京都アニメーションの最新作・TVアニメ『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』が、2026年に放送されることが決定しました。
本作は、今ある歴史とは異なり蒸気機関だけが発達した20世紀初頭の京都を舞台に、“電氣の時代”をともに夢見た兄を亡くし失意の中にいる少年と、亡き母への憧れと後悔を胸に信心深く生きる少女の出会いをきっかけにはじまる冒険奇譚。『二十世紀電氣目録』の秘密を巡り、登場人物たちが過去の後悔と向き合いながら、かつての夢と自分自身を取り戻していく〈再生〉の物語となっています。
京都アニメーションは、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズや、『Free!』シリーズなど様々な作品を手掛けるアニメ制作会社。2025年には『映画 小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』やTVアニメ『CITY THE ANIMATION』を放送、2026年春には『最終楽章 響け!ユーフォニアム』前編を劇場公開することを発表しています。
監督を務める太田稔さん(京都アニメーション)は、『響け!ユーフォニアム3』楽器作画監督や京都アニメーション作品で演出などを担当し、話題になった話数を多く手掛ける気鋭の演出家。本作が初監督作品となります。
シリーズ構成には『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズの脚本や『バキ』のシリーズ構成・脚本を務める浦畑達彦さん、キャラクターデザイン・総作画監督には『劇場版 Free!-the Final Stroke-』キャラクター設定や総作画監督を務める岡村公平さん、世界観設定には『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズや、『ガールズ&パンツァー』の考証・スーパーバイザーを務める鈴木貴昭さん、音楽には、今回アニメーションの劇伴制作は初めてとなる湖東ひとみさんが起用されました。
主人公・坂本喜八役は内田雄馬さん(代表作『呪術廻戦』伏黒恵役、『メダリスト』夜鷹純役など)、ヒロイン・百川稲子役は雨宮天さん(代表作『響け!ユーフォニアム』久石 奏役、『この素晴らしい世界に祝福を!』アクア役など)が担当。さらに、京都アニメーションの新境地ともいえる印象派絵画を思わせる挑戦的な美術背景とともに、緻密なアニメーション表現に惹き込まれるPV第1弾も本日公開。
初出映像ながらもすでに本作の世界観がわかるカットが惜しみなく使用され、坂本喜八、百川稲子のキャラクターボイスも解禁されています。合わせて公開されたキービジュアル第1弾はキャラクターデザイン・岡村公平さんの描き下ろしとなっており、蒸気が満ちた京都の街中で強い眼差しをこちらに向ける喜八と、稲子の二人の姿が、ここから始まる冒険の始まりを予感させるビジュアルになっています。
本情報は、京都アニメーション主催イベント「第7回京都アニメーションファン感謝イベント『私たちは、いま!! ―京アニのセカイ展―』」内で実施された「京都アニメーション 2026 新作発表ステージ」内で発表となりました。ステージ内容は京都アニメーションのYouTubeチャンネルにて、アーカイブ配信中。11月4日(火)10時00分までの期間限定となっているので、お見逃しなく。さらに、今回の解禁に合わせてアニメ公式サイト、公式X、公式Instagram、公式Threads、公式TikTok、英語版公式Xがオープン。公式Xでは、ステージに登壇したキャストのサイン入りポスターやオリジナルポストカードがもらえるフォロー&リポストキャンペーンも開催されています。
監督:太田稔さんコメント
本作はキャラクターたちがみんな、何かしらの挫折を経験している所から始まり、出会いと衝突を繰り返すことで再び立ち上がってゆく「再生」の物語です。感情を剥き出しにし、ひたむきに前進するキャラクターたちの姿は、きっと皆さまの心に大きな熱を与えてくれるはずです。そして、マットな印象の舞台は、そこに暮らす彼らのドラマをより強調し、ビジュアルとしても新鮮で楽しいものになっています。
ぜひ、京アニワールドの新境地を皆さまの目で確めてください。
シリーズ構成:浦畑達彦さんコメント
21世紀が始まってからもう20年以上経ちましたが、
今回皆さんにお届けするお話はそれよりも100年以上前、
20世紀の始まりの頃のお話です。
私たちの世界とはちょっと異なる世界で、電氣の世紀を夢見た兄と、
彼の残した夢を追い求める弟、喜八。
そして喜八と出会うことで新しい自分の人生を切り開いていく稲子。
20世紀当初の見慣れない京都を舞台に、彼らが繰り広げる物語を
ぜひ楽しんでください!
キャラクターデザイン・総作画監督・岡村公平さんコメント
※イラストによるコメントとなります。
世界観設定:鈴木貴昭さんコメント
『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』という作品を作るに当たって、私たちが知っている世界によく似ていて、でもどこか違っているけれど存在したかもしれない世界、それを物語のテーマから逸脱しないで、同時に登場するキャラクターたちと世界を最大限魅力的に見せる為にはどうしたらいいのか、そこに知恵を絞りました。作品を見た方が、「あの世界」に行ってみたいと思えるようになれば幸いです。
音楽:湖東ひとみさんコメント
音楽を担当します、湖東ひとみです。
生きていると「疑う」ことや「不安」を感じることは多いと思います。
さまざまな情報、人の話、心、そして時には自分にすら疑念を抱くこともありますが、あらゆる憶測が飛び交う現代においては「疑う」ことも必要なことです。
しかし、人の心を支えられるのは今も昔も変わらず「信じる」ことだと思います。
「信じる」強い気持ちは、折重なれば自分だけでは想像し得なかった奇跡へ導くこともあります。
そうしていつの世も人は「再起」してきたのだろうと思います。
『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』は、心のどこかに静かに灯る火のような、ずっと密やかに照らしてくれているような、忘れてはいけないものを思い出させてくれる作品だと感じています。
喜八たちが織りなす人生の一幕を、音楽を通して、時には寄り添い、時には背中を押すことができれば嬉しいです。そして、見てくださるみなさんの心にも明かりが灯りますように。
坂本喜八役:内田雄馬さんコメント
この度、坂本喜八を演じさせていただくことになりました。
この作品は、電氣ではなく蒸気が主流だった時代のお話です。
オーディションの時から、この時代感を意識してほしいとディレクションをいただいていました。
繊細にお芝居を積み上げていかねばと、気合が入ったことを覚えています。
たくさんの方に楽しんでいただけるように精一杯頑張ります!
『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』
ぜひご覧ください!
百川稲子役:雨宮天さんコメント
オーディションで設定資料を見た時に、絵が本当に綺麗で、原稿にあるキャラクターのセリフがとても愛らしくて懸命で、「この作品に関わりたい!」「稲子をやりたい!!」と強く思いました。
電氣目録を巡って、そして電氣の時代を目指して、いろんな人々の思いが交錯するのですが、シリアスかと思いきやはちゃめちゃなギャグもあり、本当に色鮮やかな作品です!
私としては新しい雰囲気のお芝居で、役が決まってからも毎話挑戦の連続ですが、信じる気持ちを大切にする真っ直ぐな稲子を魅力的に演じていけるよう頑張ります!
TVアニメ『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』作品概要
【スタッフ】
原作:「二十世紀電氣目録」結城弘(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:太田稔
シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン・総作画監督:岡村公平
世界観設定:鈴木貴昭
音楽:湖東ひとみ
アニメーション制作:京都アニメーション
【キャスト】
坂本喜八:内田雄馬
百川稲子:雨宮天
(C)結城弘・京都アニメーション/明滋電氣商工会
The post 京アニ最新作『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』2026年テレビ放送決定! メインキャストに内田雄馬さん、雨宮天さんが発表 first appeared on PASH! PLUS.
Source: PASH! PLUS
















