カバーが運営するVTuber事務所“ホロライブプロダクション“は、3月18日および19日に千葉県・幕張メッセにて開催した音楽フェス“hololive 4th fes. Our Bright Parade Supported By Bushiroad”において“hololive stage DAY2”のライブレポートを公開しました。
なお、本イベントはSPWNにて2023年4月21日 23:00までアーカイブ視聴チケット販売中。期限まで何度でも見放題となっています。
※レポートは原文ママ掲載。
hololive 4th fes. Our Bright Parade”hololive stage DAY2 ライブレポート
DAY2は0期生の星街すいせい、1期生のアキ・ローゼンタール、白上フブキ、夏色まつり、2期生の湊あくあ、紫咲シオン、百鬼あやめ、ホロライブゲーマーズから大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころね、3期生から兎田ぺこら、宝鐘マリン、4期生から天音かなた、常闇トワ、5期生から雪花ラミィ、桃鈴ねね、獅白ぼたん、ホロライブインドネシアからムーナ・ホシノヴァ、アーニャ・メルフィッサ、パヴォリア・レイネ、ホロライブEnglishから森カリオペ、がうる・ぐら、IRyS、セレス・ファウナ、オーロ・クロニー、ハコス・ベールズ、計26名が出演。DAY1と合わせると、実に51名がステージに立った。
定刻が近づくと、モニターには初日同様客席が映し出され、ファンの思い思いのアピールに笑い声が上がる一幕も。やがてオープニングを迎え、昨日よりもさらに熱気のこもった歓声とともに、虹色に染まったペンライトが走り出す。ムービーでホロメンが順番に映し出されると、客席はペンライトを振り上げながら名前を叫んだ。
1曲目はDAY2全員による「Shiny Smily Story」。アイドル衣装に身を包んだホロライブタレントが上下2段に分かれたステージに並び、2番になるとメンバーチェンジ。ホロライブ最初の公式曲という選曲も相まって、最初からクライマックスのような展開に会場の一体感もすさまじく、ペンライトとコールを浴びながら歌うホロメンはより一層輝いて見えた。
M1:Shiny Smily Story
ソロパート1人目は切り込み隊長・白上フブキ。「ここからはスーパー白上タイム、略してSSTの始まりだ!」と高らかに宣言すると、先日リリースしたばかりの「Hi Fine FOX!!」を披露。随所にフブキのエピソードを散りばめた楽曲だが、今回は<ってライブ2日目じゃい!>、<今日は幕張みんなでせーの!サイリウムをフリフリフリフリ>など歌詞をライブアレンジする細やかさも。幕張メッセの大舞台、ソロトップバッターを完璧に務めあげた。
M2:Hi Fine FOX!!
続いて、百鬼あやめは新曲「かわ世」をサプライズ披露。<そんな所もかわ余!>の掛け声はもちろん、「どーっちどっち」のネタや<あ、かけ声決めてなかった>などのセリフ、突然ゆったりする予想外の展開など楽しめる仕掛け盛りだくさんで、ライブにもってこいの一曲だ。
なんと、その後の夏色まつりも新曲「ゼッタイ王政カーニバル!」を初披露。「超かわいい曲だから最後まで耳の穴かっぽじって聴くこと!」と宣言すると、まつりすとのルールをつづった歌詞を満面の笑顔で歌い、忠誠を誓った観客には「今日一番かわいいのは誰?まつり?えへへ、よろしい!大好きだぞー!」のご褒美も。
M4:ゼッタイ王政カーニバル!
「みんなこんぺこー!いくぞー!」のあいさつで登場したのは、うさぎ年の今年、「全人類兎化計画」を展開中の兎田ぺこら。ナユタン星人が手掛けたアップチューン「ララララビット!!」を披露し、ぴょんぴょん飛び跳ねる様子は思わずこちらも踊り出したくなるステージングだった。
M5:ララララビット!!
