MANKAI STAGE『A3!』〜WINTER 2020〜に出演する、月岡 紬役・荒牧慶彦さん、高遠 丞役・北園 涼さん、御影 密役・植田圭輔さん、有栖川 誉役・田中涼星さん、雪白 東役・上田堪大さんのインタビューが、現在発売中のPASH!5月号に掲載中。その一部を特別公開!
約1年ぶりに舞台で揃う冬組キャスト。久しぶりの集合でも、和気藹々として一体感バッチリな5人の様子をお届けします。
インタビュー
──まずは昨年のMANKAI STAGE『A3!』〜AUTUMN & WINTER 2019〜のお話から伺います。苦労したシーンや楽しかったシーンを教えてください。
荒牧 苦労したのは、演劇としてどこまでキャラクターの枠を超えるか、というところでした。というのも、キャラクターの性質上、冬組の物語はどうしてもしんみりと、ある意味演劇としては起伏がなくなってしまいます。そうならないように、冬組キャストや演出の(松崎)史也さんなどと丁寧に話し合い、お芝居を作っていきました。
田中 「まごころルーペ」のシーンは、少し歌ってお芝居して、また少し歌って…という忙しさに加えて、一人ひとりに誉がヒントを与えていかなければいけなかったので大変でした。でもそれが面白かったし、初めて自分が中心となってみんなを回すシーンでもあったので、個人的にも楽しかったです。
北園 一方僕らは、でっかい虫メガネを持ってね。あのレンズの角度を揃えるのがすごく大変で(笑)。めちゃめちゃ稽古したもんね? 場当たりでもずーっと格闘していたし。
植田 めっちゃやってたよね(笑)。しかもあのルーペ、意外と重いんですよ!
上田 そうそう(笑)。
田中 映像で観てみると、すごくピッタリ揃ってましたよ!
荒牧 ルーペをかざされたときの心の声と、普段の声とで落差を付ける表現も難しかったところです。
植田 紬と丞のストリートACTは、ほぼ日替わりみたいなものだったよね。
荒牧 そうそう、途中で涙がかれたんですよ。別に毎公演泣こうとしていたわけじゃなくて、自然と涙が出ていたんですけど、同じ気持ちのはずなのに涙がかれた回があって。人間って面白いなぁと思いました。
上田 僕らはそんなふたりを袖から見守って、その回ごとに出た空気のなかに自然と入るようにしていました。
植田 それから密が涙するシーンは、言ってしまうとアナザーサイドだと思っていて。あの歌だけで密の過去を匂わせなければいけないのがけっこう大変で、自分との戦いだなと頑張りました。
──劇中劇はいかがでしたか?
荒牧 天使の羽がとにかく一番のネックでしたね。あれを着けていると早く走れないし、舞台袖もそのままじゃ通れないし。
田中 息もしづらかったですね。羽が落ちないように固定するベルトがあって、それをギュッと締めないといけないんですけど、締め付けられているぶん、肺への空気の入り方が制限されてしまうので。
上田 みんなカニ歩きで移動しているなか、僕だけ身軽でした(笑)。僕は真面目な話、(フィリップの)彼女を引き連れるお芝居が難しかったです。
荒牧 やっぱり劇中劇は大変でしたね。他の組ならアップテンポで小気味よく流れを作れると思うんですけど、冬組の場合は曲調もなだらかだし、途中で無音のシーンもあって。一体どれが正解なのか、分からなくなってしまって。
植田 ダンスもみんなで話し合った結果、当初より相当削って本番に臨んだんですよね。
北園 僕は毎回、劇中劇は新鮮で楽しかったですよ。頼るものがないからこそ、自分たちの底力を思いきり出さないといけなかったから。
──舞台上であったハプニングを教えてください。
荒牧 僕がかつてない噛み方をして、DJ化した回がありました。「誉さんのおかげで助かりました」というセリフを、「誉さんのおかげでたすたすたすたすたすたす…」って(笑)。
植田 そうだ、たすたすしてたわ!
荒牧 自分でもビックリしちゃって、舞台上で謝っちゃいましたもん、「たすたすたす…すいません」って。
田中 そのあと握手されたので、誉も「いや全然大丈夫だけれども」みたいに返しましたね(笑)。僕も別の回で「東さんは添い寝屋というヤクザなおしおしおしおし…(※本当はお仕事)」とDJ化したことがありました(笑)。
──今だからみんなに打ち明けたい話や、物申したいことはありますか?
植田 実は涼のこと、最初はちょっと怖いやつなんだろうなと思っていました。でも本当はとても芝居に実直で真面目ないい子で、初めて会ったときもものすごくいい挨拶を返してくれて。だから会う前の印象と一番違ったのは涼かも。
荒牧 僕は涼が芝居を始めた頃に共演しているんですが、そのときからの成長具合がものすごいです。『エーステ』で紬と丞になったときに、とても頼もしかったよ。
上田 それにつきるね。僕は多分それより前のワークショップで涼と一緒になったことがあって、冬組内でも最初に会った人なんだけど。お互いそのことを覚えていたのも嬉しかったな。
北園 いやこういう話、嬉しいですね。僕は特にないかな。隠し事するような関係性でもないですし!
田中 僕もないです。4人のこと大好きですもん。みなさん、いつも奢ってくださるんです。本当にありがたいです、ごちそうさまです!
荒牧・植田 それは当たり前だよ!
上田 例えばお会計で、おつりが出たら涼星に渡すんですよ(笑)。
田中 ご飯に行って
いるのに、僕が儲かっちゃう(笑)。
植田 冬組でまたいっぱいご飯行かないとね!
(※PASH!2020年5月号より抜粋)
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■公演概要
公演タイトル:MANKAI STAGE『A3!』~WINTER 2020~
原作:イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー) 』
演出:松崎史也
脚本:亀田真二郎
音楽:Yu(vague)
振付:梅棒
キャスト
【冬組】
月岡 紬:荒牧慶彦
高遠 丞:北園 涼
御影 密:植田圭輔
有栖川 誉:田中涼星
雪白 東:上田堪大
【春組】
皆木 綴:前川優希
シトロン:古谷大和
【夏組】
三好一成:赤澤 燈
【秋組】
伏見 臣:稲垣成弥
松川伊助:田口 涼
MANKAI STAGE『A3!』公式サイト http://www.mankai-stage.jp
MANKAI STAGE『A3!』公式Twitter https://twitter.com/mankai_stage(@mankai_stage)
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ⒸMANKAI STAGE『A3!』製作委員会2020
Source: PASH! PLUS
舞台『A3!』〜WINTER 2020〜荒牧慶彦、北園涼、植田圭輔らにインタビュー「冬組の5人だからできた心地よい距離感」