「名探偵コナン」、「まじっく快斗」、「4番サード」など数々のヒット作品を世に送り出してきた青山剛昌先生が、小学館・週刊少年サンデーにて1988年39号~1993年50号に連載されていた人気作品『YAIBA』がTVアニメ化。現在『真・侍伝 YAIBA』が、読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット 土曜夕方5時30分枠(※一部地域を除く)にて放送中だ。
PASH!+では本作のOPを飾るOPテーマ「BLADE」を担当するBLUE ENCOUNTのインタビューを実施。メンバーの田邊駿一さん(Vo. Gt.)、江口雄也さん(Gt.)、辻村勇太さん(Ba.)、高村佳秀さん(Dr.)に「BLADE」に込められた想いなどをうかがった。
BLUE ENCOUNTインタビュー
――「真・侍伝 YAIBA」のOPと初めて聞いたときはどのようことを思われましたか? また『YAIBA』についてはどのようなイメージをお持ちでしたでしょうか?
田邊:小学生時代、初めてアニメ映画を映画館に観に行ったのは名探偵コナン。90年代版YAIBAも拝見しておりました。自分の幼少期を彩ってくれた青山剛昌先生の作品にまさか主題歌として携われるなんて、、、感激と重責に入り乱れた興奮で数日は眠れなかったです。「YAIBA」といえばど真ん中に「侍魂」という真っ直ぐな熱さが在るイメージです。
江口:子供の頃に、青山先生の短編集を従兄弟に借りて何回も読ませてもらっていたので、青山先生の作品に携わる事が出来てとても嬉しいです! 「YAIBA」はまだ読んだことがなかったので、今回から楽しませてもらってます。
辻村:小学生の頃から名探偵コナンの漫画を見ていたので、青山先生の作品に携われる事にとても感激致しました。「YAIBA」は、登場する敵キャラにもとても愛着が湧きどこか憎めない存在になっている点が魅力だと思っています。
高村:小学生の頃、従兄弟の家で漫画を読んだりゲームで遊んでたりしていた「YAIBA」に、大人になってから関わることが出来るとは夢にも思っていませんでした。素晴らしい作品に少しでも華を添えるべく、良い作品を作ろうと心に決めました。
――アニメのオンエア(特にOP)を実際にご覧になってみていかがでしたか?
田邊:グラフィックの妙に圧巻の一言でした。2次元にも関わらず奥行きを感じる作画。視覚的な興奮もさることながら、その映像に自分たちの楽曲が鳴り響いている感動が凄かったです。
江口:とにかく作画、アニメーションの迫力がすごいと思いました。子供から大人まで楽しめる作品だと思います。
辻村:すごくかっこいいOPに自分たちが作った楽曲がとてもマッチしていて鳥肌が立ちました。OP後半の鬼丸とのバトルシーンも圧巻でした。疾走感や躍動感を楽曲でお手伝い出来たなら幸いです。
高村:OPはアニメーションの躍動感と楽曲の疾走感がとてもマッチしていて観ていて爽快です。ラスト、宇宙まで飛び出して行くスケールの大きさも最高です。また映像の美しさとテンポ感が非常に良く、声優の方々の演技力も相まってとても楽しくワクワクするようなアニメになっていると実感しました。
――OPテーマ「BLADE」にはどのようなテーマや想いが込められているのでしょうか?
田邊:タイトルは最初は「刃」でいこうと思ってました。しかしながら、昨今の海外でのアニメ人気やジャパニーズサムライの人気なども加味しまして、英語の「BLADE」というタイトルにしました。ありがたいことに最近海外でライブをする機会が増えてきましたので、この曲が即戦力になりますようにと願いを込めました。
刃という存在は人や何かを切りつける為にあるもの。しかしながらこの曲の中での刃は傷つけるためではなく、前に進むために掲げる心強い武器という位置付けで作詞を進めました。刃のように真っ直ぐに困難に突き進んでいきたい、という想いを込めています。
辻村:常識なんて時に荷物で
無知だからこそ挑み甲斐がある
という歌詞がとても好きです。今の世の中常識を知りすぎるあまり頭で考えすぎて身動きできない時もあると思います。自分の中で熱くなれるものを信じ、がむしゃでも挑み続ける正に侍のような曲です。
――「BLADE」のお気に入りのポイントや注目してほしいところなどをお聞かせください。
田邊:楽曲の一番最後の、僕の歌だけになるところです。エモーショナルな歌い方にこだわり、何テイクも録り直しました。もしカラオケでこの曲を歌いたいと思ってくれている方がいましたら、ラスト部分の歌唱は全力でエモくやっていただきたいです!
江口:YAIBAの世界観に合わせて、刀の音をいれたり、鉄刃の天真爛漫なやんちゃさをギターのフレーズに落とし込めたと思います。
辻村:イントロに剣の音が入っていて音楽的に鳴っているので是非聴いてみてほしいです。
高村:剣のサウンドを時にはわかりやすく、時には紛れ込むように何箇所か使用してるので、
耳を澄まして聴いてもらえると面白い発見があるかと思います。
――作詞や作曲、収録時など苦労された点や逆にこれはハマった!と感じたところなどエピソードがありましたら教えてください。
田邊:1番のAメロの自分のギターのカッティングパートのRECがかなりハードでした。BPMの速さに繊細なカッティングを際立たせないといけなかったので、めちゃくちゃ苦労しました。。
江口:音作りがとても難しく、曲の世界観に音をはめ込んでいくのに苦戦しました。
辻村:自宅でめちゃくちゃ練習してレコーディングに挑んだのでとても時間が巻きました。笑
3テイクくらいしか録ってないので新鮮な命を吹き込めたと思います。
高村:一番と二番でそれぞれ一期二期と使って頂けるのが初めてのことだったので、一番と二番で歌詞だけでなくアプローチや一番にはなかったギミックを取り入れて変化を多めにして一期でOPを聴いてくれた皆さんが二期のOPを少しでも楽しく聴いてもらえるよう工夫を凝らしました。感じ取ってもらえたらとても嬉しいです。
――最後にファンの方へ向けてメッセージをお願いします。
田邊:5月から全国ワンマンツアーが始まりました。この曲もこのツアーですごく大切なモノになっています。あなたの人生を変えることはできないかもしれませんが、あなたの明日の一歩を踏み出すきっかけになれるようにライブハウスにて全力であなたに届けます。ぜひ遊びにきてください!
江口:アニメを観て、なんか良いかも!?と思った方は、ぜひライブに足を運んでみてほしいと思います。
辻村:BLADEは自分たちのなかでもとても大切な楽曲になってきてると思います。ライブでもたくさん演奏しているので是非BLADEを生で聴いてもらって、何か感じてもらえれば嬉しいです。ライブハウスでお会い出来るのを楽しみにしています。
高村:この楽曲は「YAIBA」のOPとしてだけでなく、ライブでも大事な曲になってます。これから沢山色々な場所で演奏していくので、是非ライブに来て「BLADE」を一緒に体感してもらえたら嬉しいです。
HP:BLUE ENCOUNT オフィシャルサイト
X:@BLUEN_official
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