戦いに巻き込まれることが予想されます。
彼にしてみれば、これからナビスとの本格的な戦いに入り“彼らと拳で闘い、わかりあう”ことになっていくのでしょうが、実際のところ彼らとフェザーの相性はいかがなものなのでしょうか。
今回は、“Unbound Asterism”でさらに現れた占星武器にかかわる男性たちをおさらい。フェザーと彼らの相性も考察していきます。
※“Unbound Asterism”の真相にかかわるネタバレを避けた内容となります。
ランドル
同郷の幼なじみにして、フェザーのライバルであるランドル。天然で熱血なフェザーに対して比較的クールな性格からブレーキ役……と思いきや、強引な性格も垣間見えるなど割と似た者同士の部分もある様子。
足技こそが最強と信じ、最強の力は拳に宿ると信じているフェザーに強い対抗意識を抱く彼はまさしく好敵手……でしたが、「ナビス」との邂逅により、フェザーが自分ではなくラガッツォを「勝ちたい相手」として指したことなどをきっかけに、彼との関係性を見つめなおし、その結果占星武器“ジュワユース”を手に入れることに。
*注釈1▲フェザー以上に彼の悩みがわかるランドル。フェザーにとってはかけがえのない相手です。
己の強さを求めるフェザーに対し、フェザーの隣に立つ・倒す・高め合うための強さを求めているように見えるランドル。向かう道は完全に重なっているわけではない様子ですが、お互いの存在がお互いにとって大きなモチベーションであることに異存はなさそう。ラガッツォが加わってその道はどのように変化するのかが見どころです。
*注釈1▲今のところは、フェザーとは強さを求めることの方向性が少々異なる様子ですが……?
ラガッツォ
かつての宿敵であり、現在は拳を突き合わせて高みを目指す“コブトモ(他メンバー:フェザー、ランドル、フィオリト)”として、フェザーの鍛練仲間となったラガッツォ。見た目こそ粗暴ですが、常識的で几帳面かつ他人へのさりげないフォローもできる立派な組織人。もともと敵対していたというバックボーンから気を遣いがちな本人の意に反して、仲間からは歓迎されている様子です。
*注釈6▲軽薄な言動をしつつも、後輩の悩みを察して背中を押す姿は、理想の先輩……!
フェザーにとっては新たなライバルであるほか、“昨日の敵は今日の友”でもあるようで闘いに誘われては振り回されている様子。ランドルを含めた3人での関係は騎空団の先輩(後輩)兼ライバルという関係に落ち着きそうです。
……しかし、フェザーは言わずもがな、意外とランドルも思い立ったらアクセルベタ踏みな性格であることを考えると、ラガッツォはふたりのブレーキ役に奔走することもありえそうです。
*注釈6▲組織人としての優秀さゆえに、破天荒寄りのフェザー、ランドルに振り回されることもありそうです。
フェルディナンド
「ナビス」に属する、フェザーを含む占星武器にかかわる仲間たちの宿敵。やわらかな物腰で仲間や家族に接し、不要な争いは避け、愛と平和のために生きる人物。……ですが、倫理感が著しく欠如しており、ひとつも態度を変えることなく非道な行為に踏み込める男。
宿敵だったラガッツォにも憎悪を見せなかったフェザーですら彼には嫌悪感を見せており、ハッキリ“相いれない”とわかる相手。しかし、フェルディナンドが目的に執着する姿は、力に執着するフェザーと被って見える部分もあり、一歩間違えればそこから彼を理解できてしまうのかも……?
