【仮面ライダーガヴ】EXILE/FANTASTICS世界さん&知念英和さん対談【前編】「学生のときから回りの人に『仮面ライダーになります!』と宣言していました」

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本編がまもなく最終回を迎える『仮面ライダーガヴ』。主人公・ショウマ/仮面ライダーガヴ役を演じるのは知念英和さんです。一方、FANTASTICSのメンバーであり、本編と映画の主題歌を担当する世界さんは、本作の大ファンで、映画でカリエス/仮面ライダーカリエス役も熱演。今回は、PASH! 2025年6月号に掲載されたおふたりの対談インタビューから、一部を抜粋し前編と後編に分けてご紹介します!

世界宣材 知念ガヴ

夢を引き寄せる 不思議なパワーの持ち主!?

世界(以下、世) 初めて会ったのは、2月の『超英雄祭 KAMEN RIDER × SUPER SENTAI LIVE & SHOW 2025』(以下、『超英雄祭』)だったね。

知念(以下、知)僕は以前から世界さんの『ガヴ』のポストを見ていたので、毎週「今日のお話はどうだったかな? 楽しんでもらえたかな?」って気になってましたし、お会いする前から勝手にお兄ちゃんみたいな親近感を感じていました(笑)。

 『ガヴ』にダメな日なんてナイナイ! どんなに前日仕事が遅く終わってもリアルタイムで放送を観たいと思っているし、日曜の朝に仕事があるときはTTFC(東映特撮ファンクラブ)で追うのを楽しみにしてるから! 僕は『超英雄祭』で日野友輔くん(辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレン役)や庄司浩平くん(ラキア・アマルガ/仮面ライダーヴラム役)と知念くんが並んで歩いてくるのを見て、「みんなデッカイな!」って思ったのが第一印象だったよ(笑)。

 浩平くんは188あるし、僕もこの1年で背が伸びて今は180近いんです。でも画面で見るともっと小さいイメージらしくて、実際にお会いするとわりと驚かれる方が多いんです。

 20歳だし、まだまだ成長期だもんね。メインキャストのなかでは最年少かな?

 そうなんです。FANTASTICS(以下、ファンタ)のみなさんはお兄ちゃんみたいな感じがして、『超英雄祭』で一緒に踊れてすごく嬉しかったです。

 知念くんは『ガヴ』が初主演って聞いたんだけれど、そもそも俳優を目指したきっかけは何だったの?

 小さい頃からテレビっ子で元々テレビへの憧れは強かったんですけど、藤原竜也さん主演の『リバース』というドラマを観て「自分のことじゃないのに、役として泣いたり怒ったりできる俳優ってどんな仕事なんだろう?」って興味を持ったのが最初でした。でも実はその前に三代目J SOUL BROTHERSさんにすごく憧れていた時期があって、R.Y.U.S.E.I.ダンスを踊った映像とかも残っているくらい大好きで。仮面ライダーと同じくらい三代目さんにもなりたかったです(笑)。

 そうだったんだ! じゃあLDHのオーディションを受けていたら、後輩になってたかもしれないね。

 なので、僕が仮面ライダーを演じる作品の主題歌をファンタさんが歌ってくださることがすごく嬉しいですし、これは絶対偶然じゃないなって思ってます!

 知念くんは、夢を引き寄せるパワーを持っている感じがするなぁ。

 実は仮面ライダーになった過程にもそういう感じがあって、沖縄で学生だったときから友達や回りの人に「仮面ライダーになりたい。なります!」って宣言していたし、東京で事務所のオーディションを受けたときも、お芝居の経験なんかないのに「仮面ライダーになりたいです」って言ってたんです。そうしたら事務所所属後にタイミングよく仮面ライダーのオーディションに参加できて、ガヴに選んでいただけて…っていうのがこの1年くらいで叶ったので、これには僕が一番驚いています。

 高校卒業の1年後には仮面ライダーになってたんだもんね。それは、すごいことだよ!

 言霊って本当にあるんだなって感じたというか、自分の気持ちや夢を言葉に出して言い続けるのって大事だし、全部の歯車が奇跡的に合わさって今があるんだなとも思うんです。

 夢、叶えまくりだもんね。ちなみに知念くんはどのライダーに憧れてたの?

