幕張メッセにて、9月17日(木)~21日(月・祝)の期間「東京ゲームショウ 2026(TGS2026)」が開催中。本記事では、コナミデジタルエンタテインメントより2027年2月16日(火)に発売予定の家庭用ゲーム『遊戯王 TAG FORCE GX』(Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、Steam)のプレイレポートとインタビューをお届けします。
『遊戯王 TAG FORCE GX』は、2008年11月27日に発売した『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース3』のリメイク作品です。
プレーヤーはアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の舞台である「デュエルアカデミア」の生徒となり、主人公「遊城十代」をはじめとした人気キャラクターたちとタッグを組み、彼らとの学園生活や、デュエルを楽しむことができます。
また、本作のディレクター・松村さんへのインタビューも実施。本作の魅力を語っていただきました!
なお、デュエルアカデミアを彷彿とさせるブースにはフォトスポットも。デュエルを楽しんだ後は記念撮影も楽しんでみては?
決闘者(デュエリスト)は【ライトロード】デッキ×2の快感を体験すべきである――タッグデュエルの楽しさを味わえる『遊戯王 TAG FORCE GX』体験レポート!
「タッグフォース」シリーズはアニメキャラクターとタッグを組み、絆を深めながらストーリーを進めるデュエルRPG。今回はデュエル部分をメインとした試遊となっているとのこと。決闘者(デュエリスト)としてはかなり気になる部分なので、全く問題ナシ! というところ。
今回はスタッフの方がオススメしてくれた早乙女レイを選択させてプレイさせてもらいました。なお、使用デッキは当時と同じ【ライトロード】。当時を知る決闘者ならば、オススメいただいた理由はこれだけで理解できます。
さて、本作をプレイしてみるとまず印象的なのはやはり一新されたキャラクターやモンスターたちの姿。モンスターは後述としますが、今回パートナーとして選択したレイはもちろん、遊城十代やエド・フェニックスたち登場キャラと話していると、懐かしさを感じつつも最新技術による表現にどこか新鮮な気持ちを感じてしまいます。
そんな感動もそこそこに、そそくさと決闘(デュエル)を始めてしまうのはやはりデュエリストの性。「なんだかんだ20年近く前のゲーム。現代遊戯王に触れているデュエリストを満足させてくれるかな……?」とタッグデュエルを始めてみたのですが、結論から言えば、デュエル部分は『遊戯王 デュエルリンクス』『遊戯王マスターデュエル』と同等レベルに快適です。
各カードの情報はもちろん、チェーン処理やデュエルログなど、上記2タイトルが実装していたものはほぼ完備。本作にあわせた演出もあって、人によってはより見やすくなったとすら感じられそうです。
デュエルのスピード感は流石に当時相当ですが、逆に言えば初心者でもとっつきやすく、久々に遊戯王を遊ぶ人にも優しいスピード感。もちろん、「当時環境でデュエルしたい!」という熟練デュエリストにもオススメです。ちなみに、当時の状態をママ移植という訳ではなく、すでに発表されている通り新カードなども収録。懐かしさだけでは終わらないタイトルとなっています。
その他、演出面は非常に豪華。キャラクターによるカード発動時の演出やモンスターの召喚・攻撃時演出はアニメ放送当時を思い出させると同時に、更なるパワーアップを感じるリッチさ。それだけでなく、デュエル中に表示されるデュエリストの表情も状況に応じて変わりますし、フィールドカードを発動すると背景も変化! これだけのためにフィールド魔法カードの投入を検討できるほどです。
最後に、一番強くオススメしたいのは、なんといってもタッグデュエル! ふたりのデュエリスト、ふたつのデッキで戦う本作だけのデュエル体験は、本作だけでしか味わえない快感です。パートナーとのコンビネーションが重要になるこのルールはデッキ選択がより大きな重要性を持っています。
本試遊では、自分の使用デッキを前半は初期デッキ、後半は【ライトロード】に設定しました。前半のふたりで異なるデッキを使ったデュエルも楽しいですが、やはり特筆すべきは後者のシナジーがある2デッキでのデュエルでしょう。
同じテーマデッキふたつでのデュエルでは、思うように動けない自分を見方がカバーしてくれることもあれば、自分が味方の展開をさらに伸ばすことも。今回選択した「ライトロード」などは、墓地が共有であることも大きなメリット。自分の行動前に仲間のデッキから墓地にカードが送られて予想以上の展開が可能になることも珍しくなく、一線を画す対応力と爆発力を発揮します。
爆速で数を増やしていく墓地の「ライトロード」モンスター、実質6枚体制の「ライトロード・サモナー ルミナス」、それでいて重要なカードが墓地に送られるリスクは二分の一……、ありえないほどにデッキが回る光景は、もはや快感と言ってもいいレベルのデュエル体験です。
ひとりのデュエルでは起こりえないトラブルも発生しますが、それ以上にひとりのデュエルでは実現し得ないエキサイティングな状況も発生するのがタッグデュエル。熟練デュエリストも、新人デュエリストも、その奥深い魅力に触れてみてはいかがでしょう?
