2017年9月に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」。総勢18人の個性豊かなメインキャラクターが6つのディビジョンに分かれ、「ラップを通して戦う」というコンセプトを軸に物語を展開。キャラクター性の強い音楽と、物語性の強い音声ドラマを原作として、コミック、ゲームアプリ、舞台、アニメ、など、多彩なメディアへとその世界を広げ、幅広い層の支持を獲得してきた。
さらに今年はシリーズ初の映画「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」(ヒプムビ)が公開。観客の選択で上映回ごとに展開や結末が変わる、日本初の観客参加型「インタラクティブ映画」として大きな話題を呼び、ヒプマイそのものが持つチャレンジングなアプローチを、映画という形でも提示した。
そして、ヒプマイ・プロジェクトとしては11回目となるライブ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 11th LIVE ≪Final D.R.B≫」は、映画の劇中で描かれるファイナルディビジョン・ラップバトル〝First Stage〟の対戦カードに沿った組み合わせで開催。その皮切りとなる「シブヤ・ディビジョン”Fling Posse” & シンジュク・ディビジョン”麻天狼”」の公演が、京王アリーナ TOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)にて9月6日・7日の2日間にわたり行われた。その初日の模様をレポートする。
Fling Posseの黄色、麻天狼のグレーという、それぞれのテーマカラーのレーザーが交差し、開幕を告げた今回のライブ。ステージにはFling Posseの3人(飴村 乱数を演じる白井悠介、夢野 幻太郎を演じる斉藤壮馬、有栖川 帝統を演じる野津山幸宏)と、麻天狼の3人(神宮寺 寂雷を演じる速水奨、伊弉冉 一二三を演じる木島隆一、観音坂 独歩を演じる伊東健人)が一挙に登場。観客からは大きな歓声が上がる。
ライブは「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +」「Hoodstar +」を2ディビジョンが歌うバージョンからスタート。熱気は一層高まっていった。
ヒプマイ 11thライブ遂に開幕! ヒプムビ楽曲、待望の初披露も! 大熱狂に包まれた11thライブDAY1公演レポート
「本日はお越しくださいましてありがとうございます!」という白井の挨拶に続き、麻天狼のメンバーがマイクを取り、
速水「頑張ります。と同時に皆さん愛が必要です。思いきり盛り上がりましょう!」
木島「ついに始まりましたね11thライブ、盛り上がる準備はできますか?愛してるよ子猫ちゃん」
伊東「シンジュク、シブヤの両方のライトがよく見えております。伝説の夜にしましょう!」
と呼びかけた。
続くFling Posseは、
野津山「エネルギーが貰えるし、麻天狼と一緒に盛り上がりたいと思います!」
斉藤「皆様の熱気でメロメロになってしまいました。もっとメロメロにするので、どうぞよろしくお願いします」
白井「記念すべき11thライブのスタートです。僕達とみんなで素敵な色を彩ろうね!早速盛り上がっていきましょう!」
とMCを展開する。
ライブはFling Posseのパートへ進み、軽やかな「とりま Get on the floor」から幕を開けた。メンバーのエモーショナルなボーカルが印象的な「Black Journey」、ポエジーで幾重にも言葉に物語性が込められた「Stella」と、Fling Posseの多面性を表現する。
「11th、調子どう!」という木島のコールから始まった麻天狼のステージは、シティポップ的な「パピヨン」でスタート。ラッパーのGADOROが作詞を、トラックをDJ KRUSHが手掛けたハードな「TOMOSHIBI」、メロウなトラックと丁寧なボーカルに観客も大きく手を振った「シンクロ・シティ」を披露した。
そして飴村 乱数&神宮寺 寂雷による”空寂ポッセ”が「Birthday」をパフォーマンス。高音の乱数と低音の寂雷のラップが、ポップなトラックに絡み合い、場の空気をカラフルに染めていく。
DJ U-ICHIのDJプレイに続いて、伊東の「会場、映画館、ライブビューイング、配信、声出せますか!」というコールから、「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」。この模様は「ヒプムビ」リバイバル上映会とも連動し、映画館でのライブビューイングにも中継された。
白井の「9月2日でヒプマイも8周年を迎えることができました。いつも応援してくれる皆さんのおかげです」という言葉に続き、6人がヒプマイの思い出を振り返る。また、
「ヒプムビ」が興行収入20億円を突破したことを速水が報告し、祝福の拍手が上がった。
そして「ヒプムビ」でも披露されたFling Posse & 麻天狼「Stick To My Mic」へ。バトル曲でありながら、☆Taku Takahashi (m-flo)が手掛けたダンサブルなトラックも作用し、会場はパーティな雰囲気に包まれていった。
続くパートでは、MCU・LITTLE・KREVAが制作に関わったFling Posse「バラの束」、SALUがリリックを手掛けた、友情の光景を描く麻天狼「BLESS YOU」を披露。ライブでは初披露となる楽曲に大きな拍手があがる。そしてオーディエンスとの記念撮影で締めたFling Posse「Shibuya Marble Texture -PCCS-」、ヒプマイでも屈指のハードチューンである麻天狼「Shinjuku Style ~笑わすな~」とヒプマイの王道曲も印象的だ。
最後のMCでは、
速水「ステージも熱いし、会場も熱かったですね」
木島「最高のDay1。Day2に向かって最高のラストを迎えましょう」
伊東「もうちょっと楽しい時間が続きますので、盛り上がっていきましょう」
野津山「Posseと麻天狼でライブできて最高でした」
斉藤「すごい熱気で、こんなにいい汗をかけた今日は最高です!」
白井「熱気が心地よくて、ずっと続けていきたいと思います。これからも素敵な笑顔を見せてください」
と観客に言葉を贈った。
ラストスパートは「SUMMIT OF DIVISIONS」「Hypnotic Summer」「Next Stage」をメドレーで披露し、ラストは「ヒプムビ」のエンディングである「MIC AS ONE」。レスポンスのパートだけではなく、リリックの印象的なパートが自然に会場で合唱される光景は、この楽曲がすでに定番となり、愛されていることを証明していた。
「ラップって楽C!」という、ヒプマイライブでの定番のセリフでステージを締めた6人。充実の11thライブ初日はこうして幕を閉じた。
Text by:高木”JET”晋一郎
Photo by: 佐藤 薫
~「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 11th LIVE ≪Final D.R.B≫Fling Posse & 麻天狼」セットリスト~
セトリプレイリスト:https://hpmi.lnk.to/11thFPMET
M1: ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +
M2: Hoodstar +
Dance Bridge
M3: とりま Get on the floor
M4: Black Journey
M5: Stella
M6: パピヨン
M7: TOMOSHIBI
M8: シンクロ・シティ
M9: Birthday
DJ Bridge
M10: ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +
M11: Stick To My Mic
M12: バラの束
M13: BLESS YOU
M14: Shibuya Marble Texture -PCCS-
M15: Shinjuku Style ~笑わすな~
M16: Division All Stars メドレー
① SUMMIT OF DIVISIONS
② Hypnotic Summer
③ Next Stage
M17: MIC AS ONE
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