『にじさんじ』の人気バーチャルライバー、叶と葛葉。ふたりはChroNoiRというユニットを結成し、ゲーム実況、配信、オリジナル番組と活躍中。ふたりの出会いや、普段のライバー生活の様子、そしてここだけの最新情報まで、直撃取材!
(※本インタビューは、「PASH!」2019年3月号に掲載されたものです)
<インタビュー>
叶 にじさんじ所属ライバーの叶です。普段は主にゲーム配信をしているのですが、たまにバイノーラル配信などもしたりしております。
葛葉 えー、葛葉です。基本ゲーム実況を、気まぐれでマイペースな配信頻度でやってます。
――初登場となりますが、今回新衣装を着てみて、いかがですか?
叶 いやー、ぼくかっこいいよねって、鏡見て思いましたね。
葛葉 かっけえなぁ。これ一回じゃもったいない!
叶 永続的に着たいもんこれ。めっちゃ着心地いい。
――今おふたりはユニットChroNoiRで活動されていますが、お互いの第一印象を教えてください。
叶 怠そうな喋り方する人だなぁと思ってました。
葛葉 俺は、ゲームうめえんだなーこいつって思いましたね。俺の尊敬する人のランキングだと、ゲームがうまい人が一番で、その中に叶が入るかっていう話だったとすれば、まあ……片足くらいは。
叶 あ、尊敬しちゃってる感じ?
葛葉 一ミリもしてない、って書いておいてください!(笑)
――ユニットを結成した経緯を教えてください。
叶 ぼくがデビューしたときに、VTuberで男性組ユニットはそこまで多くなかったので、やったら面白いんじゃないかなと、本当に軽い気持ちで。ぼくもゲームを長時間やるから、やっぱり一緒にいる人も、ゲームとか好きな人のほうが間がもつんですよ。だから葛葉はもってこいの人だなって。ふたりで一緒に、歌を出したりとかゲームしたりとか、ラジオやったりとかしてみないかと、話を持ちかけました。
葛葉 俺は誘われたんで、いいよって、流されて入る感じでした。ここまでしっかりふたりでやっていくことになるとは俺は思ってなくて。叶は、多分ビジョンを持ってたんでしょうけど。
叶 ChroNoiRっていう名前を決めてから、どういう道の進め方をしようかというのはある程度、葛葉と話していました。割とそのとおりに順調に進んでいったんじゃないかな。
――特にこれは印象的だったという配信があったら教えてください。
叶 ChroNoiRで一番大きく活動が動いたのは、「終末じゃない」の歌ってみた動画を出した日のChroNoiR.TVの第一刻なんじゃないかなと思います。
葛葉 俺は、叶としか絡んでこなかったんですけど、ある配信で初めて、他の人とコラボしたんですよ。それが無事に終わったときに何か、やっとこう人と絡めるようになったなーって思いました。
叶 ずっと怖がってたもんな。ぼくらが参加している「囚人組」っていう、男性VTuber8人の、男子高校生の修学旅行のノリのグループがあって。男同士のあんまり気を使わない距離の近い感じ、楽しいですよね。葛葉に「お前ふざけんなよ」って言ったりしますけど、女の人だったら誰ひとりとしてそんなこと言えないしね。男同士の良さかなと。
葛葉 あるねえ。
叶 葛葉とは一緒にいる時間が長いから。
――現在お互いのことをどんな相手だと感じているか教えていただけますか?
叶 相棒だなって感じはしますね。一カ月一緒に配信しない時とかも、LINEで話していたので。気を使わずに連絡を取れる間柄かなって思っています。
葛葉 ズッ友?
叶 やめてくれる? 人のコメント気持ち悪くするの(笑)。
葛葉 俺はある種ライバルでもあるのかなって。やっぱ隣にいる分、勝手に意識してしまうというか。俺は「叶はなんでこんなに人気なんだろうなぁ」とかたまに考えたりします。
叶 葛葉は一緒にスタジオにいるときとか、めっちゃ言うんですよね、こんな感じのこと(笑)。
葛葉 俺マイペースで、登録者とかにがめついわけじゃないんですけど、となりに伸びてる奴がいると、自分も伸びなきゃって思う。
叶 切磋琢磨みたいなね。
葛葉 いるだけで背中を押してもらえる、ひっぱってもらえる。
叶 エモい!
