舞台『弱虫ペダル』(ペダステ)新シリーズの第4弾公演、舞台『弱虫ペダル』Over the sweat and tearsの公演タイトル、ロゴ、日程、劇場が発表。あわせて、2012年から12年続いてきた「ペダステ」シリーズの最終公演ということが発表されました。
『ペダステ』は、舞台化不可能と言われていた自転車競技を「ハンドルと役者のマイム」で再現させた革命的手法と、レースシーンでの演技の先を行く「本気の走り」で多くの方から称賛をいただき、熱狂的なファンを生み出しました。これまでに多くの若手俳優が出演し、昨今の「2.5次元舞台」が話題となるきっかけとなった作品のひとつです。
2022年、舞台『弱虫ペダル』はシリーズ10周年を迎え、演出にこれまでのシリーズで手嶋純太を演じていた鯨井康介氏を迎えて、原作のはじめから、舞台『弱虫ペダル』The Cadence!(2022年)、インターハイ1日目を描いた、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 1(2023年)、インターハイ2日目を描いた、舞台『弱虫ペダル』THE DAY2(2024年)と上演してきました。新シリーズのキャストたちによる新たな「ペダステ」は、多くのファンから熱狂的に迎え入れられました。
公演概要・チケット情報、シリーズ最終公演に向けての情報などは、近日発表予定です。
脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー
自転車という乗り物の不思議さを、いつも思いながら舞台『弱虫ペダル』を作ってきました。
自転車は、ただ2つの車輪で自立し、人間を獣より速く走らせる。それを見たことのない人には信じられない、思い込みをつくがえす、魔法のような乗り物です。
こんな不思議の実在が世界の真実なら、どんな不可能そうなことも、私達は必ずやれる。そのことが、原作『弱虫ペダル』にもずっと描かれています。
この夏私達が皆さんにお見せするのは、この物語の中でもとびきりの奇跡を主人公たちと観客たちが成し遂げる、最高のレースです。ご期待ください!
演出:鯨井康介
手嶋純太として走った時代。そして演出家として仲間の走りを見つめる今。思えばどちらも先輩の背中を追いかけながら、自分の出来る事は何かと問いかけてきた日々だったように思います。
舞台『弱虫ペダル』は、私にたくさんのチャンスと夢をくれました。それを掴み取ろうと、頭と脚を回して回して。また回して。そうやってもがき続けた日々が、遂に一つのゴールを迎えようとしています。
これまでペダステを愛し、時には沿道の花々として共に作品を彩ってくれた皆様に心からの感謝を申し上げます。ペダステって、本当にファンタスティックですね。
遂に今作最終章。涙と汗の向こうに、何が待っているのか。頼もしい仲間と、皆様と共に探しにいきたいと思います。
音楽:manzo
舞台音楽制作の経験が全くない私に、舞台『弱虫ペダル』の音楽制作のご依頼が来たのは2011年の事でした。以来、13年にわたって今回の最終公演まで音楽に携わらせていただきました。
稽古場でキャスト・スタッフさんが懸命にペダルを回す中、私は仕事場で全力で音楽制作というペダルを回し続け、いかに音楽家として健やかに育ててもらったかと思うと感謝してもしきれません。
キャスト・スタッフさんが懸命にゴールを目指すのと同じく、今回も今まで通り私は全力でペダルを回します。皆さま、その熱を、是非劇場で体感してください!
主催より
13年前、舞台化をご提案した際に、渡辺航先生からいただいた条件は「必ず実現する」ということ。それは、非常に簡潔で、大変な難題でした。まだ誰も見たことのない景色を目指し、道なき道を走る不安は計り知れないものでした。
しかしそれ以上に、未踏の場所へ辿り着けるかもしれないという期待感、突破するしかないという意地、カンパニー全員が「弱虫ペダル」を愛し、演劇を愛し、プロフェショナルとして全力で根性注入し、涙と汗を越え、繋いできたハンドルを、道を、受け継ぎながらも、変わらずここまで走り続けてきました。
この作品には、皆のかけがえのない『青春』が詰まっています。本作、舞台『弱虫ペダル』Over the sweat and tearsをもって「ペダステ」はシリーズとして大きな区切りを迎えます。
2012年2月1日の開幕から12年という時間を、舞台『弱虫ペダル』という一本道を皆様と共に走ってこられたことを、何よりも誇りに思います。
これまで舞台『弱虫ペダル』を愛し、応援いただき、誠にありがとうございました。最終公演「舞台『弱虫ペダル』Over the sweat and tears」。劇場にて、皆様のご来場をお待ちしております。
舞台『弱虫ペダル』Over the sweat and tears
公演日程:2024年8月31日(土)~9月8日(日)
劇場:シアターH
原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー
演出:鯨井康介
音楽:manzo
(C)渡辺航(秋田書店)2008/ 舞台『弱虫ペダル』製作委員会
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