 僕は『W』『オーズ/OOO』『フォーゼ』世代なんですけど、特に『オーズ/OOO』は敵キャラの印象も強くて記憶に残ってます。虎をモチーフにしたドレッドのカザリ(完全体)とかクワガタヤミーとか。あと、やっぱりアンクはみんなの絶対的な憧れでした!

 男の子はみんな通る道だもんな!

 自分の右手に宿してるんです(笑)。

 若干中二病入るんだけど、でもそこが大事!

 僕もちゃんと中二病を通ってきました(笑)。だから完全に人間ではないショウマが、自分の正体を隠して人間界に来たことにワクワクが止まらなかったんです。

世 それ、すごい分かる。人間がライダーに変身するのも夢があっていいけど、ライダーだからこそ正体を知られないように隠れて生きる感じにグッとくるんだよね。そういう意味で『ガヴ』は「うわ、めっちゃ仮面ライダー!」とも思ったし、「面白過ぎでしょ。やられた!」みたいな感覚もあってパーフェクトな1話だった。だから、知念くんに演技経験がなかったなんて全然思わなくて。

 それは僕が新人で芝居慣れしていなくても、現場のプロの皆さんが良い作品になるように徹底して撮ってくださったからだと思います。クランクインしたときなんか、僕は台本の読み方も分からなかったし、1話の撮影は杉原輝昭監督に何十回もリテイクを出されて泣きそうになりながらやってたんです。その後の撮影でも「1話は、あれで良かったのかな?」っていう想いが心のどこかにあって。

 そうだったんだ!? その不安な気持ちは、いつ消えたの?

知 社内試写で1話の完成版を観たときですね。「これが完成したのは奇跡だな。みなさんに作ってもらったんだ」っていう気持ちでいっぱいになりました。それこそ1、2話の撮影では「どうやったらライダーらしく、カッコよくカメラに映れるか?」「戦闘シーンでカッコいい声を出すには?」って余計なことをいっぱい考えていたけれど、監督の指導のお陰で自分のなかにあったライダーの概念を払拭できましたし、完成した1話を観てチームのみなさんの力を信じて頑張れば大丈夫だって思えたんです。

 最初は自分が持っていたライダー像に引っ張られすぎちゃってたのかな?

 そうだと思います。例えば「ハッ!」という一言も、最初は『W』や『オーズ/OOO』を参考にしてカッコいい感じでやったんですけど、それだとガヴには全然合わなくて。ガヴはもっと泥臭いというか、ワーっと爆発していくキャラクターだから違う表現じゃないとダメだったんです。そのことに撮影の初期段階で気付かせてもらえて本当に良かったです。

 そうやって柔軟に切り替えられるのがすごいよ。適応したくても、できない人もいるから。

 僕は頭が固いし、不器用で頑固な面もあるんですけど、『ガヴ』はキャストがみんな先輩で、現場のスタッフさんもプロフェッショナルなので、いろんな方の意見を聞いて撮影に挑もうって思えたんです。『ガヴ』の前にほかの作品を経験していたら感じ方や考え方も違ったのかもしれないけれど、それも含めて『ガヴ』と出会ったタイミングが良かったと思いましたし、“1年を通して、みんなで協力して作品を作る”ということの意味を日々感じながらショウマとして現場に立ててすごく幸せです。

後編へ続く(8/15公開!)】

Text=犬飼かおり

(PASH!2025年6月号より抜粋)

 

仮面ライダーガヴ

ON AIR:テレビ朝日系列にて毎週日曜日9:00〜
HP:https://www.kamen-rider-official.com/gavv/
X:@GavvToei
STAFF:原作=石ノ森章太郎、脚本=香村純子 ほか、監督=杉原輝昭・柴﨑貴行・諸田 敏・上堀内佳寿也 ほか、音楽=坂部 剛、ゼネラルプロデューサー=大川武宏(テレビ朝日)、プロデューサー=芝高啓介(テレビ朝日)・武部直美(東映)・瀧島南美(東映)、制作=テレビ朝日・東映・ADKエモーションズ
CAST:ショウマ / 仮面ライダーガヴ=知念英和、辛木田絆斗 / 仮面ライダーヴァレン=日野友輔、甘根幸果=宮部のぞみ、ラキア・アマルガ=庄司浩平 ほか

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Source: PASH! PLUS

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