新作都市型オープンワールドRPG『NTE』βテストプレイレポ!ちょっぴり感じるホラー要素が日常のスパイスに

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 Perfect World Games傘下のHotta Studioが開発中の『NTE: Neverness to Everness(以下、NTE)』は、PS5、PC、スマートフォン向けのリリースが予定されている新作オープンワールドRPGです。

 7月3日~7月17日の期間中に行われたクローズドβテスト「収容テスト」を通して『NTE』がどのような世界観でどういった体験を提供してくれるのか、その一端が見えたため、今回はプレイレポートという形で紹介していきたいと思います。

■NTE CBT トレーラー:これより、収容開始!

「ヘテロシティ」へようこそ!息づく超現実都市の魅力

 『NTE』の世界に足を踏み入れてまず驚かされるのは、舞台となる都市「ヘテロシティ」の緻密さです。この街では異象(アノマリー)と人間が共存し、日常風景の中に溶け込んでいます。

 グラフィックはUnreal Engine 5の恩恵を受け、アニメ調のキャラクターたちはもちろん、現実離れした高密度な都市の景観が融合した独自のビジュアルスタイルが特徴的。街には動き回るNPCや道路を行き交う車両、エリアを横断するように走る電車など、活気に満ちた「生きている都市」としての息遣いが感じられ、歩いているだけで本当に「ヘテロシティ」に没入したかのような感覚に浸れるでしょう。

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 ヘテロシティは、それぞれが個性を持つエリアで構成されています。プレイヤーが最初に訪れることになる活気あふれる「橋間地」は、日本の繁華街を思わせる賑やかさで、プレイヤーが所属する「エイボン」の拠点でもあります。

 ほかにも昔ながらの商店街や住宅街が存在する「絵空町」や高層ビルが立ち並ぶビジネス街「ニューホランド区」、自然にあふれた「ミゲル区」など、多くのロケーションから都市の多様性を感じられます。

 またファストトラベルスポットが舌を出した電話ボックス型だったり、マップ解放の装置に「ヴェルテハイモー塔」という設定があったりと、オカルトを軸にした世界観がテキストや背景から伝わる仕上がりでした。

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 観光しながら探索するのはもちろん、さまざまな乗り物でドライブをすることも可能です。自らカーショップ「シンエツ」で購入した自慢の自家用車でルールを守ってドライブしてもいいですし、すべてを無視して街中で暴走してもいい自由があります。

 街中を走っているNPCの車を拝借することも可能…ですが、市民は必ずしも協力してくれるとは限りません。そんなときは武器を振り回して強制的に借りて(奪って)しまいましょう! ただし、指名手配されてしまい治安部隊から追われる身になるので、ご注意を。

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 また車を所持していると「レーシング」にも参加できます。ヘテロシティに点在するレースチームに挑んだり、オンライン対戦でほかのプレイヤーと競ったりと、本格的なレーシングゲームさながらにドリフトを駆使してヘテロシティを会場としたバトルが可能です。

 さらには「レオンホームズ」を訪れれば不動産を購入することもでき、念願のマイホームを手に入れられたり、経営シミュレーションゲームのようにショップ運営もできたり……。このように文字通りの意味での「ロールプレイ」が本作では味わえ、もし「『NTE』では何ができるのか」と問われたら、“何でもできる”と答えることになるでしょう。

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コミカルなキャラクターとスラップスティックなストーリー

 そんな本作は「異象(アノマリー)」と呼ばれる災害に見舞われています。主人公は高レベルな異象「スパイラ」以前の記憶を失っていますが、謎の異象「コードゼロ」や異象への高い感知力を見込まれ、骨董品屋兼異象ハンター団体「エイボン」に新入りの「鑑定士」として派遣されることに。街の人々から寄せられる依頼を引き受け、厳しい財政のエイボンを盛り立てながら自身の過去に迫っていきます。

■NTEオープニング映像:「スパイラ」、嵐の一歩前に

 エイボンには飲んだくれで金遣いが荒い店主「潯(ほとり)」、イケオジな執事「アドレー」、心優しい整備士「タギド」など“濃い”メンバーが勢ぞろい。メインシナリオでは協力して異象依頼に挑むことも多く、探索時には常に誰かしらが喋っているような賑やかさで愛着がわくプレイヤーも多いでしょう。