オリジナルキャラクターの魅力がさらに伝わる調整も!? ディレクター・松村さんインタビュー
――まずは、本作が制作された経緯や思いをお聞かせください。
私自身が『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』だったり、タックフォースを見てプレイして育ってきた世代ではありますので、今回改めてGX20周年っていうところと、『タックフォース』シリーズが根強い人気があるっていうのは私どももしっかり認識しているところだったので、これを機にGXの『タックフォース』を出そうと思いました。
できればまとめたいところでもあったんですけれども、やはりちょっとボリュームがかなり大きくなってしまうというところで、GXと銘打ってひとつ出すのであれば、集大成である3の部分をリメイクさせていただこうかなと思った次第です。
1と2を見たいという声も開発する中でやっぱり多かった一方、全部入れ込んでしまうとボリュームがかなり大きくなってしまうということで、どうしても見たいという声をギャラリーという形で今回実装させていただいています。
――1、2の当時の時は松村さんはプレイヤーだったのですか?
当時はもうまるっきり働ける年齢ではなかったところでございますので(笑)。ちょっと開発に関わることはできなかったんですけれども、それこそ紙で友達の【次元帝】や【ライトロード】にボコボコにされてた経験がありますね(笑)。
――約200種類の追加カードがあるということで、そちらのカードをチョイスした経緯や種類についてもお聞きしたく思います。
当時アニメで使われていたけどOCG化されていなかったカードというのが当時多々ございまして、ちょっと細かい話になってしまうんですけれども、天上院明日香が使う「機械天使」だったり、ジムが使う「フォシル」だったりとかは、アニメのキャラと一緒にデュエルするゲームではあれど、あまり使えないというのが当時のところでございましたので、基本的にはそういったものをメインに入れつつ、改めてこういうのがあった方がいいよねっていうのを加えたような形になります。
基本的には当時アニメのキャラクターだけど、OCG化してなかったカードが200種類の中に含まれていて、例えば当時ゲームオリジナルカードみたいな感じで出てきたカードがあると思うんですけど、そちらが基本的にはOCG準拠というか、そちらの方に変わってるような感じの印象ですね。
――デュエルのルールがあえて最新版には準拠してないと思うのですが、意図があればお願いします。
ルールに限らずというところではあるんですけれども、今回はあくまで『タッグフォース3』のリメイクというような形を取らせていただいています。
むやみに全て最新化するというよりは、当時のままの方が良い部分もあるかとは思いますので、そこは各カードだったりルールだったりをバランスを見ながら調整した形になります。
――禁止・制限カードも『タッグフォース3』発売当時のものに準拠しているのでしょうか?
少し細かいところは調整しておりまして、具体的なところで言うと、例えば「ブラックローズドラゴン」というシンクロモンスターがおりまして、当時は無制限だったんですけれども、今回は少し確かリミットをかけるような形とかに調整をしておりす。
改めて追加のカードもございましたので、全体を見て、これは少しっていうのはあえてかけるような形で独自に調整しているものになります。
――本作のリメイク用の独自のリミットレギュレーションという認識でしょうか。
そうですね。あくまでベースにしているのは『タッグフォース3』当時のものではありつつ、本作はキャラクターと一緒にPVEを楽しむゲームとしているので、少し「オーバーパワーかも……」といったものでも、例えばジムが「化石融合-フォッシル・フュージョン」使えなかったら、それは体験として良くないという思いがあるので、あえて少し緩めにしてる部分もあります。
――『タッグフォース』シリーズの魅力として、キャラクターの多さがあると思います。本作は当時の楽しさをもう一度という方針の印象ですが、キャラクターやシナリオも同じ方向を向いていると考えてよいのでしょうか?
そうですね、やはり『タッグフォース3』のリメイクではありますので、基本的に当時のものを再現するようにしています。改めて見直した時に、齟齬があったり、表現として避けたい部分は調整をかけている形になります。
特に『タッグフォース』シリーズで根強い人気があるオリジナルキャラクターたちに関しても、本作で改めてキャラ付けを少し調整して、より魅力が伝わるようにしようかみたいな調整は少し加えています。
――キャラクターが100体以上出てくるというところで、リメイクに際してかなりの労力が必要だったと思いますがいかがでしたか?
キャラに関しては『タッグフォース3』のものをベースにちょっと調整させていただいた形になります。
特に今回フル3D化というところで、当時2Dだった部分をモーションも含めて起こしたいというところで、やはりその遊戯王特有といいますか、ちょっと独特の髪型をされている方が多かったりする部分もありますので(笑)、そこは少し大変ではあったんですけれども、そこがやはりお客さん見たい部分だろうというところで、そこは頑張って作ったという感じでございます(笑)。
――モデリングのクオリティも高く感じます。また、動きも滑らかですが、フレームレートをお聞きしてもいいですか?
