1月7日に幕張メッセで開催されたライブイベント“プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd -Will-(セカライ2nd)”夜公演のレポートを掲載します。
本イベントは、セガとサイバーエージェントグループのColorful Paletteとの協業によるiOS/Android向けリズム&アドベンチャーゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(プロジェクトセカイ/プロセカ)』のリアルライブ。
全曲フルサイズ&生演奏による本ライブには、“バーチャル・シンガー”、“Leo/need”、“MORE MORE JUMP!”、“Vivid BAD SQUAD”、“ワンダーランズ×ショウタイム”、“25時、ナイトコードで。”が登場。それぞれのセカイから音楽を届けます。
なお、2月25日、26日にはインテックス大阪4-5号館で大阪公演が開催。ライブビューイングやオンライン配信も行われるので気になる方は要チェックです!
セットリスト
- 1:『STAGE OF SEKAI』
Leo/need&鏡音レン/作詞・作曲:針原翼(はりーP) - 2:『Calc.』
Leo/need&初音ミク/作詞・作曲:ジミーサムP - 3:『モア!ジャンプ!モア!』
MORE MORE JUMP!&初音ミク/作詞・作曲:ナユタン星人 - 4:『ヴァンパイア』
MORE MORE JUMP!&初音ミク/作詞・作曲:DECO*27 - 5:『シネマ』
Vivid BAD SQUAD&KAITO/作詞・作曲:Ayase - 6:『ECHO』
Vivid BAD SQUAD&巡音ルカ/作詞・作曲:Crusher P - 7:『トンデモワンダーズ』
ワンダーランズ×ショウタイム&KAITO/作詞・作曲:sasakure.UK - 8:『踊れオーケストラ』
ワンダーランズ×ショウタイム&巡音ルカ/作詞・作曲:YASUHIRO(康寛) - 9:『悔やむと書いてミライ』
25時、ナイトコードで。&初音ミク/作詞・作曲:まふまふ - 10:『フォニイ』
25時、ナイトコードで。&MEIKO/作詞・作曲:ツミキ - 11:『千本桜』
初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITO/作詞・作曲:黒うさ - 12:『テレキャスタービーボーイ』
ワンダーランズ×ショウタイム&鏡音レン/作詞・作曲:すりぃ - 13:『にっこり^^調査隊のテーマ』
ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク/作詞・作曲:じーざす - 14:『天使のクローバー』
MORE MORE JUMP!&鏡音リン/作詞・作曲:DIVELA - 15:『心予報』
MORE MORE JUMP!&初音ミク/作詞・作曲:Eve - 16:『街』
Vivid BAD SQUAD&鏡音リン/作詞・作曲:jon-YAKITORY - 17:『DAYBREAK FRONTLINE』
Vivid BAD SQUAD&初音ミク/作詞・作曲:Orangestar - 18:『ビターチョコデコレーション』
25時、ナイトコードで。&初音ミク/作詞・作曲:syudou - 19:『ロウワー』
25時、ナイトコードで。&MEIKO/作詞・作曲:ぬゆり - 20:『ヒバナ -Reloaded-』
Leo/need&初音ミク/作詞・作曲:DECO*27 - 21:『ステラ』
Leo/need&初音ミク/作詞・作曲:じん - 22:『群青讃歌』(アンコール)
初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITO/作詞・作曲:Eve - 23:『Journey』(アンコール)
初音ミク&星乃一歌&花里みのり&小豆沢こはね&天馬司&宵崎奏/作詞・作曲:DECO*27
“プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd -Will-” 1月7日夜公演レポート
大盛況のうちに終わった『プロセカ』初のリアルライブ“プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st -Link-(セカライ1st)”を受けて、ファンの期待が高まる2ndライブ。
2022年12月26日に発表されたガイドライン(※)の一部変更により、公演中の拍手や手振り、会話レベルの声量での声援は問題ナシとなったことによるものか、来場者からは開場前から“セカライ1st”の時以上の熱気が感じられました。
ライブの開幕前や休憩時間には登場人物の掛け合いも多数。1月7日夜公演は“Leo/need”がライブへの意気込みを語りつつ、注意事項を案内します。休憩時間には、ライブ当日の1月7日が志歩の誕生日(1月8日)の前日ということで“バースデーイブ”を祝い、りんごのコンポートをプレゼントをするという一幕も。会場も一緒に志歩を祝い、ファンには嬉しい演出となりました。