*注釈1▲穏やかな顔で家族への愛を語りながら、その家族の両腕を切り落とせるフェルディナンド。常人とは決定的に異なる人間性を感じさせます。
トルー
物に宿った記憶や想いを読み取り、触れた相手に幻を視せる“幻視の力”と、一晩経つとすべての記憶を忘れる体質を持つ少年(推定)。ハードな境遇に置かれながらもつねに他人のことを思いやる心優しい男の子です。
*注釈5▲自身に危害を加えられた状況下でも、他人のことを気にする善性の持ち主です。
細かいことを気にしないタイプのフェザーにとっては、物の記憶を再生できるという能力で、英雄の記憶を剣から引き出し戦うトルーは、練習相手としてフェザーが求めそうな相手のように見えます。
しかし、フェザーがトルーを鍛練に誘っている姿はあまり見られないのを見ると、“イイ奴”と認識しつつも、同じ求道者ではないと感じ、一線を引いている様子。
占星武器をめぐる物語では一緒にいる機会は少ないように見られましたが、人間性の歯車はうまい具合に合致したのか、ちょうどいい距離感で接しているようです。
*注釈5▲毎日記憶が消えることを嘆くのではなく、優しく接してくれる仲間のことをかけがえなく思うトルー。少なくともフェザーに対してもよい仲間として認識しているようです。
ラヴィリタ
ナビスの監査屋にして、類い稀なる商才を持つ商人。金銭を強く求め、“報酬に見合う価値”というポリシーを持ち、妥当ならば相手を選ばず、その身を顧みない姿は一種の精神的超人。“Unbound Asterism”ではその姿がユーザーの記憶に強く残りました。
フェザーとは立場的には対立しており、拳闘と商売で闘うフィールドも異なる相手。しかし、求めるものに真摯で一筋な姿は不思議と共通する部分を感じてしまうところが印象的です。
*注釈1▲捕まえて間もない相手に脱走の取引を持ち掛けるラヴィリタ。決して商機を逃さないプロ意識を感じます。
また、強引なようで理性的でもあるフェザーと、守銭奴のようで他人をちゃんと気遣えるラヴィリタで、もしふたりが契約を結ぶようなことがあれば、意外とすんなりいきそうに思えてしまうのもおもしろいところ。もしかしたら、良い興行主(ラヴィリタ)と選手(フェザー)の関係にもなれるのかもしれません。
*注釈5▲重大な代償を支払う、ある取引に対しての発言。ポリシーのもと、あらゆるものを例外なく勘定に含める姿勢は超人的な精神力です。
ロディ
ロディは、“満足”、“不満足”によって感情を操る占星武器パラシュの適合者である監査屋。表の顔は全空で大人気である王子様系アイドルという、『グラブル』にはいそうでなかなか見ることのなかった職業で、ユーザーとしても表の顔の活躍が楽しみなお方。
一方、“Unbound Asterism”では、接触が多かったコルルから“どこか危うい”という印象も持たれるなど、その本質は未だ明らかにはなっていません。
*注釈5▲“Unbound Asterism”では意味深な発言もいくつか。いまだ底の見えない人物です。
強さを求めるフェザーと比較すると、強さを求めるどころか一切の個人的な感情を持たない姿は例えるなら水と油。現状では立場も相まってフェザーや他の仲間たちとは相容れがたい人物ですが、これから明らかになるかもしれない、彼のより深いパーソナリティが気になります。
*注釈5▲あらゆるモノを“満足”あるいは“不満足”にさせられるパラシュは、強さを求めるフェザーにとってはある種の天敵かも?
さらなる“強いヤツ”に行け!
“強くなる”という自らの進む道に占星武器を巡る陰謀が交じり、これから更なる混乱を予想させるフェザーの物語。しかし、その混乱の中には自らの進む道を顧みる機会や新たな強敵(とも)との出会いなどもあり、決して悪いことばかりではない様子です。
善悪は別として、フィオリトやラガッツォのような力以外にも意思や使命感といった“強いモノ”を持つ者たちとの邂逅は、今のフェザーの道にいくつもの影響を与えそうです。個人的には、明るく痛快な道を行き、体だけでなく心もより強くなっていくフェザーの姿を見たいところ……!
【注釈】
*注釈1:シナリオイベント“Marionette Stars”より
*注釈2:アナザーストーリー“ハロウィン・ナイト”より
*注釈3:アナザーストーリー“ブレイブグラウンド(ハロウィン)”より
*注釈4:SSレア[蒼き迅雷の求道者]フェザー フェイトエピソードより
*注釈5:シナリオイベント“Unbound Asterism”より
*注釈6:SSレア[規律と自由の二重奏]ラガッツォ フェイトエピソードより
※画像はゲーム画面のキャプチャーを含む。
『グランブルーファンタジー』公式サイト
『グランブルーファンタジー』公式Twitter
(C) Cygames, Inc.
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