『崩壊:スターレイル』最高潮に盛り上がる「オンパロス編」。ロマンチックな結末に向けて託された希望

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 HoYoverseが配信中のスペースファンタジーRPG『崩壊:スターレイル』。未知の世界「オンパロス」を舞台に展開されてきたメインストーリー・開拓クエストがVer.3.4にて佳境を迎え、オンパロスの謎の数々が解き明かされました。

※本記事にはVer.3.4のネタバレが含まれます。

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「火を追う旅」がもたらした喪失と希望

 ブラックスワンの導きで始まった、未知の世界「オンパロス」で旅路。この世界は、開拓者と丹恒のふたり降り立った時点で「タイタン」による災厄に見舞われ、終末の危機を迎えつつあるという状況でした。

 そんなオンパロスを救うために抗っていたのが、黄金の血を持つ「黄金裔」です。黄金裔は「創世の神託」に従って12柱のタイタンたちの火種を集めており、「火を追う旅」と呼ばれる長く壮大な旅路に、開拓者たちも身を投じることになりました。タイタンの討伐と仲間との別れの末に、夜明けが訪れることを信じて…。

■黄金の叙事詩PV 「オンパロス英雄記」

 Ver.3.0~3.3では「火を追う旅」の物語が描かれ、開拓者とファイノンをはじめとする黄金裔たちが、残るタイタンを討伐するために奔走しました。さらにあわせて黄金裔たちの内面や過去といった重要なストーリーも描写され、プレイヤーは各キャラクターに自然と愛着を持つことができる、丁寧な作りになっていたといえるでしょう。しかし同時に火追いの旅路は別れの物語でもあり、開拓者はこの地で出会った多くの仲間たちと別れを重ねていくことになります。

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 なおオンパロス内部の物語と同時に、外界の人々であるヴェルトやサンデーら星穹列車の仲間、そして「天才クラブ」のマダム・ヘルタやスクリューガムが、オンパロスの謎を解き明かそうと動く様子も描かれてきました。外界サイドによって少しずつオンパロスの真相が明かされていくのも、毎バージョンワクワクさせてくれたのが印象深いですね。

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 これまでもオンパロスでは、いくつもの謎が伏線として張り巡らされると共に、この世界の真相を匂わせるような描写が随所に見られました。例えば、スターピースカンパニーの手が届いていない世界でありながら共感覚ビーコンがなくとも言葉が通じたり、外界から隔絶されているものの機械端末を彷彿とさせる、妙に発達した文明を感じたりする場面が多々あったのです。

 そうした数々の描写から多くのプレイヤーがオンパロスの真相を考察してきましたが、Ver.3.3のラストでついにその正体が明かされ、Ver.3.4ではオンパロスで何が起こってきたのか、その答え合わせが行われました。

 オンパロスの正体は演算システム「皇帝のセプター」によって創られた世界。さまざまな要素から電子世界である可能性を考察するプレイヤーは多かったと思いますが、それが「皇帝のセプター」に関するものであると読んでいた方は少なかったのではないでしょうか?

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↑マップ探索で見つかる「エンドモ」を捕まえると、顔文字のようなものが表示されます。こちらはVer.3.0の頃から確認できており、オンパロスが電子世界であることを示唆する要素のひとつでした。

待ち望んだ英雄に託した未来

 オンパロスの真相と併せて注目が集まっていたのが、黄金裔たちの前に立ちはだかった謎の存在・フレイムスティーラーの正体。彼についてもさまざまな匂わせがあったため、単純に「フレイムスティーラーはファイノンの闇墜ちした姿である」と考察する方も少なくなかったかと思います。しかしフレイムスティーラーは確かに「もうひとりのファイノン」と言ってもいい存在でしたが、その正体はそう単純なものではなかったのです。

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 実は開拓者が降り立った世界はすでに何千万回もの演算を繰り返し、いわゆるループを続けている状況にありました。黄金裔を含めその事実は誰も知りませんでしたが、唯一知っていたのがフレイムスティーラーであり、彼の正体は、あるときの実験においてオンパロスの真相を知ったファイノン=カスライナでした。

 何千万回にも及ぶ演算の末に「壊滅」の眼差しを受け、「絶滅大君・鉄墓」を育む揺りかごとなっていたオンパロス。外界を「壊滅」させてしまう恐ろしい災厄「鉄墓」の誕生を阻止するためファイノンと、彼と共に旅路を歩んだキュレネが「永劫回帰」を創り出すことで、「火を追う旅」を何度も何度も繰り返すことを決めたのでした。いつかこの世界を救ってくれる、英雄が現れるまで…。

■千の星を巡る紀行PV「星空の寓話集・その二」

 ファイノン(カスライナ)が選んだのは、繰り返される世界で仲間を殺してでも「火種」を集め、その身で背負うという過酷な道。やがて燃え尽きフレイムスティーラーとなっても、次のファイノンに記憶と「火種」を継承させることで、限界を超えて世界を守り続けてきました。3000万回超の輪廻において、彼の精神は一貫してオンパロスを守り「鉄墓」の復活を阻止することにあり、どのファイノンもその意志を迷うことなく継いでいます。

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↑開拓者のことを「相棒」と呼び、共に「火を追う旅」を歩んできたファイノン。最新ストーリーを追えると、「相棒」の持つ意味の捉え方が変わってきますね…。

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↑「汝は灰白の黎明が訪れるまで、灼熱の太陽を背負い続けるだろう」。ファイノンの神託にあった“灰白の黎明”とは開拓者のことでした。オンパロス、そしてファイノンは世界を救ってくれる“英雄”を待ち続けていたのです。

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↑輪廻を繰り返すたびに身心共に摩耗していくファイノンの変化は、彼を演じる日野 聡さんの素晴らしい演技によって感じることができます。この記事を読んだ方のなかに、もし『崩壊:スターレイル』をまだプレイしたことがないという方がいらっしゃいましたら、日野さんの熱演を聞くためにも始めていただきたいです。

■ファイノン キャラクターPV「烈日の栄冠」

■ショートアニメ「聞け!神に祝福されし山頂で開かれた狂宴を!」

ロマンチックな結末に向けて

 Ver.3.4のクライマックスでファイノンに未来の希望を託された開拓者は、記憶を取り戻したミュリオン=キュレネと共にすべての始まりの時間へ降り立ちました。そして開拓者はまだ知りませんが、大切な仲間・三月なのかも開拓者たちを追ってオンパロスにやってきています。彼女の身に起こっている異変の謎も、今後の物語で明かされることでしょう。

 オンパロス最後の物語が、最高にロマンチックな結末を迎えることを祈るばかりです。

■オンパロスOP:「Nameless Faces」

■DATA:『崩壊:スターレイル』
ジャンル:スペースファンタジーRPG
価格:基本無料※アイテム課金あり
対応機種:モバイル/PC/PS5
公式サイト
公式X
公式YouTubeチャンネル

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Source: PASH! PLUS

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