公演は鏡音リン&鏡音レンの会話からスタート。ふたりの案内で、様々なセカイで待っているみんなの歌を楽しむ旅に出発します。オープニング演出では、会場も手拍子で盛り上がり、推しがスクリーンに映ったのか、手をふるファンもちらほらとみられました。
※千葉県(“イベントの開催制限等について”)ならびに大阪府(“イベント開催等における感染防止対策について”)の新たなガイドラインに基づき、開催ホールと協議の上で変更とのこと。詳細は特設サイトをご確認ください。
セカライ2ndのトップバッターは“Leo/need”! 星乃一歌、天馬咲希、望月穂波、日野森志歩に鏡音レンを加えた5人で爽やかなバンドサウンドが印象的な『STAGE OF SEKAI』を歌唱しライブのスタートを華やかに飾ります。
疾走感のあるメロディに負けない演奏に1曲目からテンションも高まったのか、観客からも大きな拍手が上がります。
バンドパフォーマンスを交えたメンバー紹介を終えると、レンと初音ミクがバトンタッチ。「もっと盛り上げるよ」という意気込みとともに歌う『Calc.』はメンバーに合わせて会場も手拍子を行い、体全体で楽しめるステージに。
失恋をテーマにしたどこか哀愁を感じさせる本楽曲では、まるで体全体でライブを楽しむように、演奏しながらステージを楽しげに動き回る“Leo/need”のメンバーの姿も印象的です
曲のスタートとともに登場して、会場からの歓声にむかえられたのは“MORE MORE JUMP!”のメンバー・花里みのり、桐谷遥、桃井愛莉、日野森雫の4人と初音ミク。ハイテンポなアイドルナンバーをキュートなダンスとともに披露して会場を魅了します。
観客からのレギュレーションを守った全力のコール&レスポンスを受けて元気に飛び跳ねる5人はまさしくアイドルにふさわしい姿です。
ファンからの声援を受けながらの自己紹介パフォーマンスが終わると、次の楽曲に向けて“MORE MORE JUMP!”のメンバーが次の楽曲を会場全体で楽しむための振り付けをレクチャー。勘の鋭いファンは次の楽曲に気づいたのかかすかにどよめきが漏れます。
ミリオン曲(ニコニコ動画で100万再生を達成した曲)でもある人気楽曲『ヴァンパイア』を、キュートさそのままに蠱惑的な雰囲気のダンスでとともに歌唱。会場を特殊効果の炎に負けない熱気が包みます。
三番手となるのは小豆沢こはね、白石杏、東雲彰人、青柳冬弥の4人による“Vivid BAD SQUAD”とKAITO。会場から漏れた黄色いどよめきは、楽曲『シネマ』の宣言で悲鳴に変わります。
同ユニットの代表曲のひとつといえるような人気楽曲は、KAITOを中心としたハイレベルなダンスフォーメーションで披露。プレッシャーを微塵も感じさせず、「主役は僕だけだろ」という歌詞を体現するような堂々したパフォーマンスで会場の空気を完全にモノにしていきます。
KAITOと巡音ルカが交代しつつ、続けざまに歌うのは『ECHO』。重低音やピアノサウンド、そしてすべて英語による歌詞が印象的な一曲。激しさを増したダンスパフォーマンスとそれでも乱れない高い歌唱力が会場を圧倒。観客からの歓声には心なしか驚愕の感情も混じっているように見えます。
楽曲後のMCでは、ルカが練習秘話を披露しそうになるも、東雲彰人と白石杏が慌てて止めるという和やかな一幕も。ファンを和ませるワンシーンとなりました。
ショーの開演のような演出で登場したのは天馬司、鳳えむ、草薙寧々、神代類の“ワンダーランズ×ショウタイム”とKAITOの5人。観客に対するペガサス団への入団試験として披露するのは『トンデモワンダーズ』!
どこか寂しさを感じさせながらも明るい曲調が印象的な楽曲。メロディに負けじと、飛び跳ねるおもちゃのように元気で楽しそうなダンスを繰り広げる司たちの姿に、こちらも体が思わず動きそうなステージです。
KAITOとルカが交代して続けざまに歌う『踊れオーケストラ』では、スピンに合わせて優雅にひらめく衣装が華やかなダンスが印象的。優雅なステップのメンバーは目を奪われそうです。
オーケストラのようなサウンドも記憶に残る1曲を披露すると次のユニットの出番に。名残惜しそうな観客たちが強く手をふる姿が記憶に残ります。
ライブの5番手を担当するのは“25時、ナイトコードで。”。『悔やむと書いてミライ』を完璧に歌い上げる宵崎奏、朝比奈まふゆ、東雲絵名、暁山瑞希、ミクたち5人の高い歌唱力が会場を魅せていきます。
MCではMEIKOが登場。強い思いを感じ、その正体を知りたいというMEIKOに対して、思いを感じたなら歌うといいとミクが伝え交代。MEIKOの気が変わらないうちにと『フォニイ』のイントロが流れます。
複雑なメロディが記憶に残る難しい楽曲をものともせず歌いこなし、先ほどと変わらず高い歌唱力が観客たちを圧倒。また、どこか幻想的な4人の動きにも注目です。
彼女たちの世界観を存分に魅せつける2曲が終わると会場からは拍手が上がり、メンバーも感謝を述べます。MEIKOは楽しさを感じたものの、“それだけじゃない”としてもう少し考えるとのこと。後半の展開が気になるステージとなりました。
