『グラブル』11周年特別企画としてサンダルフォンのキャラソン第2弾『ORISON』企画チームインタビューも! 『グランブルーファンタジー』80曲を超えるキャラソンの魅力を紹介

PASH! PLUS
スポンサーリンク

 11周年を迎え、冷めやらぬ盛り上がりを見せている『グランブルーファンタジー(グラブル)』。本記事では、少し趣向を変えて本作のキャラクターソングについて紹介していきたいと思います。

【PICK UP!】『グランブルーファンタジー』関連記事

 11周年を迎えて34弾まで(2025年3月時点/作品数のみ、タイトル未発表作品含む、ベストアルバム含まず)が発表された『グランブルーファンタジー』のキャラクターソングシリーズ。

 「キャラクターソング」自体は、『グラブル』のみならず、原作を楽しんでいる人がより楽しめるコンテンツであるのはもちろんのこと、例えばアニメショップでグッズを見たことがある・CMで作品のことを知っている程度だったりと、作品にまだ触れていない、あるいは触れて日が浅いという人でも試聴などで体験できる貴重なコンテンツです。今回はそんなキャラソンの中でも、多彩な楽曲を多く発表している『グラブル』に焦点を当て、「PASH! PLUS」限定公開のインタビューと共に紹介していきます。

 なお、『グランブルーファンタジー』キャラクターソング公式サイト『グランブルーファンタジー スカイコンパス』では楽曲の試聴も可能となっています。本記事で気になる楽曲を見つけた人は、こちらも活用してみては?

※本記事における楽曲紹介の内容は筆者による独自の解釈によるものです。Cygamesおよび『グランブルーファンタジー』開発チームの意見とは異なります。

音楽としても多彩! 『グラブル』のキャラソン紹介

 現時点で発表されている『グラブル』のキャラクターソングは、34弾、バージョン違いまで含めると80曲以上(instrumental/未発表楽曲/ベストアルバム収録曲を除く)を超える大ボリューム! そして、気になる楽曲の内容もアイドル系やロック、かわいいものから変わり種な面白いものまで非常にバラエティ豊富。

 ここでは、その中からいくつかの楽曲をピックアップしてライトに紹介していきます。

アイドル系その1:『キミとボクのミライ』

キミとボクのミライ

歌:ジータ(CV:金元寿子)、ルリア(CV:東山奈央)、ヴィーラ(CV:今井麻美)、マリー(CV:長谷川明子)

 『グラブル』の記念すべきキャラクターソング第1弾はまさかのエイプリルフール企画として公開された楽曲! 驚きの経緯ではありますが、メインテーマを王道アイドルナンバーにアレンジしたメロディは耳に残ります。キュートな歌声にも注目です。

 なお、本楽曲にはグラン(CV:小野友樹)、シエテ(CV:諏訪部順一)、カトル(CV:福山潤)、シス(CV:檜山修之)が歌う「Another Ver.」とランスロット(CV:小野友樹)、ヴェイン(CV:江口拓也)、ジークフリート(CV:井上和彦)、パーシヴァル(CV:逢坂良太)が歌う「Dragon Knights Ver.」も存在します。ガラリと印象が変わるので、合わせてチェックしてみるのもオススメです!

アイドル系その2:『Knights of Chivalry ~誓いのフェードラッヘ~』

Knights-of-Chivalry

歌:ランスロット(CV:小野友樹)、ヴェイン(CV:江口拓也)、
ジークフリート(CV:井上和彦)、パーシヴァル(CV:逢坂良太)

 『グラブル』でも人気の高いフェードラッヘに関連した4人の騎士たちによるキャラソンの第2作目。アップテンポで華やかな曲調も特徴的ですが、聴いているあなたに四騎士たちが誓いを立てるようなリリックはときめくこと必至!

 気品あふれる白基調の衣装に身を包んだ4人を描いたジャケットと合わせて、うっとりしてしまうような一曲となっています。

ロック系その1:『Bloody Garden』

Unfinished-Melody

歌:アオイドス(CV:谷山紀章)

 天才的ソロシンガー・アオイドスによるキャラクターソングは、当然ながら当人の音楽性を尊重したバチバチのロックナンバー!

 「Bloody Garden」が収録された「Unfinished melody」は、アーティストとして活躍するアオイドスが手掛けたミニアルバムというだけあって、非常に高い完成度を感じる出来栄え。「まだ伸びるのか!」と驚くほどの歌声に脱帽です。

ロック系その2:『御命ノ空』

神将寿唄円盤

歌:アニラ(CV:悠木 碧)、マコラ(CV:Lynn)、ハイラ(CV:高橋李依)

 11周年記念イベント「十二神将演義」にて活躍したのが記憶に新しい十二神将より、アニラ、マコラ、ハイラが歌うのは和ロック! 『グラブル』のキャラソンのジャンルの引き出しにも感心せざるを得ない手広さです。

