逢田梨香子さん『マイメソッド』配信記念インタビュー「歌詞の前半はとにかくもがいてた昔の自分を思い出しながら書きました」

　逢田梨香子さんのデジタルシングル『マイメソッド』が7月10日に配信される。6月19日にアーティストデビュー5周年を迎えた逢田さん自身が作詞を担当し5周年を迎えての心境の変化、自分なりの前への進み方を綴っている。

　楽曲は、田中秀典さん、川口圭太さんのコライトにより制作されておりこちらにも注目だ。PASH！Plusでは逢田梨香子さんに7月10日に配信されるデジタルシングル『マイメソッド』に込めた想いを伺った。

逢田梨香子さんデジタルシングル『マイメソッド』配信記念インタビュー

――アーティストデビュー5周年を迎えられましたがデビュー当時から変わったことはありますか？

　アーティストさんの楽曲を聴くときに、より歌詞を気にしながら聴くようになりました。いいなと思った曲は歌詞を読みながら聴いたりします。この言葉のはめ方がオシャレだな〜とか、綺麗にはめすぎなくても聴き心地がいいなとか研究するようになりました。当たり前ですがひとつとして同じ歌詞の曲はないので、言葉って無限に広がってるなと。

――5年間のアーティスト活動のなかで印象に残っていることを教えてください。

　憧れのアーティストさんに楽曲を提供していただいたことです。ずっと聴いてきたやなぎなぎさんと大塚愛さんの作った曲を歌えるなんて微塵も思っていなかったので、時間が経った今でも夢のようです。

――7月10日に配信されるデジタルシングル『マイメソッド』の作詞は逢田さんご自身が担当されています。まずはタイトル『マイメソッド』に込めた想いを教えてください。

　人生を自由な旅に例えて歌詞を書いていたので、「旅」に焦点を当ててタイトルを考えていたんですが全然決まらなくて…。これはやばいと思って一旦リセットして広く捉えて考えたら、「メソッド」というワードがふと浮かんで。元々知っていた言葉ではあるんですけど、改めてちゃんと意味を調べて「これだ！」と思いました。メソッドってなんかかっこいいなって。

　正直歌詞自体は難しいことを言っているわけではないし、これが自分流の生き方です！と胸を張って言えるほどのものでもないのですが、誰にでも譲れないものや小さなルールみたいなものがあって、それを掲げて生きているんじゃないかなと思ってるんです。それは誰にも否定できるものじゃないしされたくないし、胸を張って「これがマイメソッドです！」ってみんなにも言ってもらえたらいいなとこのタイトルをつけました。

――5周年を迎えての心境の変化、自分なりの前への進み方を綴られたとのことですが、歌詞にはご自身の経験や心境が反映されているのでしょうか？　またどの部分がお気に入りですか？

　基本的に今まで作詞してきた楽曲全て、自分の経験や感じてきたことしか反映してないです。明確な景色や匂い、イメージがあるものばかりです。過去に作詞をした『ブルーアワー』という楽曲の続きみたいな部分もあるかもしれないです。『ブルーアワー』という景色に希望を見出し、とくに行くあてもないけど自分を変えたいから小さなリュックに必要最低限荷物をまとめて飛び出してみよう、みたいな。

　このままここに居てもいいんだけど、一歩飛び出したらまた違う景色が広がるのは確実で。自分次第で人生どうにでもなるんだよ！と伝えたくて。歌詞の前半はとにかくもがいてた昔の自分を思い出しながら書きました。

　好きな部分は、「君といる自分が一番好きなんだよ」です。悪い意味ではなく、人って会う人によって違う顔があると思っていて。そんななかで、ステージに立ってファンのみんなに想いを届けている自分が一番好きと感じることが沢山あったので、自分の今の気持ちを素直に書いてみました。

――作詞をされてみて難しかったこと、楽しめたこと、学んだことなどありましたら教えてください。

　基本的に難しいことだらけです。でもアーティスト活動を通して一番好きな作業でもあります。憧れのアーティストさんの歌詞を読んだりして、なんでこんなに深くて素敵な歌詞が書けるんだろう…と自分の語彙力のなさにしょっちゅう絶望してます。比べることすら大変おこがましいのですが…。

　でも自分なりに知らない言葉を探してきてそれをテーマに歌詞を書いたりすると、書き終わったころには見える景色が変わっていたりします。こんな季語があったんだ、とか、いつもなら気にせず通り過ぎてたものに足を止めて見るようになったり。あとは、めちゃくちゃ落ち込んでるときに、この気持ち歌詞にしちゃお！って思えたり無駄なことなんてないんだと思えるようになりました。

――7月10日の配信、8月8日のバースデーライブを楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いします。

　今年も誕生日当日に皆様からお祝いしてもらえることがとても楽しみです！　歌にトークに、最大限おもてなしできたらいいなと思っています！　一緒に歌って楽しみましょう!!