続く猫又おかゆは「カミサマ・ネコサマ」をパフォーマンス。怒涛の肯定で中毒性の高い世界をつくり出し、会場中の視線を独り占めに。もちろん、おにぎりゃーたちとの<全知全能全肯定!><すごい!えらい!>といったコール&レスポンスも完璧だ。
ひたむきにアイドルを目指す5期生の桃鈴ねねは、ライブ向きナンバー「学園天国」をカバー。<Hey Hey Hey Hey Hey>では観客との掛け合いを楽しみ、音に乗ってタップダンス風のステップも披露、元気を届けるステージングで会場を沸かせた。
M7:学園天国
毎度予想外の選曲が話題になる戌神ころねは、「走れマキバオー」というチョイスで見事にハードルを超えてきた。もちろん原曲の寸劇や実況も忠実にこなし、終盤には側転まで披露。持前のフィジカルを見せつけた。
続いて登場したのはホロライブEnglishのがうる・ぐら。「メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト」の歌い出しを合図に、特効の炎が吹き上がる。衣装のリボンとしっぽを揺らしながら、パラパラ風のダンスを完璧に踊り、最後は決めポーズで締めくくった。
昨年メジャーデビューを果たしたラッパー・森カリオペは、パワフルな歌とラップで「Taste of Death」を披露。華やかなアイドル衣装も彼女のステージではクールでかっこよく見え、死神の名にふさわしいパフォーマンスに観客は思わず息をのんだ。
M10:Taste of Death
続いてはホロライブインドネシア2期生のパヴォリア・レイネが登場。本来英詞曲である「Illusion Night」を日本語版で歌うという嬉しすぎるプレゼント。間奏ではステージを歩き回りながら腕を振り上げたかと思えば、手のひらで表情を隠すなど繊細な振り付けも見せ、楽曲の世界観を体現した。
ホロライブEnglishのユニット「Project:HOPE」に所属するVSinger・IRySは、デビューEPから「HERE COMES HOPE」を披露。3Dの体を得てより凄みの増した歌唱が、生バンドの重低音に乗って会場のテンションをブチ上げた。
M12:HERE COMES HOPE
一転、透き通るような声のセレス・ファウナは日本語と英語の両方で挨拶。ボサノバ調の爽やかなナンバー「Let Me Stay Here」で会場に癒しを届ける。浄化するような歌声で観客を虜にすると、「じゃあ、またね」と手を振り、きらめきとともに退場した。
オーロ・クロニーは自身にとって初めてのオリジナル曲でもある「Daydream」を披露。原曲の民族音楽感はそのままに、生バンド演奏によって重厚感と盛り上がりはさらに増幅。クロニーののびやかな声と組み合わさることで没入感を高めた。
続いては、前回圧倒的な歌唱力で観客はもちろんホロメンの度肝まで抜いたムーナ・ホシノヴァ。星空のような照明の下、自身にとって最初のオリジナル曲である「愛の小さな歌」を歌唱。呼吸を忘れてしまいそうなほど美しくのびやかな歌声が会場中に響き渡り、聴く者を陶酔させた。
ジェット花火が吹き上がる中、アキ・ローゼンタールはアラビアンテイストの情熱的なナンバー「ROSE of the LAMP」を披露。ベリーダンスが得意なことでも知られる彼女は、腰を使ったダンスやハイキックで、会場のボルテージをさらに引き上げた。
M16:ROSE of the LAMP
FPSゲームで高いエイム力を誇る獅白ぼたんは、Ram Jam Worldの「melody」をカバー。歌ではチャーミングな声になるのも特徴的で、サビ終わりにはぼたんが伸ばした腕を上げるのに合わせて、白く輝くペンライトも上がっていくのが印象的だった。
M17:melody
その後には紫咲シオンが登場し、オリジナル曲「シャンデリア」を披露。「KING」などで知られるボカロP・Kanariaが書き下ろした曲で、活動4周年記念配信で初めて披露したもの。ミラーボールが紫と黄色の光を放つなか、中毒性の高い楽曲をより練度の上がったダンスとともにパフォーマンスした。
