映画『アイカツ!×プリパラ』大空あかり役・下地紫野×真中らぁら役・茜屋日海夏対談インタビュー

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 2大アイドルアニメ『アイカツ!』と『プリパラ』奇跡のコラボレーション映画、『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』が大ヒット上映中!

 10月9日に発売したPASH!11月号に掲載された、大空あかり役・下地紫野さんと真中らぁら役・茜屋日海夏さんの対談インタビューを全文掲載。誌面では見られなかった完全版をお届けします♪

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『アイカツ!』と『プリパラ』はふたりにとっての原点

――お互いの出演作品の印象や、コラボ映画の制作を知ったときのお気持ちをお聞かせください。

茜屋 始まったころから存在は知っていて、「何かいっしょにやれたら楽しそうだな」とずっと思っていました。いろいろ大人の事情はあったと思うのですが(笑)、映画の話を聞いたときは「やっと一緒にやれるんだ!」とめちゃくちゃ嬉しかったです。

 2作品の違う世界がひとつの映画になると、ストーリーはどうなるんだろう?と、すごくワクワクしました。『アイカツ!』さんは年齢感が『プリパラ』よりもちょっと上な印象を持っています。あかりちゃんは、まっすぐ突き抜ける元気さなど、らぁらちゃんと共通する部分もたくさんあって、“少し歳上の親戚のお姉さん”みたいな感覚でした。

下地 私ももちろん『プリパラ』さんの存在は知っていました。最初に「コラボ映画を作ります」と聞いたときは、『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』のような、既存のライブパートをあかりちゃんやらぁらちゃんが一緒に見ていくようなものを勝手にイメージしていたんです。

 いざ台本とVTRを貰ったら、しっかりしたストーリーがあって、たくさんのキャラクターたちがそれぞれにコミュニケーションしていくような映画だったことに衝撃を受けました。このコラボに対するスタッフさんたちの気合いや溢れる想いを感じて、とてもワクワクしたことを覚えています。掛け合いを演じたりしてみて、改めて『プリパラ』さんはすごくキャッチーだなと。かわいい語尾があったり(笑)。

 衣装のテイストも『アイカツ!』とは違いますよね。それに二面性というか、みれぃちゃんみたいな『プリパラ』から出るとぜんぜん違う雰囲気になる子がいたり。『アイカツ!』だとユリカ様が近いのかもしれませんけど、すごく個性豊かな子たちがいて、私たちのことも巻き込んでくれるような力がある作品だなと思いました。

――茜屋さんは『プリパラ』、下地さんは『アイカツ!』が初主演作ですが、おふたりにとってそれぞれの作品はどういった存在ですか?

茜屋 私の場合、もともとアニメの声優になるとは思っていなくて、本当にゼロからのスタートでした。アフレコのなんたるかも、ぜんぶ先輩の背中を見て学ばせていただいたのが『プリパラ』の現場だったので、声優としてのスタート地点として、特別で大事な作品です。でも10年やっていると、いろいろなことがありました。キャラクターに嫉妬しちゃったりとか。

――“キャラクターに嫉妬”とは?

茜屋 自分には陽と陰の両方の面があって、らぁらちゃんが持っている“底抜けの明るさ”に着いて行くのが苦しくなった時期があったんです。『プリパラ』の中でもキャラクター同士で、仲が良いけどライバルでもある、みたいな関係がありますよね。

 私にとってもらぁらちゃんはライバルになることもあれば、いちばん傍で支えてくれるトモダチでもあって、いろいろな立ち位置でずっと私の近くにいてくれる。そういう存在と出会わせてくれた『プリパラ』は、私の人生と切っても切り離せない作品だなって思っています。

下地 私も、日海夏ちゃんが言った通りと言っても過言ではないんですけど(笑)。下地紫野という人間を語るときに、『アイカツ!』という作品は、絶対に欠かせない存在だと思っています。『アイカツ!』であかりちゃんの役に受かっていなかったら、もしかしたら声優として10年以上も活動できていなかったんじゃないかと思うくらい、基礎を教えてもらった現場でした。

 音響チームの皆さんも、新人を育てようという気持ちで親身に寄り添ってくれて、そこの土台があったからほかの作品でも役をまっとうできたという感覚があります。どうしたって私自身と切り離すことはできないなって思います。

茜屋 うん、うん。

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「紫野ちゃん」って呼んでほしい

――映画のアフレコで、とくに印象深かった出来事があれば、お聞かせください。

下地 私は『プリパラ』チームも『アイカツ!』チームもいる、比較的大人数のときに収録できたんですけど、『プリパラ』チームの皆さんがジョニー先生に笑ってくれたりしていたのは嬉しかったですね。

