【PASH!+】映画『Free! FS 後編』宗介役・細谷佳正さんが“公開後に楽しみにしていること”とは? キャストインタビューを一部公開

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 世界の頂点へと全身全霊で挑む七瀬遙とそれを見守る仲間達の熱い想いが交錯する『Free!』シリーズ“最終章”となる『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編が2022年4月22日より公開されています。

 本記事では、『PASH!』6月号に掲載された山崎宗介役・細谷佳正さんへのインタビューの一部を特別に掲載します!

宗介イラスト

細谷佳正宣材_正面

ファンの方々が安心できるシーンが多かったように感じます:山崎宗介役・細谷佳正さんインタビュー

ーー後編公開へのお気持ちをお聞かせください。

 個人的な想いよりもまず、過去、京都アニメーションにいろいろなことがあったことを思うと、こうして完結編を公開できるようになったことが本当にすごいことだと思います。本作に関わったたくさんのスタッフの方々のことを考えると言葉にはできませんが、感じるものがあります。

ーー後編公開で楽しみにされていることはなんですか?

 一番は観てくれたお客さんの反応です。作品への愛情を持ったうえでの話ですが、僕は仕事をする際に作品を俯瞰で見るタイプなので、個人的な感想は特にないのですが、みんながメドレーリレーを遙に繋いでいくシーンに特別な意味があるように感じました。

 「繋いでいく」ということに京都アニメーションからのメッセージが込められているような気がしたからです。大変なときに応援し、支えてくれた世界中のファンの想いを繋いで、こうして完結編を高いクオリティで作りあげることで、「私たちはもう大丈夫です」というメッセージを世界に向けて発信しているんじゃないかなと思いました。

ーーいろんな意味で驚いた、または意外性を感じたシーンを挙げるならどこでしょうか?

 先ほどもお話ししましたが、仕事をする際は客観的になってしまうので、台本を読んで驚いたことや意外性を感じたことはなかったのですが、本作はファンのみなさんにとって「よかった」と安心できるシーンが多かったように感じます。

ーーでは「青春しているなぁ」と感じたシーンを教えてください。

 本編すべてが青春してるなぁとは思います。そのなかでも印象的だったのは、宗介が遙に対して、「これだけ周りがお前のこと思ってるんだ。少しくらい気づけよ、主人公」と言うシーンです。あれぐらいの年齢って本当は全員が主人公でありたいと思うことのほうが多いと思うんです。

 みんな同じ水泳をやっているんだからなおさらそうだと思う。遙という圧倒的な才能を前にしたとき、悲しいけれど自分の限界を悟ってしまう。宗介のあのセリフは、悔しさやライバル心というある種の青春から一歩身を引いた人間の言葉だと感じました。それが残念だということではなく、宗介は大人になったのだなと感じました。なので、印象に残っています。

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Source: PASH! PLUS

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