 ストーリーはヘテロシティに関するさまざまな物語をライトなコメディタッチで描くスタイルとなっており、カットシーンもコミカルなものが多く、アニメ調のキャラクターに漫画のような演出のギャグがたびたび挿入されるリッチさでした。

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 また主人公がエイボン以外にも密接に関わる「異象管理局」は、いわゆるSCP財団のような組織で異象の管理・収容・排除に携わっています。中でも主人公と行動を共にすることになる「ミント」は、成績はあまり良くありませんが、人のあだ名を付けるのが趣味で主人公のことは「ココちゃん(ココアが由来)」と呼ぶ、天真爛漫な性格の持ち主。

 ほかにも収容課にはE.T.D第4小隊という強力な異能者集団も所属しており、「翳(えい)」、「ファルディーヤ」、「レクイエム」などといった面々が登場します。

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 本作は運営型タイトルのためガチャがありますが、「すごろく」形式のユニークなスタイルとなっており、盤面にはランダムマスと確実にキャラクターが手に入るカードなどが配置されています。

 すごろくということでキャラカードに止まらないと手に入らないわけではなく、ランダム排出されることも多い印象でした。また最初から“何が手に入るか”が明示されており、いわゆるガチャすり抜けが存在しない点もユーザーとしては嬉しいポイントです。

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シンプル操作でスタイリッシュなバトル

 『NTE』のバトルでは最大4体のキャラクターをリアルタイムに切り替えながら進めていきます。基本的な操作には「通常攻撃」、「回避」、「バイレール(スキル攻撃)」、「EXレール終結(必殺技)」があります。

 バイレールは一定のクールタイム経過で再使用が可能で、EXレール攻撃は敵を攻撃することで必要ゲージが溜まっていく形式です。「EXレール終結」を放つ際には、美麗なアニメーションカットシーンが挟まれ、バトルが視覚的にも盛り上がりました。

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 さらに本作の独自要素として「異能連環」をご紹介。敵にダメージを与えることで「連環係数」が上昇し、操作中のキャラクターと連携できる画面右端のキャラアイコンが光り、操作を入れ替えるときに特殊攻撃を加えられます。

 また交代先のキャラ属性との組み合わせ次第でさまざまな種類の「異能連環」が使え、たとえば光異能の主人公と霊異能のミントでは「創生」が発動。チームで戦っている感が直接的に味わえるシステムで、“どんな「異能連環」を使えるか”で、パーティー編成のシナジーを考えるのが楽しくなりそうです。

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 敵の特殊技で表示される「警戒サイン」出現時に特定の攻撃を加えれば、「レール反撃」として相手を硬直状態にできます。そうしたバトルのボタン入力の難易度や種類自体はシンプルのため、アクションゲームが苦手な筆者でも「もしかしたら上手いかも?」と思えるような、爽快でスタイリッシュなアクションを簡単に繰り出せるのが魅力でした。

早くヘテロシティに移住したい

 今回『NTE』クローズドβテスト「収容テスト」を通して感じたのは、広大かつ緻密に作り込まれたオープンワールドの豊潤さです。プレイヤーが探索をしていて“やってみたい”と考えたことがそのまま行え、その積み重ねが「実際にヘテロシティに住んでいるのではないか」という実在性を与えています。

これまでも都市ファンタジーRPGはリリースされてきましたが、『NTE』は生活感という独自の立ち位置と異常現象を解決していくという引き込まれるストーリーが特徴で、本作ならではの体験が味わえました。

 すでに正式サービス間近に思えるクオリティで楽しめた「収容テスト」。今回のプレイレポを読んで気になった方は、ぜひサービス開始日にヘテロシティでの生活をスタートしてください。

Text:SIGH(@sigh_xyz

■DATA:『NTE: Neverness to Everness(NTE)』
ジャンル:超現実アーバンオープンワールドRPG
価格:基本無料※アイテム課金あり
対応機種:モバイル/PC/PS5
公式サイト
公式X
公式YouTubeチャンネル

(C) Hotta Studio, a Perfect World Company.

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Source: PASH! PLUS

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