2022年1月12日より放送中であるTVアニメ『殺し愛』。本記事ではPASH!2月号に掲載されたソン・リャンハ役・下野紘さんへのインタビューの一部を特別に掲載します!
ソン・リャンハ役・下野紘さんインタビュー
――作品の第一印象を教えてください。
とてもミステリアスな展開でおもしろい作品なので、参加することができてうれしかったです! もともとこういったミステリー作品がすごく好きなんですよね。ラブ要素ももちろんありますが、それ以上にサスペンス色が強いのもたまりません。
一段落ついたかなと思いきや、怒涛の展開が待っているなど、とにかく続きが気になるストーリーも魅力的。一度手を付けると、最後まで読まずにはいられない作品です。僕自身もすっかり心を持っていかれてしまいましたから。
――演じてみて感じた、ソン・リャンハの魅力を教えてください。
僕が演じるソン・リャンハは、謎が多い人物。アフレコが進むにつれて、「こんなヤツかな?」と何となくはつかめてきたのですが、いまだに全貌は分かりません(笑)。
シャトーに対しても、本心がどこにあるのかが全く読めないキャラクターなんですよね。シャトーに「好きだ」と言葉にして伝えるシーンがありますが、果たして本当に愛情表現の「好き」でいいのかな? と。
リャンハは、自分の情報こそ明らかにしませんが、表情自体はとても豊か。ニコニコしてみせたり、おどけてみせたり。一方で、シャトーに対しても怖い一面を見せたりするので、まぁ本当に読めない(笑)!
でもだからこそ、シャトーにデレたりするところを楽しんでいただければと思います。ちなみにシャトーは、そんなリャンハのデレデレなアプローチにも全く動じません。おそらく鈍感なせいでしょうね。動じるどころか、むしろドン引きされてしまうのですが、リャンハを演じている身としては、そんなに引かなくてもいいのに~、もう少し素直に受け取ってくれてもいいのにな~…と思っています(笑)。
――シャトーも無口なキャラクターですし、リャンハも決して多くは語りません。そういったなかで会話劇を演じていくのは難しそうですね。
しゃべらないからこそ、一言一言に重みや意味深さが出せますし、唐突に出てくるコミカルな部分もおもしろいんです。収録は、僕とシャトー役の大西(沙織)さんのブースと、他のキャラクターのブースに分かれて同時に収録しました。スタジオの空気感も、いい意味での緊張感があり心地よかったです。
シーンによっては、静かに淡々と進んでいくので、アフレコ本番中と休憩中の口数の差がすごかったです! きっと、僕も大西さんも、本当はもっとキャラクターとしてしゃべりたいのに、ペラペラしゃべるような雰囲気ではない作品だったので、フラストレーションが溜まっていたんだと思います(笑)。
――最後に、放送を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします!
もっとラブ要素の強い作品かと思いきや、かなりハードボイルドでサスペンスな作品です! ミステリアスで急展開の多い作品なので、まだ原作を読まれていないという方は、ぜひ先の展開を知らない状態でアニメを観ていただけると、より引き込まれるんじゃないかなと思います。そのうえで原作を読んでいただくと、より深く作品を楽しめると思います。
それから今回、放送と連動したオーディオドラマがYouTubeで公開されます。こちらは本編とはうってかわってコミカルな内容になっておりますので、ぜひ両方合わせて楽しんでいただけるとうれしいです。
原作コミックスを読まれている方なら、描き下ろしページのコミカルさをご存知だと思いますが、それにあたる要素が、アニメにも用意されているんです。かなりたくさん収録したんじゃないかな? しかも、想像があれこれ膨らむタイミングで公開されるので、より本編を楽しめるはず。ぜひ期待していてください!
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Source: PASH! PLUS