休憩明けのトップバッターは初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITOら“バーチャル・シンガー”!会場からもにわかに歓声が漏れます。
みんなを見て歌いたいという6人が披露するのは『千本桜』。初音ミクの代表曲のひとつともいえる本楽曲を各所で6人の特色を感じさせるダンスで披露すると、会場もすでにクライマックスと言わんばかりの盛り上がりを見せます。
再び現れたワンダーランズ×ショウタイムとレンが“ペガサス団最終試験”として披露するのは『テレキャスタービーボーイ』。
軽快なテンポにアグレッシブで愉快なダンスが楽しい1曲。エアバンドのような振り付けやネネロボが映るスクリーンなど、彼ららしい遊園地のように見どころ満載なパフォーマンスで会場のテンションを上げていきます。
着替えの衣装を忘れたレンとミクが交代して披露するのは『にっこり^^調査隊のテーマ』。歌詞を反映した楽曲前のMCに会場からは早くも歓声が漏れます。
ラップパートのような部分をはじめ、ハイスピードで高難度な曲をキュートさを増したダンスとともにバッチリ歌唱して、すでに高まった会場の熱気をさらに高めると、観客も全力のコール&レスポンスで応えます。最後に司たちのメッセージと“わんだほーい!”のコールがあると、会場も大きく手を振っていました。
再びの“MORE MORE JUMP!”によるステージは、リンを迎えた5人で掛け声とともにスタートした『天使のクローバー』で発進。透明感と疾走感を備えたメロディの楽曲を、ハイトーンボイスで歌いあげます。
キュートなダンスは健在であるものの、歌唱力もしっかりと披露していく姿は、彼女たちの実力の高さをうかがわせます。
楽曲の感想とこれからの意気込みをファンに伝えるMCではミクも登場。ここでの出番を終えたリンがメンバー4人とミクにハイタッチでバワーをあげると会場からも歓声が漏れます。
観客への思いとともに歌う“MORE MORE JUMP!”最後の楽曲は『心予報』。クラップと軽やかなダンス&ステップのイントロから始まる本楽曲では、アイドルらしいキュートなダンスが会場を魅了。切なくも軽快なメロディに体も自然と動きます。
ラストは会場全体で“モアモアジャンプ!”のコール&レスポンス。感慨深げな拍手が上がります。
準備万端の“Vivid BAD SQUAD”の後半戦1曲目はリンを加えた5人で歌唱する『街』。ルーツにつながる曲と語る杏はもちろん、3人にとっても大事な楽曲です。
感情を揺さぶるメロディラインの本楽曲を、4人がセッションを楽しむような軽快ダンスとともに、これまでの想いを伝えるように歌い上げると観客も感慨深げに聞き入ります。
“Vivid BAD SQUAD”最後の楽曲はリンに変わってミクを加えた5人での『DAYBREAK FRONTLINE』。バンドサウンドに負けない激しいダンスを一糸乱れぬフォーメーションで披露します。
彼らにとって今日一番であろう渾身のパフォーマンスは、技量の高さ以上に、この上なく楽しそうに歌う彼らの姿が印象的で、リズムに乗った彼らの声に思わず聞き入ってしまう内容です。
再び現れた“25時、ナイトコードで。”が歌うのは『ビターチョコデコレーション』。ミステリアスなメロディにダークな歌詞が映える難解な楽曲を透き通るような高音で歌いこなします。
どこかミステリアスな雰囲気を感じさせる彼女たちの魅力を増幅させるようなステージに会場も見入ってしまっている様子でした。
ミクに変わってMEIKOが登場して、続けざまに披露する『ロウワー』は、先ほどと同じくどこかダークで幻想的な楽曲ですが、こちらは軽快さを強く感じるテンポも印象的。華やかながら力強く歌い上げる歌唱力で、会場に独自の世界観を形成していく姿は圧巻です。
楽曲後のMCによると、MEIKOは“強い思い”の正体について答えを得た模様。まふゆの「ここ(胸)がソワソワする」というコメントなど、メンバーからの言葉に観客も強く手をふります。
ライブのラストを飾るのは再び登場した“Leo/need”とミク! 登場と同時に『ヒバナ -Reloaded-』を迫力のバンドサウンドとともに披露して会場を沸かせます。
曲名に名前負けしない熱い楽曲を力強く歌いあげ、会場の熱気をさらに高めます。
“Leo/need”最後の楽曲は『ステラ』! 疾走感のあるメロディが印象的な一曲を、映像演出に負けない爽やかな歌声で歌いあげます。
ラストの物悲しさを吹き飛ばすようなパフォーマンスにてライブ締めくくると会場も大きな拍手で称賛を送りました。
アンコールのサプライズで登場したのはリン&レン! みんなの思いに応えて来たとのことで、ミクたちほかのバーチャル・シンガーも登場し、6人で『群青讃歌』を歌唱。6人で背中を向けたところからイントロが始まると観客からも声が上がります。
“セカライ1st”のアンコールでも使用された本楽曲ですが、メンバーとダンスが異なる披露となると趣も大きく変わった印象です。
青春を感じさせるどこかもの哀しくも爽やかな楽曲を『千本桜』と同じくそれぞれの特色をアピールするダンスとともに披露すると会場からは歓声が上がります。
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