キャラの良さみが深くてグラブルを勧めたい話：世界線が違えばバザラガはベテラン教育係だったかも？

▲SSレア[余暇の猛刃]バザラガ(上限解放後)※8月31日(木) 11:59までの期間限定登場となります。

　毎年恒例の夏の生放送でもりだくさんの発表があり、今後の動きに期待が高まる『グランブルーファンタジー(グラブル)』。今回の良さみが深いキャラクターは、今年水着バージョンが登場しているバザラガです！

　“特別製”の肉体による耐久力で、バトル中はユーザーたちに頼れる姿を見せてくれるバザラガですが、長く続く“組織”関連のイベントにかかわっていることもあり、物語の面でも活躍の多いキャラクターです。

　そんなバザラガについて、物語の中で変化した心境や面倒見のよさに加えて意外にノリもいい性格に注目しながら紹介していきます。

※本記事の内容は筆者による独自の解釈によるものです。Cygamesおよび『グランブルーファンタジー』開発チームの意見とは異なります。

キャラ紹介:バザラガ

▲SSレア[冥闇の剛刃]バザラガ

　
　男は、消えぬ悔恨を冥闇の色に染め上げた。惑いの中で幾度となく重ねた過ちは、男から全てを奪い去った。振るう大鎌、纏う鎧と、全てが禍々しいのは堕ちた証を求めたがゆえ。手負いの獅子、その傷が癒える日はいつか。(ルリアノート登場人物紹介 SSレア[冥闇の剛刃]バザラガ より)

　バザラガは、星晶獣狩りを主な任務とする“組織”と呼ばれる集団に属するドラフ。

　屈強な肉体に漆黒の鎧と威圧感を与える姿ですが、見た目に反して面倒見のよい性格をしており、むやみな殺生を避け、時に不穏な動きを見せる“組織”について思案することもあるなど理知的な面も見せています。

*注釈5▲名誉のために挑みかかった騎空士に対する反応。見下さず、諭すように止めているところもよくできた人格を感じさせます。

　しかし、言葉よりも行動で自分の意思を見せることもしばしば見られるようで、その姿が仲間をやきもきとさせることもあるようです。

*注釈2▲過去との決別を済ませていなかったころのひとコマ。周囲を慮った行動のはずが、思うようにいかないことも。

見た目とのギャップがトップクラスなコワモテ親切お兄さん

　筋骨隆々な体に威圧感がある鎧、粗暴でこそないものの少々ぶっきらぼうな話し方があわさってコワモテな雰囲気を漂わせるバザラガですが、個性が強い“組織”メンバーの中では常識人寄りと言えるかもしれません。

　面識のあまりない相手にも面倒見がよく、相棒のゼタはもちろんのこと、一回り以上歳が離れているツバサとも軽口をかわす他、改造によって本人いわく“見るに耐えん”となった素顔を逆手にとって「見たいか？　この顔が」と冗談を飛ばすなど、ゼタに劣らぬフランクな性格を垣間見せることもしばしば。

*注釈3▲任務の一環ではあるものの、鼻歌交じりで仮装を済ませ、ゼタと軽口を交わすバザラガ。ノリのよさも感じさせます。

*注釈4▲自身の見た目が周囲に及ぼす影響が気になる様子。素顔を使ったジョークも“相手に必要以上に気を遣わせたくない”という心理があるのかも？

　主人公に対しては、状況が交錯する中で戦いに赴く時に“力を振るう目的を見失うな”と諭す一方で、誕生日にはお祝いとして酒に似せたドリンクを用意するマメな一面も見せており、教育係の先輩のような親しさがあります。

　彼に好意を寄せているアルメイダに関しては、自身とのつながりによって危害を受けることを案じるなど責任感が強い一面も見せますが、その想いには気づいてないようで、朴念仁の気もあるようです。

*注釈5▲年長者として、力を持つものとしてその在り方を説くことも。騎空団の中では貴重なポジションなだけに印象に強く残ります。

同じ行動にも異なる心理。チームの頼れる防御担当・バザラガ

　度重なる肉体改造による驚異的な耐久力はバザラガの最大の特徴であり、ストーリーだけでなくバトル中でも活躍します。しかし、自分の体を顧みない行動を取ることもあり、見ている側をハラハラさせることも……！

*注釈6▲自身の死のリスクにも怯まぬ姿。頼りがいを感じさせますが、長年見守ってきた古参のファンほどハラハラしてしまう姿です……！

　登場初期から変わらないスタンスは美点であり欠点にもとれる複雑な一面なのですが、その行動理念は自身の過去と向き合うこととなったシナリオイベント“Right Behind You”を境に変化した様子です。

