『殺し愛』下野紘さん&前野智昭さんが第4話の魅力を語りつくす!

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 2022年1月12日より放送中のTVアニメ『殺し愛』。下野紘さん&前野智昭さんへのオフィシャルインタビューが公開されました。

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 原作は殺し屋たちが織りなす歪なサスペンスを描いた大人気コミックスで、累計発行部数は75万部を突破(2021年12月現在の電子DL数を含む)。ドラマCD化に続き、2022年1月12日より放送開始となるTVアニメにも期待が高まっています。

 インタビューは第4話の魅力をふたりのキャストが語りつくす内容となっています。また、第4話事件ファイルも公開。本編で起こった事件の情報などが記載されています。

3下野×前野

TVアニメ『殺し愛』リレーインタビュー第4回:ホーとの対決で気づかされた、リャンハの「底知れなさ」

リャンハ役:下野紘
ホー役:前野智昭
※インタビュー内は敬称略。

――第4話では、ついにリャンハとホーが相対することとなりました。

前野:ホーがリャンハを煽って心を乱そうとしても、全然挑発に乗ってくれなかったのが印象的でした。

下野:動じてなかったよね。

前野:ホーに達成感や高揚感があったぶん、リャンハを前にしてちょっと空回りしている感じもありました。前半、リャンハからの電話を受けたときに、タバコを吸ってむせるシーンがあるんです。やっとリャンハの居所を掴んで、スンウさんの仇を取れるという喜びに溢れたシーンなんですが、リャンハがまったく取り合ってくれない。その温度差がおもしろかったです。

――逆にリャンハはつねに冷静でしたよね。

前野:シャトーを人質に取られて内心キレていたのかもしれませんが、なかなかそれを表面に出さないんです。唯一、爆発があった直後にシャトーを心配したような表情を見せたくらいですよね?

下野:そうですね。あとは、演出でリャンハの表情がうまく隠されていたのもいいなと思いました。たとえば、前野君が言ったホーと電話をするシーン。怒っているのかなと思わせつつも、その表情を見せず、心情が汲み取れないような演出になっているんです。

前野:底知れないキャラクターなのがよくわかりました。ホーのような直情型の人間は、きっとイライラさせられると思います(笑)。

下野:演者としては表情が見えなくて大変なんですけどね。少ない情報から感情を汲み取って、さらにその感情を抑えていかないといけないので……。

前野:テクニカルな話になってしまいますが、この作品はアフレコの段階で画ができているのがとてもありがたい一方で、オフゼリフ(画面外の声や話者の口もとが見えないシーンのセリフ)のタイミングがすごく難しいんです。

下野:映像ができているということはカット番号やボールド(セリフのタイミングと尺を示すガイド)がないということなので、完成しているからこその難しさはあります。ただ、画ができているほうが圧倒的にやりやすいよね?

前野:そうですね。キャラクター同士の距離感やアクションが非常にわかりやすいです。

下野:リャンハは表情が見えないときもありますが、見えるときは細かい表情のニュアンスがわかるので、本当に助かっています。

――そのリャンハが「しまった」と声を出すシーンもありました。

下野:シャトーが単独で襲撃犯を追っていったところですね。ここも案配を探るのが難しいポイントでした。最初はもう少し感情を込めたのですが、「そこまで出さなくて大丈夫です」とディレクションをいただいて、軌道修正したんです。

 最後の爆発の直後も同じでした。台本には「――!!」と書かれていたんですが、シャトーの危機に動揺を見せつつも、感情を出しすぎてしまうと余計な含みをもたせてしまうかなと思い、ほとんど息づかいを入れなかったんです。「アドリブ(の息づかい)を入れてください」と言われることもなかったので、台本に「……」や「――」と書かれていてもあまり息を入れないほうがいいというのが、ようやくわかってきました。

前野:今回、リャンハが動揺する姿を見て思ったんですが、やっぱりシャトーは何か特別な存在なんでしょうね。

下野:リャンハ自身のバックボーンはまだまだ謎だらけですが、シャトーが大切な存在であるというのは確実だと思います。どういう感情によって大切だと思っているのかはまだわからないですが……。少なくともリャンハにとって重要な存在だというのはよくわかりました。

前野:好意を寄せつつも、距離感をはかりかねているところもありますよね。

下野:確かに、つきまとってグイグイいくわりにどこか一線を引いたところがあります。手は出さないぞ、というような(笑)。それもまた彼女を大切にしているように見える部分です。

