『ONE PIECE』を“安売り“する者への憤り 謎多き「BUSTERCALL」プロジェクトの真相
──BUSTERCALLプロジェクトに関わるみなさんは、そもそも何者なんですか…?
担当者A それはお答えできないです。有志のファンがやってる非公式のプロジェクトだと思ってもらえれば十分です。
──では、具体的にどのようなプロジェクトなのでしょうか?
担当者A
簡単に説明すると「ONE PIECE カッコいいんだよプロジェクト」です。
現状の『ONE PIECE』を取り巻くコンテンツのほとんどが納得いく出来ではない。Tシャツにしてもキャラクターの立ち絵がプリントされているだけ。
アニメのクオリティも世界一の漫画にしては低い。なぜ、『ONE PIECE』はこんなに素晴らしいのに、グッズやアニメは頑張らないのかと思っていました。
もちろん『ONE PIECE』にはいろいろな層の読者がいると思います。現状のグッズ展開でも満足な人もいると思う。
そういう人たちの満足を邪魔するつもりはありません。僕たち世代の、ストリートやポップカルチャーが好きな人々にとって「カッコいい」ものがないんです。
であれば、「自分たちでカッコいいコンテンツをつくってしまえ」と考え立ち上げたのが、「BUSTERCALL」プロジェクトです。
──言ってしまえば、一種の二次創作ですよね。
担当者A
その通りです。ここで言っておきたいのは、『ONE PIECE』は原作者の尾田栄一郎先生が描いたものがすべてです。絶対的な存在であり一番最強で神なんです。
その上で、作者以外の人がつくったものは、言ってしまえばすべて二次創作であるとも思っています。
『ONE PIECE』を取り巻く会社、例えば出版社やアニメ制作会社、玩具メーカーなどは、権利をお金で買って作品を使って独占的にコンテンツをつくっているだけ。
僕らからすると、この会社たちがそもそも疑問な存在なんです。
──具体的になぜ“疑問”なんでしょうか?
担当者A
彼らが『ONE PIECE』を安売りしているように見えるからです。
経年劣化だと思うんですけど、最初は彼らも『ONE PIECE』をより大きなものにしよう、多くの人に届けようと頑張っていたかもしれません。
でも、売れて大きくなってからは「これくらいでいいだろ」と驕りを持ってコンテンツをつくっているように見える。
広がった読者層と多様化したニーズに対応しきれていない。
https://kai-you.net/amp/article/71937
Source: アニゲー速報