アニメ専門チャンネル「アニマックス」のオリジナル声優イベント『ようこそ妄想営業部へ Season2』が、11月14日に東京・日経ホールにて開催。伊東健人、西山宏太朗、駒田航、榊原優希、八代拓、石谷春貴といった今をトキメク人気声優陣が集結し、“妄想”という名の無茶ぶりに見事に応えた。
MCの吉田尚記アナウンサーの指示のもと、上記した声優陣がさまざまな妄想セリフや妄想シチュエーションを披露する同イベント。さらに、声優陣が“スーツ姿”で登場するのも魅力となっている。
この日も、ピシッと決めたスーツ姿でステージに登場した出演者たち。このイベントでは
「妄想営業部 人員補充計画」と題した対決を行い、もともと「妄想営業部」である伊東ケント、西山コータローだけでなく、「経理部」の駒田ワタルと榊原ユウキ、「人事部」の八代タク、石谷ハルキの6名の中から、観客から選ばれた“4名だけ”が花形部署である妄想営業部に異動できるのだ。
吉田部長の「果たして勝利という栄光を手にし、新たな妄想営業部となる4人は誰なのか。それを決めえるのは、彼らの努力と妄想力、そして今これを見ているあなたたちだ!」というアナウンスと共に、「選抜テスト」が開幕。新型コロナウイルス対策として、6人の間に仕切りが置かれ、充分な距離を取って対決を行うこととなった。
最初のバトルでは、西山vs駒田vs八代という同期トリオが戦うことに。スクリーンに表示されたのは、「褒められると弱いクライアント女性。上手な褒めテクで契約を勝ち取れ!」「年下好きのクライアント女性と飲み会。酔ったフリをして、寝言でかわいく甘えろ!」「取引先の女性がパリピだった。チャラ男になりきって商談をまとめろ!」「女性部下の代わりに取引先に謝罪へ。カッコよくジャケットを羽織って部下を安心させる一言を!」の4択。
どの選択肢が選ばれるのか……それは、観客が決めること。この日会場に集まったファンだけでなく、配信を見ている人も、Twitterのアンケート機能により投票ができる仕組みとなっていた。
西山がかわいく、八代がチャラ男……という予想通りに票が集まる中、駒田に与えられたシチュエーションは「女性部下の代わりに謝罪」。その際、“カッコよくジャケットを羽織る”という動作まで指定があるのだが、駒田が実際にジャケットを羽織った瞬間、マイクにあたってしまったようで「ボフッ!」という音がなってしまい、観客から笑いが巻き起こってしまっていた。
続いては、伊東vs榊原vs石谷の番。出されたお題は、「クライアント女性の服に商品タグがついたままだ。プライドを気付つけずに指摘しろ!」「年上好きのクライアント女性と飲み会。包容力を見せつけて甘えさせろ!」「取引先の女性が元ヤンだった。元総長になりきって商談をまとめろ!」「ミスしてしまった女性部下を厳しく指導。落ち込む彼女を元気付けろ!」の4つ。
伊東は「包容力」を見事に見せつけ、石谷は「女性部下を厳しく指導」する中、榊原が演じたのは「元総長」。ハンコをどす(短刀)と間違えたりと、しっかり元総長になりきり、「声はかわいいのに、言っていることの治安が悪い」というコメントが寄せられていた。
続いては、部署ごとのペアでの実演コーナーに。「もしもバンドのボーカルとギターだったら」「もしも外科医師と助手だったら」「もしも教師と生徒だったら」「もしも魔王と側近だったら」というツッコミどころ満載の選択肢が出され、妄想営業部は外科医師と助手。経理部が魔王と側近。人事部がボーカルとギターを演じることとなった。
なんと、人事部の順番では、森久保祥太郎が登場(※八代のモノマネ)。しかし、担当がギターだったことに対して、吉田部長から「森久保さんボーカルじゃないんだ!?」というツッコミが飛び、会場は大爆笑に包まれた。
換気のための休憩を挟み、続いては「新製品テスト」という名の、小道具を使った妄想を披露するコーナーに。用意された小道具は、「飼い猫になってしまう猫耳カチューシャ『カチューニャ』」「手にすると甘えん坊になってしまうクッション『あざとクッション』」「差すと恋が始まってしまう傘『相合アンブレラ』」「かけるとツンデレになってしまうメガネ『ツンデレンズ』」。
『カチューニャ』を身に付けなければならなくなった西山だが、ベージュのジャケットにピッタリな色合いの猫耳だったため「このためにコーディネートしてきたようだ!」と絶賛されていた。
最後の選抜テストのお題は、なんと「プロポーズ」。「ロマンティックに」「強引に」「可愛らしく」「懇願するように」というシチュエーションで演技することとなったのは、伊東、駒田、八代だ。
最初に披露することになった伊東は、「強引にプロポーズ」。ここでは、相手役として西山、榊原、石谷の中から1人選んで良いということだが、伊東は石谷を選択。ずっとニンジンのぬいぐるみを抱いているおかしな彼女・ハルキに、「俺とこいつ(ぬいぐるみ)どっちが好きなんだよ! 俺と一緒になれ!」と強気にプロポーズし、めでたく結ばれていた。
駒田は、西山を「強引に」プロポーズすることに。色々と頭に演技プランを描いていたという駒田だが、西山にリードされてしまいタジタジに。しかし、最終的には「行くな! stand by me」と告げ、ハッピーエンドとなった。
最後の八代が選んだのは、榊原……ではなく段ボール。「本当の妄想ってやつを見せてやる」とかっこいいセリフと共に段ボールと隣に並んだ八代だが、「ねぇ~好きって言ってよ~」と「可愛く」段ボールに懇願。そして、なんとクライマックスで段ボールにキスをするという演出まで見せつけ、不思議な八代ワールドに、会場にいるすべての人が惹き込まれた。
いよいよ、結果発表の時。全員がすばらしい妄想力を披露したとしても、選ばれるのは4人。観客、そして配信を見ている視聴者によって選ばれたのは……なんと「選べない」という結果に。これからどうなってしまうのかは、吉田部長いわく「諸君には追って辞令が下りるはずだ」とのことだった。
イベントのラストには、2021年6月に『ようこそ妄想営業部へ Season3』が開催されることが発表。さらに、このイベントに先駆け、2月に新ドラマシリーズを公開予定であること、そして新キャラクターも登場することが明らかとなった。
これからもさまざまな展開を見せてくれる『ようこそ妄想営業部へ』から、ますます目が離せなくなりそうだ。
公式サイト:https://www.animax.co.jp/moso_eigyoubu
公式Twitter:@ moso_eigyoubu
Source: PASH! PLUS