 楽曲は十二神将の中でも大人っぽい印象の3人を表現するような曲調。笛の音をはじめとした和楽器を強調するサウンドは、神楽や演舞の神々しさも彷彿とさせます。

カワイイ系その1:『7日間かけて世界を創るより可愛い女の子1人創った方がいい』

7sk

歌:カリオストロ(CV:丹下桜)

 カワイイ歌声とメロディに、カリオストロの二面性を表現したパートも盛り込まれた、彼女の魅力を凝縮したような一曲! タイトルやジャケットイラストなど楽曲以外からも「カワイイ」を追求する姿勢を感じるのは、カリオストロのキャラクター性によるものなのでしょうか。

 また、公式チャンネルから視聴できるMVも非常にカワイイ内容となっているので、本楽曲が気に入った人やカリオストロを推したくなった人は要チェックです!

カワイイ系その2:『Welcome to the PARADE!』

Welcome-to-the-PARADE

歌:ビカラ(CV:種﨑敦美)

 十二神将のひとり・ビカラのキャラソンは、遊園地のパレードのように踊りだしたくなるポップな楽曲!

 弾むようなメロディと歌声は、パレード中のビカラのかわいさを思わせます。一方で、落ち込んでいる時に聴くと強く励まされるようなリリックにも注目。これからビカラを知る人も、ビカラのことを知っている人にも聴いてほしい楽曲です。

変わり種系:『カフェdeパーリナイ ダンチョのお悩み 俺らがまるっと秒で解決編SP』

カフェdeパーリナイ

歌:ローアイン(CV:白石稔)、エルセム(CV:石井マーク)、トモイ(CV:榎木淳弥)

 人気キャラながらもある種の驚きをもって迎えられたローアイン、エルセム、トモイのキャラソンは彼らの目標を表現している…かもしれないオシャレでイケてる曲調の楽曲。

 ダンスクラブや夜の街をイメージしたメロディに、彼ららしい飾らない励ましの言葉や妄想をこれでもかと詰め込んだ内容は、なぜか癒されてしまうような不思議な聞き心地です。

キャラクター掘り下げ系:『Ain Soph Aur』『ORISON』

Ain-Soph-Aur

ORISON

歌:サンダルフォン(CV:鈴村健一)
※両楽曲共通

 歌詞からキャラクターの内面や心情に思いを馳せて楽しむことができるという点もキャラソンの魅力のひとつ。その点では、サンダルフォンの『Ain Soph Aur』『ORISON』は特にオススメしたくなる2曲。

 自罰的のようにも聞こえる『Ain Soph Aur』と決意の表明に感じる『ORISON』からは、サンダルフォンの心情の変化を感じられます。シナリオイベント「どうして空は蒼いのか」の3部作をプレイしているとより強く印象に残るワードも配されており、サンダルフォンというキャラクターに限らず、「どうして空は蒼いのか」シリーズが好きな人にも聴いてほしい楽曲です。

11周年特別企画:『ORISON ~GRANBLUE FANTASY~』企画チームにインタビュー!

 先ほど紹介した『ORISON』は、2月26日(水)より発売中の『グラブル』のキャラソンの最新楽曲。さらには、初となる単体キャラクターによる2作品目のタイトル(2025年3月時点)となっており、要注目な楽曲です。そこで、「PASH! PLUS」限定公開となる『ORISON』企画チームの方々へのメールインタビューを実施!

 サンダルフォンのキャラソン第2弾『ORISON』の制作秘話などを通して、『グラブル』のキャラソンに対する作り手側からの情熱をお届けします。

――――『ORISON ~GRANBLUE FANTASY~』は初の単独キャラクターによる2曲目の楽曲となります。その経緯などがあればお話しいただきたく思います。

『ORISON』企画チーム:2024年の3月頃に、プロデューサーから「サンダルフォンの2曲目を『グラブルフェス』で披露するキャラクターライブのサプライズ楽曲として作りたい」というお話がありました。キャラクターライブで披露するためには楽曲だけではなく振付やステージ演出などの準備も必要になってくるため、他のキャラクターソングに比べるとかなり早い動き出しになります。

――『ORISON ~GRANBLUE FANTASY~』単体の企画としてのコンセプトなどはございますか?

『ORISON』企画チーム:天司長・サンダルフォンが前を見据えて空の世界を守っていく強さや覚悟です。

 前作『Ain Soph Aur』では、「どうして空は蒼いのか」3部作でのサンダルフォンの葛藤などの内面を中心に、そこから一歩踏み出す様子が描かれていました。『グラブル』のキャラクターソングは、上記でもご紹介いただいているようにバラエティ豊かな内容になっていますが、今回サンダルフォンで2曲目を制作する上で何を描こうか……と考えた際に、空の世界でさまざまな出会いや経験を経たサンダルフォンが天司長としての覚悟を持ち、自分の意志で空の世界を守ろうとする姿を表現したいと思いました。同じキャラクターで2曲目を作るからこそ実現できた内容かなと考えています。

――作詞・作曲、キャスト様の歌唱について、企画チームからお願いしたオーダーなどはありましたか?

