▲SSレア[甘美なる苦味]サンダルフォン(2月28日(火)11:59までの登場となります)
2月といえばバレンタイン。バレンタインといえば『グランブルーファンタジー(グラブル)』! 今回はちょうどバレンタインバージョンが発表されたサンダルフォンの魅力を紹介します。
『グラブル』のバレンタインといえば、バレンタインバージョンの新キャラクターが登場するほか、希望するキャラクターにプレゼントを届けられる“バレンタインキャンペーン”も開催。特別なシーズナルメッセージの聞けるイベントも2月28日(火)4:59まで実施されるなど“お気に入りのキャラをもっと推したい!”という人にはたまらない季節です。
サンダルフォンに話を戻すと、彼はシナリオイベント「どうして空は蒼いのか」3部作で非常に重要なポジションを担ったキャラクター。現在も様々なシナリオで活躍を見ることが出来、今回満を持してのバレンタインバージョンの登場でした。
ユーザーからは何かと注目度が高く、折に付けて話題になることもあるサンダルフォン。その魅力を確かめていこうと思います。
※本記事の内容は筆者による独自の解釈によるものです。サイゲームスおよび『グランブルーファンタジー』開発チームの意見とは異なります。
キャラ紹介:サンダルフォン
▲SSレア[復讐の天司]サンダルフォン(最終上限解放後)
年齢 | 不明 |
身長 | 174cm |
種族 | 星晶獣(天司) |
趣味 | 珈琲の研究 |
好き | 珈琲 |
苦手 | 非合理なこと |
声優 | 鈴村健一 |
関連ストーリー | どうして空は蒼いのか 失楽園 どうして空は蒼いのか Part.II 000 どうして空は蒼いのか Part.III THE MAYDAYS バブ・イールの塔 えとキャン 十二神将会議その二 Prayers |
永い眠りから再び目覚めた天司は、天司長ルシフェルの遺志を託される。かつての役割なき天司は、罪を背負い約束を果たすべく復讐の天司となるのだった。(ルリアノート登場人物紹介 SSレア[復讐の天司]サンダルフォン より)
サンダルフォンは、『グランブルーファンタジー』の世界において、高次元の存在である星晶獣の中で、さらに高度な能力を持つ“天司”のひとり。
さまざまなすれ違いや苦悩の末、世界を滅ぼそうとしていたものの、紆余曲折を経て主人公たちと和解し、現在では贖罪の意味も込めて天司長として活動しています。
皮肉屋でアンニュイな表情をしており、一目見ると影のある美青年といった印象を与えますが、根が真面目で表情豊か。注目してみるとかなり印象が異なる人物です。
*注釈1▲合理的な行動を常としているものの、理由さえあればケンカの仲裁すら行うことも。実は結構なお節介焼きかも……?
*注釈2▲何気ない一言でも自身のコンプレックスと結びつけるサンダルフォン。生来の真面目さは暴走していた時も健在だったのかもしれません。
サンダルフォンの“どうして空は蒼いのか”は精神的成長期間?
サンダルフォンにとって、登場シナリオイベントである“どうして空は蒼いのか”の3部作は切っても切れない関係。
自身のアイデンティティやルシフェルへの複雑な感情から暴走するものの、激変する状況や主人公たちをはじめとした世界とのかかわりによって自己を確立していきました。その後のシナリオイベント“Prayers”で柔軟な対応を行う姿からは、大分落ち着いた印象を受けます。
サンダルフォンの出自を振り返ると、“どうして空は蒼いのか”の物語が始まるまで外の世界と隔絶されていたと言えなくもない状況。その解釈であれば、我々が見てきた“どうして空は蒼いのか”からの物語はサンダルフォンの人(星晶獣)生のほとんどと言えるわけで、彼にとって大きな意味を持つのも当然というところ。
“どうして空は蒼いのか”ではヒステリックな印象も見受けられたところから、“失楽園 どうして空は蒼いのか Part.II”で頑なな態度ながらも他者とのかかわりを持つようになり、“000 どうして空は蒼いのか Part.III”の中では相手の心情を慮ろうとする姿も見られました。
*注釈4▲主人公たちと協力関係となって間もないころの姿。あくまで目的のために協力をしているだけ、と言わんばかりの頑なな態度が伺えました。
*注釈5▲他者と距離を置きたがる姿も今は昔。天司と堕天司の戦いの終盤には他人を気遣えるようにすらなりました。
かつての自身が発したある台詞を、わざと主人公が口にした際の反応もイベントの序盤と終盤で大きく変化しています。こういった精神の成熟が目覚ましいさまを見ると、“どうして空は蒼いのか”3部作のサンダルフォンは、精神的に一人前になるまでの期間のような位置づけにあったのかもしれません。
*注釈5▲上記2つは主人公からのある台詞に対するサンダルフォンの反応。どちらも過ちを顧みる姿勢を含んでいますが、イベント終盤はより踏み込んだ距離感の内容に。他者との隔絶からの脱却が伺えます。
客対応もお手の物? 天司長兼喫茶店マスター・サンダルフォン