ハコス・ベールズはピノキオピーの「神っぽいな」をカバー。歌唱難度の高い曲だが、キレキレのダンスとともに難なく歌いこなしていく。ラップパートや、ステージに座ってのセクシーな振り付けなど幅広いパフォーマンスで会場を沸かせた。
宝鐘マリンは“マリ箱”こと「I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。」を披露。2022年7月のリリース後YouTubeではすでに2,300万回再生を超えており、TikTokでもダンスが流行した大ヒット曲。艶のある歌声とダンスに魅了され、マリンの挨拶でもある<Ahoy!>では会場が一つになった。
M20:I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。
余韻もつかの間、唯一無二の歌声を持った常闇トワが疾走感のあるナンバー「ライメイ」で空気を塗り替える。いじらしい歌詞と裏腹に激しく鳴るギターサウンドが特徴で、低音部分では持前のハスキーで力強い歌声を、サビでは美しい高音を轟かせた。
続いてホロライブ屈指のシンガー・星街すいせいは、2ndアルバム「Specter」のリードトラック「みちづれ」を披露した。作詞・作編曲をYOASOBIのAyaseが担当しており、THE FIRST TAKEでのパフォーマンスも話題となった曲だ。低音から始まる曲は徐々に激しさを増していき、安定した歌唱はもちろん、時折見せる切なげな表情も印象的だった。
アーニャ・メルフィッサは有機酸のボカロ曲であり、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」にも収録されている「カトラリー」をカバー。浮遊感のある音構成は少しウィスパーがかったアーニャの歌い方によくマッチしている。ふわふわの髪をゆらしながらゆっくりとステージを歩き、独特のステージを演出した。
続く大神ミオは、4周年を期に発表された「夜光通信」を披露し、バンドサウンドに乗って力強くも澄んだ歌声を響かせた。アウトロでは「みんなありがとう!大好きだよー!」と笑顔で手を振り、続くメンバーへしっかりとバトンをつないだ。
歌唱力に定評のある天音かなたは作詞・作曲を本人が手掛け、ボカロP名義デビュー曲ともなった「別世界」を披露。「とある女性を思い浮かべて書いたものなのですが、今日だけみんなのことを思って歌います」と話しつつ、指先までニュアンスをこめたしなやかなダンスとともに歌い上げた。
雪花ラミィは疾走感のある正統派ロック「Fleur」を披露。「花」という意味のフランス語を冠したこの曲は、デビュー2周年を記念して制作されたもの。「みんなありがとう!大好きだよー!」と叫ぶと、手をふりながら退場した。
湊あくあは「未だ、青い」をウィスパーボイスで。「カゲロウプロジェクト」などで知られるじんが手掛けたこの曲は、自身が主演・プロデュースを務めたゲーム「あくありうむ。」の主題歌でもある。透き通る高音と柔らかなダンスに注視していたら、「またね」の笑顔に胸がぎゅっとつかまれた。
M27:未だ、青い
ここからはユニットパート。「ユニットトップバッターは僕たちだー!」との声を合図に、「Bad Apple!! feat. Nomico」のイントロが走り出す。登場したのは、「ドン鬼宝天」こと天音かなた、宝鐘マリン、百鬼あやめの3人だ。東方アレンジ楽曲の中でも知名度の高い作品のひとつであることもあり、会場は大熱狂。影絵を思わせる映像も、特にニコニコ動画ファンに刺さったことだろう。
ホロライブゲーマーズから猫又おかゆ、戌神ころね、大神ミオはMONKEY MAJIK×サンドウィッチマンの「ウマーベラス」をカバー。もちろん、間奏のコントも完璧に再現。ゼロカロリー理論について語るおかころと、間に挟まれるミオの掛け合いに思わずクスっとさせられた。
M29:ウマーベラス
かねてより交流のあった紫咲シオン、がうる・ぐらのコンビは「這いよれ! ニャル子さん」から「恋は渾沌の隷也」をカバー。<SAN値ピンチ!>のコールで会場全体がお祭り状態となったことは言うまでもないだろう。ギターソロでは2人そろってエアギターのような動きを見せた。
