『ゼンレスゾーンゼロ』はシーズン2に突入！ストーリーや新キャラクターなど見所を紹介

　HoYoverseが配信中の都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』が、本日6月6日のアップデートVer.2.0にて、シーズン2へと突入した。本記事ではVer.2.0注目の内容を紹介する。

※本記事の内容・掲載画像はメディア向けの先行サーバーのものであり、正式リリース版とは異なる場合があります。
※一部ネタバレが含まれる可能性があります。

　『ゼンレスゾーンゼロ（ゼンゼロ）』は来月7月4日に1周年を迎えるタイトル。HoYoverseが配信中のゲームといえば「崩壊」ワールドの世界観を軸に展開しているイメージがあるが、本作はHoYoverse節を残しつつも、これまでとはまた違う独自の世界観で物語を描くことで、新たなファン層を獲得してきた挑戦作だ。

　大規模災害「ホロウ」によって文明が崩壊したあとの世界で、「新エリー都」と呼ばれる最後の希望の地を舞台に、さまざまな陣営とそこに所属する人々の願望や思惑が絡み合う物語が人気を博している。爽快感のあるアクションも魅力のポイントで、回避やパリィ、控えキャラクターへのチェンジなど、バトルシステムがクセになるユーザーも続出しているわけだ。

　この度迎えたシーズン2では物語の舞台が新エリアに移るほか、各種システムも進化。新たな特性も登場することから、バトル面においてもこれまでとは異なる体験が待っている。

物語の舞台は衛非地区（えいひちく）へ！プロキシ兄妹が修行に!?

　シーズン1では、どこか懐かしいレトロな街並みの六分街（ろくぶんがい）を拠点に物語が展開。主人公である兄妹アキラ＆リンは表向きにはレンタルビデオ店を営みながら、裏では危険地帯・ホロウへと向かう人々をサポートする凄腕のプロキシ・パエトーンとして活動してきた。

　その過程で多くの人々、つまりはプレイアブルキャラクターである“エージェント”たちと知り合い、数々の問題を彼らと共に解決してきたのだ。そしていくつもの縁を結んだ末に、新エリー都で蠢く陰謀に触れ、危険な怪物・サクリファイスと化した敵を打ち倒すことに成功したのだった。

　シーズン1終盤にはシーズン2に向けてプロキシ兄妹の秘密も徐々に明かされ、シーズン1・アウトロでは兄妹が不思議な力を持つことが判明。ふたりは力をコントロールする術法を儀玄（イーシェン）という人物から教わることを決め、この度六分街を離れて新たに衛非地区へと旅立つことになったということだ。

　衛非地区はもともと、活性変化が激しい「ラマニアンホロウ」を観測するための地であり、その名も「“非”条理なホロウから防“衛”する」に由来しているという。兄妹が滞在することになるのは、山沿いの街・澄輝坪（ちょうきへい）だ。街並みについては後程紹介するとして、まずはこの街で体験することになる新たな物語に少しだけ触れようと思う。

　前述したようにプロキシ兄妹は儀玄のもとで術法を学ぶことを決めたわけだが、澄輝坪で出会うのは、もちろん彼女だけではない。儀玄は名高い宗門・雲嶽山（うんがくさん）の第十三代宗主であり、この雲嶽山には個性豊かな人々が所属している。兄妹は橘福福（チーフーフー）、潘引壺（パンインフー）とも親睦を深めつつ、調査と修行の日々に身を投じることになるのだ。しかし調査が進むにつれて、兄妹は衛非地区の隠された事件に迫っていき…？

▲プロキシ兄妹は新衣装が登場。これまた可愛らしい。

▲プロキシ兄妹を弟子として迎える儀玄（CV.能登麻美子）。「虚狩り」級の実力を持つとされていることから、物語的にも性能的にも、星見雅級に強いキャラクターなのではないか期待している人が多かっただろう。儀玄はシーズン2の物語において中心人物であると明言されている、注目のキャラクターだ。

▲儀玄のコスチュームも登場。黒を基調とした本コスチュームは、儀玄の髪色が映える非常に美しいデザイン。

▲かつて「零号ホロウ」で出会ったトラのシリオン・橘福福（CV.諏訪彩花）。幼い頃から儀玄に弟子入りしており、プロキシ兄妹にとっては姉弟子だ。見た目こそ幼く見えるが相当な実力者。

▲料理人・潘引壺（CV.竹内良太）。もちろん腕前はピカイチで、弟子たちの食事を日々気に掛けている。

　儀玄、橘福福、潘引壺は物語の登場にあわせて、もちろんガチャから仲間に迎えることができるので、お見逃しなく。特に儀玄は新たな特性「命破」と特別な属性「玄墨」を持つ、全く新しいスタイルのバトルを楽しめるキャラクターだ。アニバーサリーに相応しい強力なキャラクターとなっているので、ぜひ仲間に迎えたいところ。

