前編が2025年10月3日(金)、後編が2025年12月5日(金)より全国の劇場にて公開となる『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編』について、【前編】公開御礼舞台挨拶が10月19日(日)にグランドシネマサンシャイン 池袋ならびに全国の上映劇場でのライブビューイングにて実施。イベントのオフィシャルレポートが到着しました。
原作アプリのDL数は700万を超え、その他にもTVアニメ・CD・ライブ・コミカライズなど、アイドルの成長物語を中心に多岐にわたり人々の心を魅了してきた大型メディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン(アイナナ)』。
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 前編』上映後、TRIGGERキャストの羽多野渉さん(八乙女楽役)、斉藤壮馬さん(九条天役)、佐藤拓也さん(十龍之介役)が登壇。公開を迎えた本作への想いや、【前編】の印象に残っているシーンや台詞など、和気あいあいとした雰囲気の中でトークが繰り広げられました。
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編』【前編】公開記念舞台挨拶 オフィシャルレポート
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 前編』の大ヒットを記念し、2025年10月19日(日)、グランドシネマサンシャイン 池袋にて公開御礼舞台挨拶が開催された。この日登壇したのは、完璧なパフォーマンスを追求するトップアイドルグループ「TRIGGER」より、羽多野渉(八乙女楽役)、斉藤壮馬(九条天役)、佐藤拓也(十龍之介役)の3名。映画の余韻が残るステージで、彼らがどんな言葉を届け、どんな表情を見せたのか。本レポートでは、その一部始終をお届けする。
冒頭のあいさつでは、TVアニメ『アイドリッシュセブン』1期の放送から約7年が経過した今、キャスト陣が本作を観終えた率直な感想を語り合った。斉藤は「細部まで覚えているところもあれば、7年ぶりに見て気づくところもある」と振り返りつつ、自身が大好きな六弥ナギの存在に触れて、「プリーズ、ミュージック」のシーンに抱く思いを披露。「僕たちは声優で、アイドル役を演じている立場だけど、あのセリフから“本物のアイドルって、人の苦しみや辛さを笑顔に変える存在なんだ”と感じさせられた」と胸中を明かし、作品への深い敬意をにじませた。
続けて話題を振られた佐藤は「この当時のTRIGGERを観ていて、俺達こんなにギスギスしていたんだ、と思った」と苦笑。『アイドリッシュセブン』1期のTRIGGERを「初期トリ(初期TRIGGER)」と名付け、「“初期トリ”はずっと喧嘩していた。今は仲良くなって、本当によかった」と、これまでの歩みをしみじみと振り返った。とはいえ、【前編】ではあまり出演シーンが多くないTRIGGERの3人。羽多野は「僕らが今日3人でここに立って一番伝えたいのは──“【後編】に乞うご期待!”ってことなんですよ」と声を張り上げ、【後編】への期待感を観客に届けた。
話題はそのまま、「SECRET NIGHT」について。佐藤が「先日改めてレコーディングしましたよ」(本楽曲は11月19日発売アイドリッシュセブン 10th Anniversary Album “CARILLON”に収録)と明かすと、会場からは大歓声が巻き起こった。また、劇場総集編のライブシーンで流れた「SECRET NIGHT」については「“Ah”、デカくなかった?」と笑いながら続けると、客席から「最高です!」と熱いレスポンスが飛んだ。
斉藤も「耳テロされました」と頬を染めて迫力を語ると、羽多野は「劇場用ということで音響を作り直しているんです」と裏話を披露。「あれ、こんな感じだったっけ? って、自分たちでも思った」と振り返ると、斉藤さんも「知らない音が聞こえる。こだわりが詰まっている劇場総集編なので、ぜひ何度でも見てほしい」と呼びかけた。
続いて、印象に残ったシーンについての話題に。羽多野は「和泉兄弟のファンなので、ふたりのやり取りはいつ見ても泣いてしまう。自分たちもステージを経験しているからこそ余計に。これまでパーフェクトにやってきた彼が、ショックで走る姿に思わず“増田!!”って(和泉一織役の)声をかけたくなっちゃう」と振り返ると、斉藤と佐藤からすかさず「それ役者!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。続けて斉藤が「その後に一織が泣くじゃないですか。泣いちゃうよ、そりゃ」と共感を寄せると、羽多野も「そこは観ていてグッときちゃいますよね」と続けた。
また佐藤は、「完璧にマネジメントされたTRIGGERと、これから始まるIDOLiSH7。対比だと思うんですよね」と分析。「それがあったからこそ、IDOLiSH7は“自分たちはこれからだ”と思って踊る。その姿がすごく可愛くて。今の彼らなら、もうあんな小さなキャパの会場には収まりきらないですよね」と成長を実感している様子だった。
