『劇場版すとぷり』を今すぐリピートしたくなる!? るぅとが語る『雨天決行』の聴きドコロやメンバーお気に入りシーンなど秘話満載の舞台挨拶レポート

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 映画『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』本日7月19日(金)より公開。本記事では、すとぷりメンバーと松浦監督が登壇した「【全国同時生中継】公開記念舞台挨拶」のレポートをお届けします。

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 2016年に結成され、動画配信サイトを中心に様々な活動を行う2.5次元アイドルグループ「すとぷり」は、YouTube動画再生数79.7億回再生、YouTubeチャンネル登録者数300万人超え(2024年7月2日現在)。2022年には5大ドームツアーを制覇し、2023年には全11会場44公演の全国アリーナツアーを開催、上半期音楽ライブ動員数が日本1位に。さらには2023年第74回NHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。

 そんな、破竹の勢いを見せる「すとぷり」の新たな舞台としてアニメ映画化決定。主演はすとぷり(莉犬/るぅと/ころん/さとみ/ジェル/ななもり。)、アニメーション制作はライデンフィルムが担当。まだ誰も知らない、すとぷりのはじまりの物語が描かれます。

 映画の全国上映を記念して、公開初日の7月19日(金)に全国同時生中継にて公開記念舞台挨拶が開催。すとぷりメンバーと松浦監督の作品に関する貴重なトークが展開しました。

※レポート内は継承略。

『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』【全国同時生中継】公開記念舞台挨拶レポート

 大人気の2.5次元アイドルグループ「すとぷり」初のアニメ映画化に各劇場での興奮も冷めやらぬであろう中、舞台挨拶が始まると、松浦直紀監督とななもり。、ジェル、莉犬、ころん、るぅと、さとみのすとぷりメンバーが登場! ジェルがお茶目な動きとビジュアルや劇中を意識した「すとぷりのドラム担当、ジェルでーす!」という自己紹介で笑いを誘い、会場と中継先にいるファンの心を和ませると、早速作品に関するトークが始まります。

 最初の質問は、本作の企画を作り始めた時のことについて。回答するななもり。は、活動当初からアニメ化したい考えがあったことを明かしつつ、声優としての参加や主題歌の作成という形でメンバーの願いも叶ったことなど、アニメが世に出る以外にも本作が形になることへの喜びがあったことを語ります。

 続けて、松浦直紀監督が2.5次元アイドルグループを初めて映画化することについての苦難を聞かれると「終わるのがもったいないくらい、もっと作っていたいと思うくらい本当に楽しい毎日でした」との回答にすとぷりメンバーは驚き。ななもり。が「(大変だったことが)滅茶苦茶ありましたからね(笑)」とツッコむと会場も笑いに包まれます。また、ななもり。が続けてすとぷりの活動初期のことに触れつつ、自分たちが作品になる時にどうなったらファンが喜ぶのか、一方で初めて見る観客はどのようにしたら魅力を感じてくれるのか、そのバランスに苦心したという制作時のエピソードも明かしました。

 続いての質問はさとみに対する“「すとぷり」映画化の話を初めて聞いた時”というもの。劇中のセリフを引用した発言で他のメンバーを翻弄しつつ、夢として声優を目指していたことを明かし、その夢がかなったことについて「嬉しいという言葉じゃもう余ってしまうくらい、味わったことのない感動を感じています」と喜びを表現しつつ、「みんながいないと絶対に達成し得なかった」とファンへの感謝を言葉にしました。

 続いての質問に答えるのはるぅと。作詞や作曲でかかわったオープニング主題歌『雨天決行』の好きなところについて聞かれると、アニメのOP手掛ける夢が叶ったことの喜びを表現しつつ、作品の顔となる楽曲であるため多くの思考錯誤があったことを告白。最終的には映画館で映えるオーケストラサウンドに行き着いたとコメントし、「劇場で聞いた時に映えるような音楽となっているので、曲全体のサウンドもお気に入りです」と思わず劇場に足を運びたくなるアピールポイントも紹介。同じく自身が参加した挿入歌『生まれたその時から』については、畳み掛けるラストのコーラス部分をアピール。「まだ見ていない方にもラストのコーラスを聞いていただきたいなと思います」と魅力を語りました。