茜屋 やっぱり!? 私はスケジュールの都合で、残念ながら大人数では収録できなかったんです。ジョニー先生のやりとりは、あとで音声だけ聞かせてもらったんですけど、それでも笑いが止まらなくなっちゃうくらいおもしろかったです(笑)。

下地 『アイカツ!』チームはひびきさんや、めが兄ぃに笑ったりしていて。この3人は両チームの架け橋だったなと感じました(笑)。私たちもTVシリーズのアフレコをしていたときはジョニー先生、というか保村(真)さんに笑わせていただいていたので、「やっぱりほかのチームから見てもおもしろいんだ!」と、知ることができて良かったです。

茜屋 めが兄ぃとジョニー先生の掛け合いがすごく好きです。

下地 きっと脚本を書いているとき楽しかっただろうなっていうのが伝わってくるよね。

茜屋 私もそれは、めが兄ぃがジョニー先生に絆されてつられて「Yes!」って言っちゃうシーンですごく思った。

下地 『アイカツ!』チームでのアフレコ自体ひさびさでしたし、『プリパラ』チームもそうだったようで、それぞれ同窓会みたいな雰囲気はあったかなと思います。懐かしさもありながら新しい風も感じる、とても和やかな現場でした。

茜屋 私は『アイカツ!』でひなきちゃんを演じている石川由依さんとふたりでの収録でした。石川さんとは別の作品でレギュラーとしてご一緒させていただいていたんですけど、そちらはシリアスな作品だったので、元気に「おつかー!」と言っている石川さんはすごく新鮮でした!

下地 「~だぜ!」みたいなね(笑)。

茜屋 声によって命が吹き込まれることによって、改めて「この子、こういうキャラクターだったんだ!」という。ジョニー先生以外のキャラクターも録り終わった音声を聞きながらの収録でしたけど、それでも同じ世界に自分が居いるような感覚になれるくらい、みんな個性的で賑やかで、すごく楽しかったです。

 下地さんとは、映画本編のアフレコはご一緒できず、PVやそれぞれの作品のオーディオコメンタリー(『アイカツ!』102話、『プリパラ』1話の下地さん、茜屋さんによるオーディオコメンタリーはYouTubeにて公開中)の収録などで、少しずつ距離を縮めていった感じでしたね。

下地 本当に緊張していたので、最初は言葉少なだったと思います。お互いに探り探り、みたいな。

――おふたりが今回の共演で最初に交わした言葉って覚えていますか?

下地 最初に顔合わせしたのは、特報を収録したときじゃない?

茜屋 アフレコのさらに前とかですよね。

下地 私がすごく人見知りを発動しちゃってました。でも主人公を演じている同士、仲良くしたいなと思って、急に「日海夏ちゃん」と呼び始めたりしたのは覚えています。

茜屋 それで言うと、私はまだ「下地さん」って呼んでいて、しかも敬語なので、もっと距離を縮めたいですね。普段はどんなふうに呼ばれているんですか?

下地 そうだなぁ。「紫野ちゃん」って呼んでほしいな。

茜屋 いいですか? じゃあ、紫野ちゃん。

下地 わぁ!

茜屋 あぁ、恥ずかしい!(笑)

下地 PASH!さんのおかげで距離が縮まりました(笑)。

ひびきさん、“語尾”嫌いなんですよ。

――夢のコラボということで、今回唯一、赤井めが姉ぇと栗栖ここねというメインキャラクターの一人二役で出演している伊藤かな恵さんに関して、なにか印象深かった出来事などありましたか?

下地 私はかな恵さんと一緒の収録だったんですけど、コの字型に椅子が並んでいて、『アイカツ!』と『プリパラ』のキャストがちょっと分かれて座っていたとき、ちょうどその真ん中にかな恵さんが座っていました(笑)。たまたまかもしれませんけど、両作品のキャストの橋渡しみたいなことをしようとしてくださったのかなという気がしました。

――先ほどジョニー先生や、めが兄ぃの話が出ましたが、ほかに個人的にイチオシしたいやりとりはありますか?