これは60ですね。「こだわる必要はあるのか」というツッコミがあるとは思いますが(笑)。
自分の好きなキャラがヌルヌル動いてるのがこのゲームの魅力かなと思いましたので、ちょっとできる限り頑張りました。詳細が決まったわけではありませんが、Switch 2/Switchでも60コマを目指しています。
――本作には、新規収録ボイスなどはありますか?
アニメキャラクターたちに関しては、基本的に『タッグフォース3』とかの当時のボイスを使用させていただく形で、新録はございません。
オリジナルキャラクターたちに関しては、当時のものでもちょっとボイスの数が足りないなどありましたので、今回新録という形でご用意させていただいています。
――パートナーの思考については『タッグフォース3』と同じようになるのでしょうか?
18年間アップデートし続けてきたものを今回使用させていただいてるんですが、ちょっとユーザーの皆さんはかなりデュエリストのレベルが高いかなと思いますので、最善手と言えるかどうかは、ちょっと状況にもよるというところではありますが、初心者の方や久々に遊ぶ方にとってはお手本になるような思考になっているかなと自信を持っています。
――デュエル(カードなど)とキャラクター以外の部分にすごく力が入っている部分はありますか?
本作の特徴にも近いんですけれども、そのフィールド魔法を発動した時に、後ろのデュエル画面が変わります。
――「おジャマ・カントリー」はかなりの力の入れようでしたね(笑)
ありがとうございます。また、フィールド魔法はお互いあわせて1枚しか表で発動できないという当時のルールもありましたので、そこはしっかり改めて作り直している部分もございます。
その他にも、モンスターの召喚演出などは非常に力を入れて作らせていただいています。ここの選定は非常にチーム内ではいろいろ悩んだ部分ではありまして、基本的にはアニメのエースモンスターを中心に用意させていただいている感じです。ただ、当時遊んでいた人には満足いくラインナップにはなっているかと……!
オープニングやトレーラー映像以外にもたくさん演出がありますので、発売や今後の情報をお待ちいただければと思っています。
――難易度的にカジュアルが追加されていますが、お聞きできる範囲で内容を教えていただけますか?
基本的には、強力なカードを他のカードで置き換えているような形になりますが、デッキのコンセプトはなるべく残すような形で調整させていただきました。
――UIの部分に関しましても、こだわりの部分があればお伺いしたいなと思います。
直近でいうと『デュエルリンクス』や『マスターデュエル』が出て、その中でこう改善を重ねてきている部分がありますので、より良くなった部分は本作も受け継いでこうというところで、両作のいいところとを今回搭載させていただいた次第でございます。
――本作のミニゲームにつきましても詳しくお聞きしてよろしいでしょうか?
ミニゲームは一部を残しつつ、一部は改めて刷新という表現を取らせていただいています。クイズや定期テストみたいなところは残しつつ、アドベンチャーダンジョンも存在しています。
元の『タッグフォース3』に「深淵からの訪問者」というものがありましたので、それをベースにした形でちょっと作らせていただいたものになります。当時(100階)を下回ることは恐らくないと思うので、やり込みを楽しんでいただければなと。
――モンスターの演出につきましてもこだわりの部分があればお聞きしてよろしいですか?
そうですね、演出はかなりこだわった部分でもありつつ、それこそ多くのゲームでブラッシュアップしてきた部分ではありますので、そこの知見を生かしてより良く見せつつ、デュエルのテンポ感も大事なのでメリハリよく見せるというところは非常にこだわったポイントです。
どのモンスターに演出が付くのか期待いただきつつ、個人的には「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」とユベルはこだわりがあると同時に、満足いったものかなと思っています。
――オンライン対戦に関しても少しお伺いできればと思います。概略的な部分をお聞きできますでしょうか?
オンライン機能に関しては、ルームマッチとフリーマッチを用意させていただいています。
ルームマッチの方ですと、タッグデュエルでオンライン対戦ができ、4人同時にタッグを組んで2対2のオンライン対戦が可能です。フリーマッチの方に関しては基本的にプレイヤーで数えると一対一でタッグパートナーがCPUのような形のオンライン対戦ができるようになっています。
ルームマッチですと、特に見知った仲間でやりたいというニーズもあると思いますので、時間制限などいくつか設定できる項目は設けさせていただいています。
――ありがとうございました!
『遊戯王 TAG FORCE GX』商品概要
発売日:2027年2月16日予定
メーカー:KONAMI
ジャンル:デュエルRPG
メーカー希望小売価格:4,950円(税込)
※パッケージ版、ダウンロード版共通
プレー人数:1人
※フリー対戦時:2人プレー可
※ルーム対戦、ローカル対戦:4人プレー可
(プレイ人数分の商品が必要となります)
対応機種:Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、PC(Steam)
CERO:レーティングB
取材・撮影・文章:小泉地大
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)Konami Digital Entertainment
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