TVアニメ『うらみちお兄さん』が、テレビ東京他にて現在放送中。本作は、教育番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さん表田裏道(CV.神谷浩史)の日常を描いたコメディー作品です。
本記事では、PASH!8月号に掲載された、監督・長山延好へのインタビューの一部を特別に掲載します!
アニメ『うらみちお兄さん』監督・長山延好インタビュー
――アニメ化するにあたりどのように描きたいと思いましたか?
魅力的なキャラクターたちを一番に見せたいと考えました。アニメーションになると表情が動き、色が付き、声が付き、キャラクターとしての情報量が増えていくのですが、その加算される情報のなかに間違ったものが含まれないよう注意をし、原作の印象から外れないように気をつけています。
原作サイドからも「原作の流れをそのままにアニメとして表現したい」という話があったので、原作の方向性を第一にしながらシナリオを構成しています。
――画作りで大切にしていることは何ですか?
映像においてはカメラの流れを一番大切にしています。視聴者に何を見せたいのか、視聴者が何を見たいか、このふたつの要素を上手く使い分け、観ている側がストレスなく自然な状態で情報を受け取れるように心がけています。
これが崩れると映像的な違和感や不明瞭なストレスを与えてしまうので、ときには流れに乗せた分かりやすい画を構成し、ときには視線を誘導して意外性を生み出したりと、飽きさせない映像作りを日々試行錯誤しています。
――演出面ではどのようなことを大切にしていますか?
キャラクターにスポットを当てているので、各キャラクターの動作でしょうか。たとえば裏道ですが、彼はやさぐれて闇を抱えてはいますが、子供のことは好きであり子供たちに八つ当たりすることはありません。なので、子供と対等に話すよう、なるべくしゃがませ目線の高さを合わせるようにしています。
裏道が病んだ顔をするときは実景背景ではなくイメージ的な背景に振り、同画面内に裏道の顔と子供の顔を入れ込まないようにもしています。病んだ顔は心象イメージであって、実際に子供に向けている表情ではないよう徹底していますね。
――キャストさんの配役が絶妙だと思いました! キャスティングの決め手は何だったのでしょうか?
メインキャラに関してはTVアニメ化以前、単行本の宣伝用PVに登場していたキャスト陣がドハマりしていたので、そのままアニメ版でも! とご依頼させていただきました。
キャラクターの魅力を最大限に引き出せる最高のキャスティングだと思っています。アフレコ現場でも絶妙な演技やアドリブが多く、テストリハーサルで宮野(真守)さんの素の笑い声が漏れ出るような楽しく愉快な現場です。
(※PASH!2021年8月号より抜粋)
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Source: PASH! PLUS