　シーズン2では続々と登場する新たなキャラクターたちと陣営が入り乱れるなか、謎の組織「讃頌会」の陰謀や兄妹が追う「旧エリー都」陥落の真相など、プレイヤーが気になる物語が展開されることが期待できる。まずはVer.2.0で紡がれる物語を体験してほしい。

中国的雰囲気を感じられる街並み

　衛非地区はこれまで登場してきたどのエリアとも雰囲気が異なっており、現実世界でいうと中華風のモチーフや言葉が随所に見られる。HoYoverse作品でいうところの『原神』なら璃月、『崩壊：スターレイル』なら仙舟が雰囲気としては近い部分がありつつ、『ゼンゼロ』の世界観に合わせて、レトロ感と現代感が入り混じったデザインを感じられた。

　兄妹はこの地で生活にするにあたり、弟子として雲嶽山の皆さんにお世話になるわけだが、宗門の日常体験の一環として「適当観」と呼ばれる拠点の復興に臨むことにもなる。こちらはいわゆる経営シミュレーション要素で、常設コンテンツとして楽しめるものだ。福福と一緒に復興を進めて賑やかにしていこう！

▲衛非地区は新エリー都中心から離れていることから、独自の文化を形成している。六分街のレトロ感やルミナスクエアの都会感とは全く異なっており、ここもまた撮影スポットが満載。でも、ちょっぴり読み方が難しい漢字が多いかも…!?

▲ちなみに、気になるビデオ屋はなんと屋台経営に。斬新すぎる設定だ。

　そして衛非地区における探索の地として足を踏み入れることになるホロウは、新たに登場する「ラマニアンホロウ」。内部には旧時代の遺跡・航空宇宙開発区が眠っている。探索中は兄妹が習得した術法が役立つ場面も…！

待望のキャラクター強化。システム面も大幅改善

　Ver.2.0アップデートの注目ポイントとして、キャラクターの強化も挙げられる。リリース当初に登場し、可愛らしい見た目とダウナーな雰囲気が人気のエレン。しかし現在では後発の同属性キャラクターたちに性能面で後れを取っていることから、強化を希望する声が多数挙がっていた。この度エレンが強化され、より使い勝手の良い性能になったことは大変嬉しい。

　強化後エレンの詳しい性能は公式情報を確認してほしいが、以前より数倍も強くなったのは言うまでもない。今後もゲーム全体のバランスを見て、このように調整が必要なキャラクターについては強化が行われることを切に願うばかりだ。

「エレン」追加システム戦闘マニュアル

更新がまもなく完了します…

エージェント【エレン】の最新戦闘情報をデータベースに収録しました。主な内容の解析完了、どうぞお受け取りください。#ゼンゼロ #エレンジョー pic.twitter.com/Djj6SOgNiS

— ゼンレスゾーンゼロ公式 (@ZZZ_JP) May 27, 2025

　今回のバージョンではシステム的にもいくつか改善が行われている。中でも筆者が嬉しいと感じたのは、ミニマップと3Dマップの追加だ。『ゼンゼロ』のフィールドはコンパクトながらも路地裏が入り組んでいたり、さまざまなアイコンが目に入ったりと、道に迷いやすい作りとなっていた。

　さらに各エリアの位置関係も不明瞭であり、距離感などがいまいち掴めないというのが、ストーリーを楽しむうえで少し気になるポイントだったのだ。今回マップ類が追加されたことで、今まで以上に『ゼンゼロ』の世界観を楽しめるようになったのが嬉しい。加えてエリア移動の選択画面も改善され、目的地を見つけやすくなったのも大変ありがたい。

　あとはこれまで使いづらいと言わざるを得なかった任務一覧も改善され、任務の種類ごとの分類に加えて、色や記号によって任務状況も分かりやすくなった。これにより、どの任務から手を付ければいいか、進めたいと思っていた任務がどれかなどを、スムーズに判別できるようになったといえる。

　他にもさまざまな改善点や追加要素があるので、新バージョンに触れてぜひ体験してほしい。

間もなく迎える1周年。イベントや配布も満載

　アニバーサリーということで、各種イベントなどでの報酬配布量も大盤振る舞い。中でも一番の目玉は、やはり恒常のS級キャラクターと音動機の配布だろう。これまで本作をプレイしてきたユーザーにももちろん嬉しい内容だが、強力なキャラクターと武器を無料ですぐに揃えられるというのは、新規ユーザーにとっても大変嬉しい機会。好きなものをひとつずつ無料でもらえるので、まさに「『ゼンゼロ』を始めるなら今！」というタイミングなのだ。

　ストーリーについてもシーズン2の内容を先行体験できる解放機能が実装されているので、もしシーズン2から登場する新キャラクターたちが気になって本作を始めたいという人は、先行機能を活用してみてもいいかもしれない。とはいえシーズン2の物語は、これまでシーズン1で張り巡らされてきた謎や伏線が回収されることが期待できるので、ぜひシーズン1の物語も楽しんだうえで進めてほしいとは思う。

　ユーザーの声を次々と最良の形で反映し、より良いゲームへと進化し続ける『ゼンゼロ』の2年目にご注目を！