――お互いリスペクトしているところがもしあったら教えてください。
葛葉 やっぱ配信者として、本当に高水準なのかなと思っています。
叶 何が高水準なの? 抽象的すぎてわかんない。
葛葉 わかんないから、ずっと俺はお前に「なんでこんなに人気なんだろう」って問いかけてんだよ! なぜ人は皆、叶に駆り立てられるのかって!
叶 なんだそれ(笑)。ぼくは、葛葉はリアクションの良さと語彙力の高さは絶対他のライバーとかVTuberさんに負けないって思ってて。独特なんですよね。ぼくは今までに話してきた中の、誰よりもセンスが優れてるなぁって思いますね。
葛葉 や、ハードル上げるな。俺は他の人から「JKっぽい」って言われるんだけど(笑)。
叶 実際に配信外で、ふたりで話していても感じる。彼の人間性というか、葛葉のセンスを感じますね。それが彼の武器、刃ですよ。
葛葉 吸血鬼だけどね。
――ライバー活動を始め、ChroNoiRを組んで面白かったことはありますか?
叶 今まではひとりでガチガチにゲームをやることが多かったので、ワイワイできるのはやっぱいいなあって。ゲームをしない人とするゲームの楽しさとかは、いっぱいありますね。
葛葉 俺は、多分ひとりじゃやってなかっただろうなってことがいっぱいあるんで。スタジオで配信をふたりでしたりとかも、外には出たくないのでしなかっただろうし。歌ってみただって、音痴だから嫌だってずっとやらなかったろうし。いろんなところに引っ張っていってもらえたっすかねぇ。
――これからおふたりは歌動画などをアップされる予定はありますか?
叶 今回初出し情報なんですが、3月にChroNoiR.TVのオリジナル楽曲として、歌ってみたを投稿するんです。
葛葉 完全オリジナルすね!
叶 ChroNoiRのために作ってもらった楽曲です。まだまだ実は、3月にいくつか大きな企画があるんです。そのなかのひとつとして。ファンのためのものだったり、ChroNoiRを知らない人に向けての内容だったり。
葛葉 今までもChroNoiRの動きはいっぱいあったけれども、さらにがっちりと、ChroNoiRらしい感じで。
叶 今まではChroNoiR.TVの第一刻が、一番成功だったと思っているんですが、それが次からは、ここに塗り変わるんじゃないかなってくらい、結構大規模な動きがあります。
葛葉 えーっ、ハードルあげすぎじゃないの?
叶 かかっているものとか、協力してくださってる人とか踏まえても、やっぱりいろんな面で、大規模なものなんじゃないかなと思ったんですよね。
――3月からはChroNoiRファンの反応が気になりますね。
叶 つぶやいてほしいですね。ハッシュタグ「#くろのわ」で。ゲーム配信だけでなく、歌ったり、ボイス販売とかもしているので、ぜひ注目していただけたらなと。僕の趣味でやっている朗読とか。いろんな方面の方を楽しませていけたらなと思っています。
――ChroNoiRとしても個人としても、動きが多くなりますね。
叶 ぼくが考えて、葛葉に共有して、いろいろ決まっていくっていう感じのね。
葛葉 叶がネジを巻いてくれる感じです。
叶 葛葉がちゃんとやってくれるから成り立ってる、ってのはありますね。ぼくがネジを巻いても進んでいるのは葛葉だと思います。
葛葉 そうです!
――読者に向けてメッセージをお願いします。
叶 ここまで読んでくださってありがとうございます。ChroNoiRがどういうユニットなのか興味を持っていただけたら、ぜひ「終末じゃない」の歌ってみた動画を観てみてください。それで興味がわいたら、配信や動画も観ていただけたらなと思います。一度騙されたと思って『終末じゃない』を聞いてみてください。
葛葉 これからどんどん踏み出すChroNoiRなので、今観始めたらまだ間に合うよ、新規の人!
Text=たまごまご
■にじさんじ
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叶:@Kanae_2434
葛葉 :@Vamp_Kuzu
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Source: PASH! PLUS
『にじさんじ』のゲーマーコンビ「ChroNoiR」インタビュー