さらに斉藤は、「天のように完璧に見える人でも不完全な部分がある。だからこそ、楽と龍が隣で支えてくれる。それに気づいて成長していくのが『アイドリッシュセブン』のシナリオの良さだと思います。役者としても、そうなんだとすごく感じさせてもらっている」と思いを込め、羽多野と佐藤に向かって「おふたりの芝居の安定感が本当にすごい。ありがとうございます」と感謝を伝える場面も。ふたりも笑顔で「お互いさまです」と返し、会場は再び拍手に包まれた。最後に斉藤は、「だからこそ、TRIGGERは最高で最強のグループだなと思いました」と言葉を結んだ。
トークの熱気が会場を包み込むなか、フォトセッションへ。3人がステージ中央に並び、息ぴったりにTRIGGERポーズを披露すると、客席から「かっこいい!」「かわいい!」と歓声が飛び交った。3人は自身が演じるアイドルさながらに、完璧な笑顔でファンの期待に応えていく。息の合ったやりとりも随所に見られ、長年ともに歩んできた関係性がにじむ時間となった。イベントの締めくくりには、キャスト陣からファンへの感謝の言葉が贈られた。
佐藤は「アプリから始まって、アニメになるぞ!となり、みんなでワクワクしながら収録した日々を思い出します。長い時間をアイドルと、スタッフと、そして応援してくださる皆さんと歩んできました。ひとつの思い出がこの総集編として出来上がったということで、感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ、何度でも思い返して、引き続きみんなに愛を注いでください」と語った。
羽多野は「『SECRET NIGHT』を(アイドリッシュセブン 10th Anniversary Album “CARILLON”のために)久しぶりにレコーディングしたときに、改めて“最高の楽曲を用意してくれていたんだな”と、楽曲チームに感謝しましたし、10年という時を超えても、皆さんに愛され続けているのだと実感できました。総集編を観ていただくというのは、彼らアイドルたちの歩みをアルバムをめくるように思い返すことでもあり、それがまた未来へとつながっていく。そんなふうに応援していただければ、これからの未来でも、たくさんの場面で皆さんにお会いできるのではないかと思います」とこれまでの歩みに感謝を込めた。
最後に斉藤は、「“本気でやる”ということは、すごく苦しくて、すごく大変で……でも、だからこそ、めちゃくちゃ楽しいし、めちゃくちゃ感動するんだなと。どこか僕はそのことを忘れていたのではないかと思うほどに、本気になることと向き合わせてくれる劇場総集編【前編】でした。我々TRIGGERも、これからさらに成長して、もっともっと皆さんに最高のパフォーマンスをお届けできる存在になると約束します。そして『アイドリッシュセブン』という作品も、10 周年を経て、まだまだたくさん楽しいことが待っています。これからも、皆さんと一緒に歩ませてください」と力強くコメント。会場には大きな拍手が響き渡った。
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 前編』は現在公開中。これまでの軌跡を見つめ直し、“はじまりの物語”をあらためて体感できる本作を、ぜひ劇場で味わってほしい。なお、【後編】は 2025年12月5日(金)より全国の劇場にて公開予定だ。彼らが紡ぐ物語に、引き続き注目していきたい。
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編』作品概要
【タイトル】
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 前編』
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 後編』
【公開日】
前編2025年10月3日(金)
後編2025年12月5日(金)
【スタッフ】
原作:バンダイナムコエンターテインメント/都志見文太
監督:別所誠人
シリーズ構成:関根アユミ
スーパーバイザー:あおきえい
キャラクター原案:種村有菜
アニメーションキャラクターデザイン:深川可純
総作画監督:猪股雅美・サトウミチオ
美術監督:高橋麻穂
色彩設計:篠原真理子
2Dデザイン:高橋清太(FUETE)
撮影監督:津田涼介
CGディレクター:ヨシダ.ミキ
3Dワークス:井口光隆
編集:右山章太
音楽:加藤達也
音楽プロデュース:ランティス
音響監督:濱野高年
劇場総集編監修:別所誠人
劇場総集編構成:アイナナ製作委員会
劇場総集編オフライン編集:小西夏生(qooop)
アニメーション制作:TROYCA
製作:アイナナ製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス
【キャスト】
和泉一織:増田俊樹
二階堂大和:白井悠介
和泉三月:代永翼
四葉環:KENN
逢坂壮五:阿部敦
六弥ナギ:江口拓也
七瀬陸:小野賢章
八乙女楽:羽多野渉
九条天:斉藤壮馬
十龍之介:佐藤拓也
小鳥遊音晴:千葉進歩
大神万理:興津和幸
小鳥遊紡:佐藤聡美
八乙女宗助:小西克幸
姉鷺カオル:川原慶久
(C)BNEI/アイナナ製作委員会
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