 続いての質問は声優初挑戦となるころん。大変だった部分について「大変だった部分は全くなくて」と話し始め、素を出せるセリフが多かったことから楽しく収録できたことを語ると、「30テイク取った話をしろよ!」メンバーからの総ツッコミが! 松浦監督によると“自然なころん君を出すために調整を積み重ねた”とのことですが、その結果30テイクも収録することになったという驚きの制作秘話を披露。「ドッキリ動画なのかなと思って、キレるまで終われませんみたいな感じなのかと(笑)」と当時の心境を振り返ると会場からも笑い声が上がります。

 続けての質問を答えるのは莉犬。主人公を演じた中で共感したシーンを聞かれると、最後の長ゼリフをチョイスすとぷりのメンバーと出会って居場所を見つけ、自分が自分でいいと思えたというシーンに自分自身や他のメンバーもそうだったのではないかと強く共感したという、作品だけでなく自分たちの活動も振り返るような回答となりました。

 自身もアニメを製作しているジェルは、作品を見て感じたことについて聞かれると最初のお茶目な雰囲気から一転。クリエイター目線で感じることがあったといちクリエイターとしての顔を見せ、「こだわりだったりプロ意識と技術や皆さんの愛が集まってできた映画だと強く感じられました」と表現。アニメを作る人間としても勉強になる、最高の経験にあったことを語りました。

 最後にななもり。が作品に対する思いを聞かれると、メンバーの夢を叶えられたこと、ファンに新しい楽しさを与えられたこと、クリエイターやIP活動として新らしい一歩を踏み出せたことなど、映画化されることにとどまらない、STPRの代表取締役としての顔も感じる喜びを見せつつ、人生最高の思い出と表現しながらも本作品をもっと見てもらえるよう頑張りたいと衰えぬ意欲を表明しました。

 各メンバーへの質問が終わると、全員に対して「(舞台挨拶を見ているファンへ)もう一回見てほしいお気に入りのシーン」というテーマでトークが展開。

 さとみは声優の友達に「さとみだけ息で言ってる」と評価されたことから自身で確認したいとメンバーが“うん”というシーンを、続くるぅとは行動の理由を考察したいという理由で“ライブシーンの中でころんが大量のバナナを車に乗せて走る場面”をチョイス。また、莉犬は電車から降りたころんのコミカルさからすとぷりメンバーが海に行くシーンを推すと、コミカルなシーンや選定理由に会場の空気も和みます。

 また、るぅとが何時に起きたか時間を確認したいともう一つ挙げた“莉犬が朝起きたシーン”や、台本がなくアドリブだったと制作秘話と共に挙げたころんの“莉犬がころんを勧誘する際のゲームのアクションシーン”など、映画を一度見た人も思わず見返したくなる場面が紹介されました。

 ななもり。は悩みつつも海に行くシーンを選択。星空や花火、莉犬と語り合うシーンなどを上げつつも語りきれないとくるしげな声を出し、「毎年(の夏に)見てほしいですね」とコメントする姿には作品への強い思い入れが感じられます。そして監督は“莉犬が「最後の曲!」と言った後の13秒間”を挙げ「リスナーさんが涙を拭く13秒」と表現するとすとぷりメンバーからも共感の声が。こちらも作品への並々ならぬ入れ込み具合を感じさせます。

 そんなお気に入りシーンの紹介が終わると、いよいよ舞台挨拶も終了の時間に。松浦監督が「すとぷりの6色にリスナーさんの1色を加えて7色の虹にしてください」と発言するとすとぷりメンバーも大きく沸き立つ中、それぞれがリスナーへの感謝の思いを口にして、最後はすとぷりの定番の挨拶である「おつぷり~!」で締め、大盛況の舞台挨拶は幕を下ろしました。

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『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』作品概要

【公開時期】
2024年7月19日(金)
【スタッフ】
製作総指揮:ななもり。
監督:松浦直紀
原作:柏原真人
企画プロデュース:ななもり。
構成・脚本:涼村千夏
キャラクターデザイン:中村ユミ
色彩設計:小野寺笑子
美術監督:米田隆裕
3DCG 制作:サンジゲン
撮影監督:土本優貴
撮影:ライデンフィルム
音響監督:田中亮
音響効果:徳永義明、冨田奈津実
音楽:STPR Records
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作:劇場版すとぷり製作委員会
配給:ブシロードムーブ
監修:STPR Studio
【キャスト】
主演:すとぷり(莉犬/るぅと/ころん/さとみ/ジェル/ななもり。)
種﨑敦美
三森すずこ
岡本信彦
遠野ひかる
飛田展男
二又一成
戸松遥
山根雅史
日野まり 他

(C) STPR Inc./劇場版すとぷり製作委員会

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