2022年秋アニメの中でも筆者が大注目している『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が、いよいよ1月8日に第1クール最終回を迎えます。
サンライズ制作による『ガンダム』シリーズのTVアニメーション最新作となる本作。今回は従来のイメージを刷新した“学園モノ”、“TVシリーズ初の女性主人公”という意欲作。先が気になる物語で、2023年4月より放送予定の第2クールが今からすでに楽しみです。
また、本作の主人公であるスレッタ・マーキュリーちゃんがとてもチャーミングでかわいくて強い! 気弱ながら意外と肝が太く、決闘(モビルスーツ※MS を使用した一種の競技)にも勝利していく姿は圧巻。“水星の魔女”と通り名もスゴイです。
そんな、スレッタの故郷は水星。一体どのような所でしょうか? 行ってみたいと思いませんか? もし……水星に行けるなら……と思いを馳せ、水星から地球まで行くにはどれだけの時間とお金が掛かるのか、ざっくりながらシミュレートしてみました。
アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』地球から水星までいくら&何時間かかる? ざっくりシミュレート
現在では、民間人もロケットで宇宙へ行けるようになりましたが、シミュレートということでテクノロジーなどの要素は無視して、交通機関を使用していきます。今回採用するのは、恐らくは世界一速い交通機関といえる超音速旅客機・コンコルド!
コンコルドは、巡航高度5万5,000から6万フィート(約20,000m)という、通常旅客機の2倍の飛行高度(成層圏)を、マッハ2.2(2,717km/h)で飛行した、定期国際運航路線に就航した唯一の超音速民間旅客機でした。
コンコルドは、ニューヨーク~ロンドン間(3,459マイル/約5,570km)を2時間52分59秒で飛行。航空運賃は往復184万円(片道92万円)で、2003年10月24日を持って就航を終了しました。
水星の地球からの距離は最接近時で8,210万km。コンコルドのフライト回数で換算して、実に14,740フライト分(82,100,000km÷5,570km=14,740※小数点以下切り上げ)……! 数字が大きすぎて、この時点でスケールがもうよくわかりません!
所要時間:14,740フライト×2時間52分59秒=42,496時間14分20秒=4年310日16時間14分20秒
利用料金:14,740フライト×920,000円=13,560,800,000円
あくまで仮定かつざっくりな計算とはいえ、最接近時にもかかわらず片道料金が135億6,080万。大ヒット映画の興行収入並ですね。
また、料金以上の衝撃を与えるのはその所要時間。こちらもざっくりな計算ではありますが、超音速でもなんと約5年! 本作に登場する、スレッタたちが通う学校“アスティカシア高等専門学園”に在籍する生徒で、現状確認できる最上級生は3年生。このことから修業年数が3年と仮定すると、水星で入学手続すると、到着するころには同級生が全員卒業しています。
当然といえば当然ですが、地球から水星の距離の遠さや宇宙のスケールの大きさを感じる結果ですね。スレッタは特に問題なく学園にやって来ることができているわけですが、宇宙船の技術、移動時間、学園の場所とさまざまな部分が(ロマン的な意味で)気になってきますね……!
第1クール最終回を控えたアニメ『ガンダム 水星の魔女』は、『ガンダム』シリーズではあるものの、シリーズをまったく観たことのない方でも楽しめる作品です。回を重ねるごとに登場キャラクターやMSの活躍に深まる謎など次のお話が楽しみになる内容となっています。配信サイトなどで配信も行われているので、最終回に備えてイッキ見してみては?
参考文献及び資料
アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』公式サイト
Wikipedia – 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』/コンコルド
太陽系データノート2016 – 天文情報 – 名古屋市科学館【水星】
All About 公式SNS – 【怪鳥コンコルドに往復12万円で搭乗!コンコルド搭乗記】
文・内海健(よしもとライターズアカデミーウエスト)
よしもとクリエイティブアカデミーは大阪発信のシナリオライターを育成。詳しくは公式サイトまで!
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