サンダルフォンの行動や態度に現れる“人間臭さ”も彼を語るうえで印象的な部分のひとつ。高次元の存在である“星晶獣”でありながら“人間より人間らしいぞ!?”と思わせる彼の行動には、人間社会への順応性の高さを感じさせます。
*注釈6▲サンダルフォンの過去を思うと含蓄がありすぎるアドバイス。相手の性格に合わせた言い回しになっている部分は人付き合いのうまさを感じさせます。
特筆すべきはルシフェルとの関係の中で興味を持った珈琲に関するエピソード。初体験の時には“まるで泥水”と思いつつルシフェルには“とても美味しい”と伝えるなど“もともと人間性に関しては素質があったのでは?”と思わせます。
主人公たちを起点に多くのヒトとかかわる中で、ふとしたきっかけから始めることとなった喫茶店の経営では、“こだわりが強すぎて店舗の回転率が落ちる”という人間らしい問題点が発生するという場面も。
*注釈1▲こだわりと経営を折衷させつつ、完璧な接客態度を見せるサンダルフォン。言われなければ彼が星晶獣であることに誰も気づかなさそうです。
アウギュステのビーチでの経営修行を通して経営方針だけでなく接客スキルも熟練したのか、“えとキャン 十二神将会議その二”では、おませなフアンにも余裕の対応&心遣いを見せており、このころには老舗喫茶店のマスターというべき姿です。
人間社会を理解しようとしながらも“砂粒ひとつと島ひとつの区別もつかぬ”と価値観の隔たりを持つ六竜や、シナリオイベント“天上劇団もぐら座(2022年12月末開催)”で天司の役割を離れた後の職探しに難儀していたミカエルと比較すると、人間社会へのなじみ方のうまさを感じさせます。
*注釈7▲おませなお客様に対しては、選択肢を増やすにとどめてさりげなくよそ見していくスタイル。対人スキルの高さをうかがわせます。
撃てば響く反応が◎。マジメさ由来の好リアクション
サンダルフォンの印象を聞かれると、ルシフェルとのすれ違いから繊細でナーバスな姿やシニカルな態度を見せた“失楽園 どうして空は蒼いのか Part.II”中盤までのイメージが頭に浮かぶ人は多いのでは?
しかし、彼の性格面についてじっくり見ていくと、そんなイメージとは裏腹に、真面目かつ表情豊かな性格が印象的。主人公たちとかかわる中ではその性格から狼狽することも多く、実に“イイ”リアクションを多く見せてくれます。
*注釈6▲的確かつ低俗過ぎない罵倒による啖呵。一挙手一投足に真面目な性格を感じさせます。
“000 どうして空は蒼いのか Part.III”の後日談的な時系列にあたるシナリオイベント“THE MAYDAYS”は、彼の真面目さとリアクションの良さを示すシーンが顕著。アウギュステ市長との会話の中で罪悪感から天司長を続けていることを認めつつ、同時に自分の意思であることを表明する姿は、サンダルフォンの実直な姿勢を感じさせます。
その一方で、“巨大なサメが空を飛ぶ”という衝撃的現象を前に「この空の生態系はどうなっているんだ」、「この世界は狂っている…」とリアクションを見せるシーンは(シナリオの温度感的に)百点満点をあげたいところ。
団内きっての酒豪・ラムレッダの大胆な酒割り珈琲の呑み方を心配したり、主人公のからかいに対して生真面目に反応したりする姿はほほえましく、彼らも親しみを感じているようです。
*注釈7▲今や周知の事実であるラムレッダの酒乱ぶりにも律義に心配するサンダルフォン。宴会を開こうものなら介抱係になりそうな献身ぶりです。
サンダルフォンは成長コンテンツ
サンダルフォンの成長と魅力を振り返ると、ユーザーは“サンダルフォンの成長を見守ってきた存在”といえるのではないでしょうか?
先述した通り、サンダルフォンは“どうして空は蒼いのか”で初めて本格的に世界と触れ合うわけで、ユーザーはゲームをプレイする限り、必然的にサンダルフォンの成長を主人公として見ていくこととなります。
高次元の存在であるものの、生きることについてほとんどを知らない彼が、手探りでこの世界を生きていくことについて学んでいく姿を見て、ユーザーは愛おしさを感じるのかもしれません。
そんなサンダルフォンが、これからどのようなことを体験していくのか、楽しみでたまりませんね!
*注釈1▲業績に焦る他店の従業員に対するアドバイス。サンダルフォンのここまでの道のりを思うと、その胸中を深読みしたくなってしまう興味深いセリフです。
【注釈】
*注釈1:SSレア[砂浜の天司長]サンダルフォン:フェイトエピソードより
*注釈2:SSレア[憎悪の天司]サンダルフォン:上限解放エピソードより
*注釈3:シナリオイベント“Prayers”より
*注釈4:シナリオイベント“失楽園 どうして空は蒼いのか Part.II”より
*注釈5:シナリオイベント“000 どうして空は蒼いのか Part.III”より
*注釈6:シナリオイベント“THE MAYDAYS”より
*注釈7:シナリオイベント“えとキャン 十二神将会議その二”より
※画像はゲーム画面のキャプチャーを含む。
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