『ORISON』企画チーム:前述の通りサンダルフォンの覚悟や前を見据えて未来に向かっていく楽曲にしたいとお伝えし、「天司長としてのかっこいい姿を描いてほしい!」とオーダーしました。そのため歌詞だけではなく楽曲も疾走感あふれるアップテンポなものになっています。

 ただ、当たり前の話ではありますが、サンダルフォンは別人になったわけではありません。過去をきちんと抱きながら前を向いている姿を描きたかったため、メロディには前作『Ain Soph Aur』の一部をサンプリングしています。

 グラブルのキャラクターソングでは通例としてゲーム内のBGMなどを一部サンプリングしていますが、今回はこれしかない! と思い、例外としてキャラクターソングである『Ain Soph Aur』から引用することになりました。

――また、ジャケットイラストやスキンについても、企画チームがこだわった点(オーダーした内容など)があればお聞きしたく思います。

『ORISON』企画チーム:前作のジャケットイラストはサンダルフォンが目を閉じた、被造物感や神秘的なイメージを与えるイラストだったのですが、今回は楽曲が「天司長としてのかっこいい姿を」というものだったので、ジャケットのビジュアルとしてもしっかりと前を見据えてほしいとオーダーしました。

 サンダルフォン専用スキン「祈りの六枚羽」は、光を受けて舞う白い羽がとても印象的で美しく仕上がっているのはもちろんなのですが、うっすらと『Ain Soph Aur』のジャケットを思わせるシルエットが入っているのには気づいていただけましたでしょうか? イラストチームからイラストが上がってきたとき、企画チームもとても盛り上がった点なので、ぜひ注目して見ていただければ幸いです。

――昨年の「グラブルフェス」にて発表された本楽曲ですが、どのような反響がありましたか?

『ORISON』企画チーム:サプライズでの披露ということもあり、本当にたくさんの反響をいただくことができました。当日制作チームはグラブルフェス現地の控室で初披露の場を迎えたのですが、そこまで驚きの歓声が聴こえましたし、配信やSNS上で「天司長としてのサンダルフォンの曲だ……!」というコメントを目にしたときは、企画の意図がきちんとユーザーさんに伝わったんだとホッとしました。

 そして実は制作チームも皆さんと同じタイミングで初めて完成版を見たので、純粋に「かっこいい……!」と思いました。素敵なライブに仕上げてくれたキャラクターライブチームにも感謝しきりです。

――企画チームの皆様から『ORISON ~GRANBLUE FANTASY~』について「推したい!」と思うポイントなどはありますか?

『ORISON』企画チーム:楽曲やジャケットイラスト以外では、「CDならではの良さ」を感じていただきたいです。今回『ORISON』のブックレット(歌詞カード)は紙質や装丁を少し変えています。これはデザイン担当者に「ジャケットイラストが絵画のようなので、紙質も合わせて変えられたら」とご提案いただいたもので、タイトル部分だけ盛り上がる仕様にもなっていたりと工夫を凝らしています。

 楽曲は配信で販売もされていますが、こういったブックレットなどの装丁まで含め、“作品として”こだわった1枚となっていますし、このために描き下ろされたゲーム内で使用できるスキンやボイススタンプはCDを購入いただくことでしか獲得できないので、ぜひお手に取っていただけたらと思います。

カラオケパセラとのコラボも予定!

 楽曲のクオリティの高さはもちろんの事、企画チームの方々をはじめとした制作陣の熱意も強く、騎空士にとっても気になる特典コンテンツも含まれているなど、『グラブル』を楽しめる魅力が満載なキャラソンシリーズ。

 キャラクターソング公式サイトやアプリ『グランブルーファンタジー スカイコンパス』では、実際に楽曲を試聴することも可能です。楽曲を購入すべきか迷っている方、気になるキャラや楽曲を見つけた方はこちらを活用してみては?

 なお、4月上旬からはカラオケパセラでのコラボ企画も実施予定。秋葉原の「グランサイファーキッチン」で提供されているメニューの一部や、このために考案されたオリジナルドリンクを楽しめるほか、コラボルームにて同好の士と集まって歌えば推し活やオフ会の場にも一役! 詳細は【パセラボ】公式サイトにて公開されるとのことなので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

『グランブルーファンタジー』公式サイト
『グランブルーファンタジー』公式X(旧Twitter)
(C) Cygames, Inc.

The post 『グラブル』11周年特別企画としてサンダルフォンのキャラソン第2弾『ORISON』企画チームインタビューも! 『グランブルーファンタジー』80曲を超えるキャラソンの魅力を紹介 first appeared on PASH! PLUS.

Source: PASH! PLUS

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
PASH! PLUS
PASH PLUSをフォローする
アニメ速報ちゃんねる
タイトルとURLをコピーしました