下地 ひびきさん。

茜屋 あぁ~。

下地 珠璃ちゃんとの絡みがおもしろかったっていうのもありますし、ひびきさん、ファルルちゃん、ふわりちゃんと3人で「Passion flower」を歌うシーンでは、楽曲もまた違った魅力に気付けました。ああいうアイドルって『アイカツ!』にはいないこともあってすごく印象的ですよね。オクターブ下で歌っているのも新鮮でした。

 個性が強い『プリパラ』のアイドルたちですけど、基本的にみんな周囲にエネルギーを発散しているのが、ひびきさんは一歩引いているタイプというか。落ち着いた調子でその場に佇んでいたかと思いきや、急に「変な語尾がない」って言い出すところとか(笑)。

茜屋 ひびきさん、語尾嫌いなんですよ。

――体調を著しく崩すレベルで嫌いですからね。

下地 そうなんだ! だからなんだ。なんか、そのバランスがおもしろかったです。

茜屋 「こんな科学反応が生まれるんだ!」というのは思いました。ぷりぷり言っていたり、『プリパラ』には語尾アイドルがいっぱいいるので、ひびきさんはいつも頭を悩ませていたことでしょう。とはいえ、「君には語尾がない」って口説き文句みたいに言うのは、改めて考えると確かにおもしろいですし、変ですよね。

下地 普通はないよね、語尾。

茜屋 『プリパラ』とは別の世界で生きている人にとっては「当たり前ですよ」っていう(笑)。

――語尾以外で、相手の作品に対して、共演したことで受けたカルチャーショックみたいなものってありましたか?

茜屋 『プリパラ』はお話のメインキャラは変わらないままどんどん新しいキャラクターが入ってくる、みたいなところが一貫してあったんですけど。『アイカツ!』って星宮いちごさんという先輩アイドルがいて、あかりちゃんは部屋にポスターを貼るくらい大好きなんだけど、そんないちごさんから主人公の立場が継承されていくっていうのが『プリパラ』とは対照的だなぁって思います。

 『アイドルタイムプリパラ』で夢川ゆいちゃんがもうひとりの主人公になったときのらぁらちゃんは、プリパラを広める立場として一緒に頑張っていくみたいな感じだったので、その違いがすごく新鮮でおもしろかったですね。それをすごく感じたのが、オーディオコメンタリーを紫野ちゃんといっしょに録ったときでした。

 実は私、昔『アイカツ!』のオーディションも受けたことがありまして。めぐりめぐってこうして作品に関する収録をしていることには運命的なものを感じました。あとは歌唱担当が分かれているのも『アイカツ!』ならではですよね。

下地 それで言うと、『アイカツ!』は声優キャストと歌唱担当が別々なので、台本を貰ってはじめて「今回のおはなしではこの曲を歌うんだ」と知るんです。新曲だったら「こんな曲なんだ」とか。先輩が歌っていた曲のカバーがあったり、「今日はこの人数で歌うんだ」みたいなことを知ったりするのが、おもしろいところだなぁと当時思っていました。

 日海夏ちゃんたちは、アフレコ前に楽曲のレコーディングをしているっていうことだよね?

茜屋 スケジュールによってはレコーディングが後になることもあるけど、楽曲は聴いているので、自分たちでどんな曲か知ってからアフレコに臨みますね。

下地 私たちはアフレコのときにいろいろ知るから、そこはおもしろいですね。ライブシーンも『アイカツ!』と『プリパラ』ではぜんぜん違いますよね。『プリパラ』はリアルライブみたいな臨場感を重視しているのかなと感じました。お客さんがみんなペンライトを振って応援していたり、アイドルたちがいつもマイクを持ってパフォーマンスしていたりするのは、私には新鮮でした。

奇跡の映画の奇跡のコラボ楽曲

――映画ではコラボによる新曲「ハッピーチューニング」が披露されます。おふたりが思う聴きどころを教えてください。

下地 すごくキャッチーで、かわいくて、いつも口ずさみたくなっちゃうくらい、大好きな曲になりました。まだフルでは公開されていないので、「口ずさんじゃいけない、いけない」と思ってやめるんですけど(笑)。

 私たちはアフレコでどんな曲なのか知る、という話を先ほどしましたけど、はじめて聴いたとき、ルミナスの歌唱担当のみんなの声がして、嬉しくなりました。変わらないその声が聴こえてくるんだけど、いつもと違うことをしていて。奇跡の映画で、奇跡のユニットで歌う曲なんだなぁと思うと、すごくハッピーな気持ちになりました。

――やっぱり、声優キャストと歌唱担当が違うからこその一心同体感みたいなものはありますか?

