1988年から1996年まで『ヤングキング』で連載されていたシリーズ累計発行部数5500万部を誇る伝説的不良漫画が、令和に合わせて実写映画化! 主人公は、喧嘩もしたことのないおぼっちゃんの桐木 司(きりきつかさ)。幼い頃に自分を助けてくれた伝説の不良・村越(むらこし)に憧れ、目指していく過程で、司に初めて “仲間”ができる。彼らの存在が司を強くし、仲間を守るため、憧れの存在に近づくために不良たちと戦っていく。
そんな司を演じたのは、11人組グローバルボーイズグループJO1のメンバー・豆原一成。今作が映画初主演となる豆原さんに、撮影中のエピソードや、共演した後輩グループINIの池﨑理人さんとの関係性、映画の見どころなどをたっぷり伺った。
原作を読んで、自分が演じるとどうなるんだろう?とワクワクしました
──『BAD BOYS -THE MOVIE-』で映画初主演となりますが、お話をいただいたときの気持ちを教えてください。
これまでお芝居をさせていただく機会は何度かありましたが、今回は初めての主演、そして歴史ある作品の主人公を演じることにめちゃくちゃワクワクしました。いつかこういう不良モノをやってみたいなという気持ちがあったので、それが叶った瞬間でもあって、シンプルにすごく嬉しかったです。
──主演するにあたり、気を付けたことなどはありますか?
僕は人見知りではあるんですが、人見知りなりに男ばかりの現場で士気を高めるために、いろんな人と話すことを意識しましたね。僕が演じる司は極楽蝶のトップでもありますし、現場を盛り上げられるようにと思っていました。
──主人公の司を演じるにあたって原作やアニメを観られたそうですが、なかでも印象的だったシーンはありますか?
原作の最初のほうに、おぼっちゃんの司が窓から飛び出すシーンがあるんです。原作はキャッチ―な絵の連続で構成されていて、これを自分が演じるとどうなるんだろう?とワクワクしました。とにかく、ひとつひとつのタッチがコミカルでオーバーなので、演じるのは難しいんだろうなぁとも思ったことを覚えています。
──役作りで具体的に参考にしたものはありましたか?
台本を読んでみて、司は誰が見ても主人公という感じなんですよね。いろんなヤンキー映画やドラマを観たりもしたんですけど、例えば『ONE PEACE』のルフィだったり、『ドラゴンボール』の孫悟空のような、誰が見ても主人公だなと感じるところを自分の中に落とし込んでいきました。
──桐木 司の第一印象はどうでしたか?
司はすべてにおいて100%のリアクションをしたり、100%の受け答えをします。黒いものがなく真っ白で生きてきたんだなというのが、自分で演じてみて感じたことでした。
──豆原さんご自身と似ている部分は、どこかありましたか?
似ているのは、何かをやるときに熱くなるところですかね。司は仲間や久美ちゃんを守るために全力を尽くすし、その思いが活力になっていると思うんですが、僕自身もステージのためにとか、ファンのみなさんのためにという思いが活力になっているので、そういう部分が似ているかもしれません。…が、ここまで突っ走りはしないかな(笑)。司よりは、一歩留まることはできるかなって思っています。
推したいのは、アクションシーン!
──司は、伝説の不良・村越に憧れて家出を決意しますが、豆原さんが憧れる存在は?
物心つく前からずっと見ている『仮面ライダー』ですね。『仮面ライダー』一筋で生きてきたので、今でもカッコいいなぁと思います。『仮面ライダー』を見て、“こういう動きをしてみたいな”という憧れがあったからこそ、今回のアクションシーンやバイクに跨るシーンなどで活かすことができたんじゃないかなと思います。
──そんなシーンを撮影して、バイクの免許を取りたいと思いましたか?
いや、マジで取りたいと思いましたね。バイクを持っているメンバーがいるので、一緒にツーリングに行きたいです。僕はひとりもけっこう好きなので、1日、時間があったりしたら、ひとりでバイクを走らせるのもいいなって思ったり。今の季節、きっと気持ちいいですよね。バイクも欲しいですけど、車の免許も欲しくて。取りに行けてないんですけど。甘えてますよね、自分に(笑)。免許取りに行かなきゃ。
──映画を何回も観る方に、豆原さんの推しシーンはありますか?
やっぱりアクションシーンを細かいところまで観てほしいですね。ひとつひとつのシーンにこだわって、感情をけっこう細かく意識したつもりなので。そういうシーンがいっぱいあるので、注目してもらいたいです。
──アクションシーンが多かったですよね。普段のダンス練習とアクション稽古には、何か共通点ってあるんでしょうか。
やってみて、まったくの別物だなと思いました。ステージだとメンバーと横に並んで正面に向かって見せることが多いんですけど、アクションだと対面で行うことになるので、そこがまったく違う難しさでした。対峙する相手との息の合わせ方とか、それこそ撮っているときは芝居としての感情も乗って気持ちが上がっているので、いつもと違うタイミングになったりして、コントロールも必要になるんですよね。でも普段からダンスをしているぶん、手の動作などのインプットは早かったかなと思います。
──アクションシーンでハプニングはありましたか?
意外とハプニングとかはなく、ケガもなく終われました。大変だったことといえば、特攻服を着るシーンで僕は“さらし”を巻いてるんですよ。“さらし”を濡らして巻くことで、より締まって解けなくなるということで、濡らさなきゃいけなかったんですけど、それがめちゃくちゃ寒くて!(笑) 3月の撮影だったんですけど、上半身に冷たさを感じながら頑張ったので、ぜひそこにも注目してもらえたら嬉しいです(笑)。
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