前野:シャトーとしても、距離感を掴みづらいですよね。信用するには危険すぎるし、油断したら殺されてしまうかもしれない。

下野:そういった意味では、シャトーの不安感、不信感はすごく共感できます。

――前回のインタビューでも下野さんがおっしゃっていましたが、単純なラブではなさそうですよね。

下野:なぜシャトーに対して優しく接するのか、ここまで固執するのか。今後、明らかになっていくのかなと思います。

前野:現段階ではまだ想像の域を出ませんけど、二人の過去が絡んでくるのは間違いなさそうですね。

――シャトーが関係していた17年前の事件で、ソン・リャンハという名前が出てきました。

下野:でも、そのソン・リャンハという少年は亡くなっているんです。シャトーも本名は違っていましたし、気になるシーンばかりでした。

前野:ソン・リャンハが亡くなっていたって、どういうことなんでしょうね。

下野:結果、今のソン・リャンハも一体何者なのかますますわからなくなって。過去が明かされたと思ったら、さらに謎が深まりました。

――では、第5話以降に期待していることや楽しみにしていることを教えていただけますか?

前野:ホーは「第2ラウンド」と言っていたので、二人のバトルに期待したいですね。ホーとしてはなんとしてもスンウさんの仇を取りたい一心だと思いますが……とはいえ、すでにリャンハに撃たれているので、そこから二重、三重の予防線を張っているであろうリャンハにどう立ち向かうのか、楽しみにしています。

下野:ホーはよくも悪くもまっすぐだから、リャンハとは相性が悪そうだよね。

前野:そうなんです。リャンハにとっても想定外のことが起こっているはずなんですが、彼は突発的な事態でも実力と経験値でリカバリーできるんですよね。その自信があるから、心を強く保てる。ホーとしてはとてつもなく厄介だと思います。

下野:あとは、バトルも含めてリャンハとホーがやり合う姿をもっと見てみたいです。第4話は会話がホーから一方通行なところがあったので(笑)。掛け合いもたくさんあったら嬉しいです。

――さて、キャストの皆さんへの共通質問も伺えればと思います。『殺し愛』のタイトルにかけまして、「最近、愛してやまないもの」を教えていただけますか?

下野:僕は「健康」。

前野:確かに大事です! 僕は……やはりこういうご時世になって車移動が多くなったので、愛車ですね。崖から落ちないように気をつけながら運転したいです。

下野:大型二輪に襲われないようにしてね。

前野:はい。大型二輪に襲われても危険を避けられるようにしたいです。……いや、普通に事故に気をつけます(笑)。

TVアニメ『殺し愛』作品概要

【放送情報】
TOKYO MX:1月12日より毎週水曜24:00~
サンテレビ:1月13日より毎週木曜24:00~
KBS京都:1月13日より毎週木曜25:00~
BS日テレ:1月12日より毎週水曜24:00~
AT-X:1月13日より毎週木曜 22:30~
※リピート放送:10:30/16:30
【配信情報】
dアニメストア:1月12日より毎週水曜23:30~
その他サイトも順次配信予定
※放送・配信日時は番組編成の都合等により変更となる場合がございます。
【スタッフ】
原作:Fe
監督:大庭秀昭
シリーズ構成・脚本:久尾歩
キャラクターデザイン:佐藤陽子
サブキャラクターデザイン:小林利充
総作画監督:佐藤陽子・小林利充
アクション作画監督:才木康寛
3D・プロップデザイン:杉村友和
美術監督:黛昌樹
色彩設計:山上愛子
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:髙桑一
音響効果:和田俊也
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:吉川慶
音楽制作:TOY’S FACTORY
音楽制作協力:ミラクル・バス
アニメーション制作:プラチナビジョン
製作:殺し愛製作委員会
【キャスト】
シャトー・ダンクワース:大西沙織
ソン・リャンハ:下野紘
エウリペデス・リッツラン:堀内賢雄
ジム:天﨑滉平
ホー:前野智昭
ジノン:村瀬歩
ニッカ:森田成一
ミファ:日笠陽子
ドニー:大塚芳忠
アニメ『殺し愛』公式サイト
アニメ『殺し愛』公式Twitter
アニメ『殺し愛』公式TikTok

(C)2022 Fe/KADOKAWA/殺し愛製作委員会

Source: PASH! PLUS

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