下地 もしかしたらたまたまかもしれないのですが、私とあかりちゃんの歌唱担当のるかちゃんはけっこう似ているところがあって、シンパシーを感じることが多いんです。あかりちゃんが真ん中にいて、ふたりを繋いでくれているみたいなイメージはありますね。

――茜屋さんはいかがでしょう? そらみスマイルとして歌う新曲もかなりひさびさだったと思いますが。

茜屋 『プリパラ』でいつも歌ってきた曲の雰囲気もありつつ、『アイカツ!』さんらしさとの“良いとこどり”になっている楽曲なのかなと感じます。さきほど紫野ちゃんが口ずさんじゃうと言っていましたけど、まさに歌詞にも「いつか口ずさむ何気なさへと」というフレーズがあって、してやられたと言いますか(笑)。作品のメインテーマが込められた楽曲だと思います。

 アニメのライブシーンの振り付けもすごくかわいくて、最後にあかりちゃんがらぁらちゃんにギュッとするのがめっちゃかわいいんです!

下地 分かる! めっちゃかわいい……!

茜屋 私たちもいま、早く完成した映像が観たいんです。すべてが組み合わさって最高の楽曲になると思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです。

――お互いのシリーズの楽曲でとくに好きな曲、刺さった曲などがあれば、お聞きしてみたいです。

下地 「Make it!」。

――やはり「Make it!」。

下地 予告映像なども含めて、回数を聴いているというのもあると思うんですけど、キャッチーで、耳に残りますよね。「あかりGeneration」(あかりが主人公になった『アイカツ!』3rd ~4th Season以降のこと)って、いちごという絶対的太陽が中心にいたころと少し違って、みんなで少しずつ歩みを進めていくようなシリーズだったと思うんです。

 楽曲もそういうストーリーに合ったものが多かったかなと思っていて、「Make it!」のパーン!って弾けるような曲調は新鮮で、心をグッと掴まれました。

――『アイカツ!』にはない曲調だったりで、全体的に『プリパラ』を象徴する楽曲ですよね。茜屋さんはいかがでしょう?

茜屋 『プリパラ』とは全然違うな、という意味でも、最初にらぁらちゃん、あかりちゃんでいっしょに歌った「START DASH SENSATION」は、すごく良い曲だなぁと思いました。それこそプライベートでも口ずさみ続けちゃうくらい。いまの年齢になった私に、すごくスッと入ってくる歌詞とメロディだなって。

 『プリパラ』の「弾けるサウンド! 突き抜ける明るさ!」みたいなカラーと比べると、『アイカツ!』さんの楽曲って楽器の音色にも優しさを感じるというか、真っ直ぐ心に染みていくようなものが多いのかなぁって感じます。

 「START DASH SENSATION」はこの映画の始まりの曲ですけど、ちょっと切なさもあって、「きっと子どものころに聴いたとしても、10年後も忘れない曲になるだろうな」と、うまく言えないんですけど、そんな感覚がありました。

――『アイカツ!』本編では、4th Seasonのオープニング曲でありながら長い物語のクライマックスを象徴する、作品全体のテーマを総括する楽曲でもあるので、その感覚は言い得て妙だと思います。

下地 『アイカツ!』のファンは、あのイントロを聴くだけで泣きます。

茜屋 その文脈をしっかり把握しているわけではなくても、泣きそうでした。

下地 やっぱり、石濱(翔)さんとこだま(さおり)さんはすごい!

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ふたつの作品を繋ぐ“アイドルへの想い

――改めて、お互いのキャラクターへの印象ですとか、あかりとらぁらの相性みたいなところをお聞かせください。

茜屋 あかりちゃんは“ザ・主人公”で、みんなを無意識に引っ張っていく、気付いたらみんながあかりちゃんに着いていっちゃうみたいな元気さがあって、そこはらぁらちゃんと似ているところかなとも思います。紫野ちゃんの声も相まって、湿度が低いと言いますか(笑)、じめじめ感がなくて、すごく爽やかなんですよね。悩みがないわけでは絶対にないと思うんですけど、それを外に感じさせないカラッとした明るさみたいなものをすごく感じていました。

 私は紫野ちゃんの声を聴きながらアフレコをしたので、「この声に着いて行ったら絶対に未来は明るい」と思うぐらい、頼もしいお姉さんです。劇中でも「奇跡、もう起こってるじゃん!」とあかりちゃんが言う場面があって、「あぁ、そうか」と気付かされるところがあって。

下地 でも、私からすると「奇跡、もう起こってるじゃん!」っていう台詞は、らぁらちゃんがいたから出てきたのかなって感覚があります。

茜屋 おぉっ。

下地 らぁらちゃんは小学6年生だから、中学生のあかりちゃんがお姉さんに見えるシーンもたくさんあると思うんです。けど、ある意味らぁらちゃんの無邪気さがみんなを引っ張ってくれているところがあるんじゃないかって。

 『アイカツ!』ではみんな、アイドルをお仕事としてやっているので、また違ったアイドル観を持っているらぁらちゃんたちだから出来ることがいっぱいあるのかなっていう感覚はすごくありますね。

茜屋 なるほど。深いですね……!

