世界の頂点へと全身全霊で挑む七瀬遙とそれを見守る仲間達の熱い想いが交錯する『Free!』シリーズ“最終章”となる『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編が2022年4月22日より公開されています。
本記事では、『PASH!』6月号に掲載された桐嶋郁弥役・内山昂輝さんへのインタビューの一部を特別に掲載します!
彼らの人生のこれからを予感できてとてもよかったです:桐嶋郁弥役・内山昂輝さんインタビュー
――『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編の収録を終えて感じたことは何でしょうか?
最後、大会でみんなが持てる力を出し切れたのも、今まで長い時間をかけ郁弥たちが積み重ねてきた努力が結実したからだと感じました。
また、『劇場版 Free!-the Final Stroke-』を以って『Free!』シリーズは終わってしまいますが、遙や郁弥たちの人生はこれからも続いていくと感じられるエンディングのつけ方だったと思います。
――後編ではキャラクターたちが自分の内面や過去と向き合うシーンが多かったのですが、内山さんは同じような経験はありますか?
幸運なことに流されるまま生きてきた結果、今も声優という仕事をやっています。だからあまりそういうことに深く思い悩んだり、大きな壁にぶつかった経験はないかも……?
兄妹との衝突もないですしね(笑)。あえて郁弥と重なる点を挙げるとすれば、子供の頃から同じことをやっていることでしょうか。郁弥は幼い頃に始めた水泳で日本代表に選ばれるまでになりましたよね。
僕も同じように子供の頃から今の事務所で仕事をしていました。それを辞めずに今も続けているところが似ているかもしれません。
――最後のメドレーリレーで印象に残っていることを教えてください。
とにかくメドレーリレーの予選、そして決勝のメンバー表のリストがこれまでの総決算という感じがして印象的でした。試合中は当然みんな気持ちが高揚しているだろうなと思ったので、アフレコでは郁弥のテンションの調整に気を使いました。
――やはり演者として、これが最後という思いはあったのでしょうか?
演じるという意味ではそうですが、郁弥はこれが最後の泳ぎだとは思っていないはず。まったく同じメンバーで再び泳ぐことはないかもしれないけど競技生活が終わるわけではないので、そこはあまり意識はせず、ただ「すべてを出し切ろう」という思いでした。
――後編も名シーンの数々でしたが、特に印象に残ったシーンはどこでしたか?
妙に心に残っているのはド頭。郁弥に日和が電話をかけてきたところに、金城がいきなり現れて謝ってきて。さらにそこへ道に迷った宗介が現れて……と、郁弥がいるエリアにみんなが集まってくる(笑)。
金城や宗介との交流という意味でも、貴重なシーンだったと思います。何かのモニュメントやランドマークの前なら分かるけど、あの謎の高架下は一体どこなんだろう(笑)。みんなが決まって行く場所の途中とかなんですかね。
ただ、この業界でも仕事場周辺でたまたま知り合いとすれ違うことはあるので、そう考えると珍しいことではないのかな。
――共感したシーンを挙げるならどこでしょうか?
30代の今の自分の視点から大学生の彼らを見ていると、共感するというよりもみんな若くて考え方や行動などがピュアだなと感じます。
人間関係における葛藤とか、あとは、水泳に自分のすべてを捧げるような気持ちで挑んでいるのがカッコいいですよね。あそこまで自らを追い込むことは自分の人生ではありませんでした。
――意外だった展開は?
後日談がしっかりと描かれていたのが意外でした。最後の試合で鮮やかに終わらせることもできたと思うのです。でもあのエピローグがあったおかげで、彼らの人生のこれからを予感できてとてもよかったです。
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Source: PASH! PLUS