続いてはhololive English -議会-からオーロ・クロニー、セレス・ファウナ、ハコス・ベールズが登場し、夏歌「summertime」をカバー。まっすぐ響くオーロの声、透き通るセレス、少しクールなハコスの歌声が重なり、美しいユニゾンが生まれた。
M31:summertime
1期生からアキ・ローゼンタール、夏色まつり、5期生から雪花ラミィ、桃鈴ねねと、名前から四季を思わせる組み合わせで披露したのはボカロ曲「放課後ストライド」。ジャンプやフォーメーション移動の多いダンスを元気よくこなし、最後はセンターに集合して4人でVサインを決めた。
兎田ぺこら、獅白ぼたん、白上フブキは八王子Pの「ワールドワイドフェスティバル」をカバー。途中、機内アナウンス風の音声は<NicoNico Airlines>を<hololive Airlines>にアレンジするなど、細かいネタまで楽しめるパフォーマンスとなった。
森カリオペとIRySは YOASOBI「怪物」をカバー。共に歌唱力が高く、また長身・ロングヘアという共通点を持つ二人のステージングは、アイドルというにはあまりにも迫力と凄みにあふれている。2番では見事なハモりも奏でた。
軽快なカッティングギターは「夜咄ディセイブ」の合図だ。歌うのはムーナ・ホシノヴァ、パヴォリア・レイネ、アーニャ・メルフィッサというhololiveインドネシアのメンバー。クライマックスに向かうフェスの温度を力強いユニゾンでさらにぶち上げ、ドラムソロ部分では3人それぞれが順番にダンスパフォーマンスを披露した。
M35:夜咄ディセイブ
ユニットパートのトリを飾るのはStartend。2022年のVTuber最協決定戦で星街すいせい、湊あくあ、常闇トワにより結成されたチームで、今でも根強い人気を誇る。そんな3人は、3月17日に歌ってみたをアップしたばかりの「空奏列車」を披露。すいせいのロングトーンに感情をゆさぶられたかと思えば、最後には3人が頭上にこぶしを掲げる姿も印象に残った。
エンディングに向かうムービーの音に合わせて、自然発生的に拍手が起こる。しめくくりはもちろん、フェスのテーマソング「Our Bright Parade」をDAY2の出演者全員で。白と黒のライブTシャツに着替えたメンバーが半分ずつ交代で登場し、それぞれが晴れやかな表情で<相応しい旅路とは?君と在ることさ>と歌う姿に胸を打たれる。最後は全員が登場し、26人が並ぶ圧巻のステージで大団円を迎えた。
M37:Our Bright Parade
メンバーが退場すると、役目を終えたステージセットもきらめきとともに消えていく。1年に1度の、全体ライブという大舞台。ライブにおける演出・技術はもちろん、メンバー一人ひとりがそれぞれに名刺となるオリジナル曲を持ち、またステージ経験も増えたことで、全員のパフォーマンスレベルが大きく向上していた。そんなホロライブプロダクションの“ここから/これから”を思うと、楽しみで仕方がない。
取材・文/ヒガキユウカ
写真/Takashi Konuma
配信チケット アーカイブ視聴情報
【hololive 4th fes. 配信チケット】
hololive stage DAY1(3月18日):6,500円(税込)
hololive stage DAY2(3月19日):6,500円(税込)
holo*27 stage(3月19日):6,500円(税込)
【hololive 4th fes.通し配信チケット】
hololive 4th fes.通し券:19,500円(税込)
【受付期間】
2022年12月2日22:00~2023年4月21日23:00
【チケット購入サイト】
SPWN
Streaming+
※公演終了直後からアーカイブ視聴可能となり、2023年4月21日23:59まで何度でも視聴できます。
※2023年4月21日23:59を過ぎると、アーカイブ視聴中でも視聴できなくなります。
※支払いの際、チケット代金の他に各種手数料がかかります。お申込み画面にてご確認ください。
ホロライブプロダクション公式サイト
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