下地 深いかな(笑)。変なこと言ってない?

茜屋 大丈夫です。言いたいこと、すごく分かります。

下地 らぁらちゃんが絶対に無邪気でいてくれるっていう安心感があるから、『プリパラ』のみんなも、『アイカツ!』のみんなも背中を押されたんじゃないかなぁ。

――では、ふたつの作品における共通点についてはいかがでしょう?

下地 「好き」とか「楽しい」ということにみんな真っ直ぐなことでしょうか。『プリパラ』では、プリパラに行ったらみんなアイドルになれる、『アイカツ!』はアイドル学校に通っていてっていう違いはあるんですけど、みんな努力しているし、真っ直ぐだし、想いの強さがすごくあって、それは通じる部分だと思います。

茜屋 そうですね。私自身もアイドル活動をしているんですけど、もともと「アイドルとか、歌って踊るとか、なんなの?」みたいな人間だったんです。正直そういう活動をやりたくなくなっていた時期が、ちょうど『プリパラ』が始まったころと被っていて……「あぁ、またアイドルをやるのか……」と思ったところもありました。

 でも、『プリパラ』を通してすごくいろいろなものを貰って、「私はアイドルの定義を間違って認識していたのかもしれない」と気付いたことを、今回『アイカツ!』さんとのコラボ映画のストーリーを読んだときに改めて思い出しました。

 歌って踊って元気になってくれる人がこんなにいるんだ、そのために努力するんだと、私自身もハッとさせられましたし、変に形にこだわる必要なかったんだとか、『アイカツ!』さんからも気付かせてもらったし、そういう“アイドルに対する想い”みたいなところも共通しているのかなと思います。

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Text=小林白菜

『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』作品概要

【公開時期】
10月10日(金)全国劇場公開
【スタッフ】
アイカツ!原作:BN Pictures
プリパラ原作:タカラトミーアーツ/シンソフィア
アイカツ!原案:バンダイ
監督:大川貴大
シナリオ:土屋理敬
キャラクターデザイン:やぐちひろこ、原将治
スーパーバイザー:木村隆一、森脇真琴
総作画監督:秋津達哉
CGディレクター:乙部善弘
色彩設計:大塚眞純
美術監督:小松奈津子、田尻健一
撮影監督:大神洋一
編集:新居和弘
音響監督:菊田浩巳
音楽:滝澤俊輔(TRYTONELABO)
3DCG:タツノコプロ
企画・制作:BN Pictures
配給:バンダイナムコピクチャーズ/エイベックス・ピクチャーズ
【音楽】
●メインテーマ:『ハッピーチューニング』
歌:るか、りえ、みき、真中らぁら(CV:茜屋日海夏)、南みれぃ(CV:芹澤優)、北条そふぃ(CV:久保田未夢)
作詞:こだまさおり
作曲:本多友紀(Arte Refact)
編曲:中野領太(agehasprings Party)
●エンディングテーマ:『プリティー×アクティビティ』
歌:るか、りえ、みき、真中らぁら(CV:茜屋日海夏)、南みれぃ(CV:芹澤優)、北条そふぃ(CV:久保田未夢)
作詞:松井洋平
作曲:石濱翔(MONACA)
編曲:酒井拓也(Arte Refact)
【キャスト】
大空あかり:下地紫野
氷上スミレ:和久井優
新条ひなき:石川由依
紅林珠璃:齋藤綾
黒沢凛:高田憂希
天羽まどか:川上千尋
大地のの:小岩井ことり
白樺リサ:福沙奈恵
藤原みやび:関根明良
栗栖ここね:伊藤かな恵
堂島ニーナ:矢野亜沙美
真中らぁら:茜屋日海夏
南みれぃ:芹澤優
北条そふぃ:久保田未夢
東堂シオン:山北早紀
ドロシー・ウェスト:澁谷梓希
レオナ・ウェスト:若井友希
黑須あろま:牧野由依
白玉みかん:渡部優衣
ガァルル:真田アサミ
紫京院ひびき:斎賀みつき
ファルル:赤﨑千夏
緑風ふわり:佐藤あずさ

(C)Aikatsu, Pripara 10th Project

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