　過去の戦闘で仲間を喪った過去から自罰的な心理があり、仲間が自分よりは頑丈ではないという考えから自身が盾になるべきと行動していた節があるように見えたバザラガですが、“Right Behind You”にて相棒のゼタや仲間たちと確かな信頼関係を構築。現在は同じ「自身の身を盾にする」という行動でも“大切なものを守る”という前向きな考えにシフトしたように見えます。

*注釈7

　“Right Behind You”以降の心境の変化は普段の人付きあいにも表れているようで、自身に好意を寄せているアルメイダとのやり取りが顕著。

　機神グロウノスの出現により武器を喪った直後は、アルメイダからも距離を置き気遣いの言葉にも“俺のための涙などあってはならない”と自嘲していたのが、事件の決着後は面と向かって感謝を伝え“これからも頼りたい”と柔らかい対応を見せるように。

　過去に対して心理的な決着をつけたことで、生き方そのものにも小さくない変化が起きているようにうかがえます。

*注釈7

*注釈7▲過去に自分なりの答えを出したことで、相手からの好意を素直に受けとめられるようになったようです。

戦い以外の生き方も選べそう？ バザラガの世話好きな気質

　主にバディを組むゼタとのコンビネーションをはじめ、作戦行動中はパワフルな膂力に反して、相手に合わせることで連携の精度を高める姿が多い印象のバザラガ。そのスタイルは私生活でも健在の様子です。

*注釈2

　組織外の活動では、ユーステスの好きそうな店を見繕ったり、女性陣に付き合わされたカシウスを笑いつつも労わったりと、何かと周囲を気遣う場面もいくつか。

　大鎌を持つ姿を夫と間違えられたロジーヌとの交流では、“バザララちゃん”なるカワイイ言い間違いにタジタジになりつつ、作業の手伝いや世間話に付き合う場面も。面倒見のよさは登場初期から変わらないことがうかがえます。

*注釈8

*注釈8▲組織に関連するキャラの中では比較的オトナな印象。仲間を気遣うことも多そうです。

*注釈9▲人違いを気にせずトークの話題にするコミュニケーション力はさすがの一言。組織の捜査任務で養われたりしたのでしょうか。

　また、先日登場した水着バージョンのフェイトエピソードでは、主人公やイルザたちの厚意に応えてバカンスに参加。不意のトラブルにも親切心を見せつつノリノリで対応する場面も見せました。

　それ以外でも、ツバサたちからは尊敬の眼差しを向けられ、哨戒の同行を願い出られる場面も。年下の相手からの慕われやすさを見ると、組織内では教官、組織外なら教師としての適正もありそうです。

*注釈4▲相手の厚意に応えるのも気遣いのひとつということでしょうか。さりげなくビィをからかっているのも“忖度ではなく、ちゃんと楽しんでいる”という意思表示に感じます。

変わらないバザラガの変わる心理

　“組織”をめぐる長い物語にかかわるだけあって、内面についてじっくりと描写されてきたバザラガ。その立ち振る舞いに大きな変わりはありませんが、その心のうちは大きく変化していったように感じられます。

　いなくなった仲間に思うことはまだあるものの、過去を正しく埋葬したことで、罪悪感は報いる気持ちに。そして、今の仲間に目を向けられるようになったことで、身をいとわない行動はノブレスオブリージュのような側面を持つようになりました。

*注釈6▲より気高く前向きになった発言には、揺るがない安心感を感じさせます。

　さらに、もともと持ち合わせていた社交性によって、人の好意をよりまっすぐに受け止められるようになったわけですが、アルメイダにゼタと意外にも女性との交友関係もあるバザラガ。今後の人間関係に注目が高まるところです。

*注釈1

*注釈1▲その朴念仁っぷりは変わることがない様子。恋愛関係の進展はどんな任務よりも難しそう……!?

【注釈】
*注釈1:SSレア[漆黒の兇刃]バザラガ フェイトエピソードより
*注釈2:シナリオイベント“Right Behind You”より
*注釈3:SSレア[闇と篝火]真紅と冥闇 ゼタ＆バザラガ フェイトエピソードより
*注釈4:SSレア[余暇の猛刃]バザラガ フェイトエピソードより
*注釈5:SSレア[冥闇の剛刃]バザラガ フェイトエピソードより
*注釈6:シナリオイベント“STAY MOON”より
*注釈7:SSレア[慙愧の獅子]バザラガ フェイトエピソードより
*注釈8:シナリオイベント“カシウスのらぁめん旅行記”より
*注釈9:SSレア[冥闇の剛刃]バザラガ クロスフェイトエピソードより

※画像はゲーム画面のキャプチャーを含む。
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