TVアニメ『東京リベンジャーズ』はMBS・テレビ東京・BS朝日・AT-X他にて好評放送中。“血のハロウィン編”(2クール目)の放送がついにスタートし、ますま注目を浴びています。
PASH!8月号に掲載された、花垣武道役・新祐樹さんによる第1クールのプレイバックを一部掲載します!
花垣武道役・新祐樹さんとともに第1クールをプレイバック!
■第1話「Reborn」
地上波放送のアニメで主役を演じるのは今回が初めてだったので、非常に緊張した記憶があります。
ただ、すでに原作を読ませていただき、僕自身、タケミチとちょっと似ている部分があるな~とも思っていたので、素直な気持ちでタケミチを演じようと意識しまして。実際に収録が始まってみたら、わりと苦戦せずにタケミチの気持ちに乗っかっていけた印象がありますね。
音響監督さんから「最初の頃のタケミチはクズ男であってほしいから、もっと“クズな部分”を注視してやってみてください」とディレクションをいただきましたが、それ以外は最初に僕がイメージしていたタケミチ像から大きく離れていなかった
ように思います。
あとほかにも細かく振り返っていきますと、最初に録ったのは子供時代のナオトとの公園のシーンだったと思うんですけど、そこはオーディションのときにも演じたシーンで。かなり読み込んで練習していたところだったからこそ、すんなりお芝居ができました。
でも一方で、ヒナとの会話シーンは一番苦労したかもしれません。特に、実際にヒナと出会って彼女のことを思い出して涙を流す場面では、素直に演じるというよりもタケミチの状況を考えなきゃいけなかったので、かなり繊細に演じました。
■第3話「Resolve」
PVにも出てきた「引けねぇんだよ!!!!」というタケミチのセリフは、実はオーディション原稿にも入っていまして、第3話のなかではここが一番熱量があったんじゃないかなと思います。
タケミチって叫んだり泣いたりするシーンが多いけど、特にこのセリフを言うときは“1回目のピーク”を迎えた感じでしたよね。だからこそタケミチが腹をくくったというのを意識しながら挑みました。
あとは、第3話で初めてマイキー役の(林)勇さんとドラケン役の(鈴木)達央さんと一緒に収録できたのですが、先輩と録るということで、かなり緊張しつつ、頼れる兄貴たちが来てくれた……! と安心したというのがありまして。
もちろんこれまで一緒に収録させていただいた皆さんもそうなんですけど、新たに頼れる先輩が来てくれたというので、より力を込めて演じるようになったかなと感じます。
マイキーとドラケンがタケミチの学校にやってくるシーンも、すごく楽しかったですね。ヒナがビンタしたあとのマイキーとドラケンがめちゃめちゃ怖くて、ドラケンに「オレ相手に凄んだな?」と言われたあとの「すいません」は心の底から出ました(笑)。
■第10話「Rerise」
今思い返すと、第10話のタケミチは僕自身と“シンクロした部分”がたくさんあったような気がします。ドラケンを助けなきゃ! と思った矢先に、現れたキヨマサくんにリベンジをするタケミチはすごく輝いていましたね。
今までも熱量のあるシーンはところどころで描かれていましたけど、ここのタケミチはトップレベルで頑張っていたんじゃないかなと自負しています。
キヨマサくんと勝負する場面では、お芝居をしている僕自身も戦いでして。汗だくになって、喉もガラガラになってきたなかで、最後に首をしめるところではあまり意識せずに自然なお芝居ができたんですよ。ようやく勝てたあとの息切れも、お芝居でなく、本当に僕が息切れしたのをそのまま拾ってもらっていました。
キヨマサくんとの戦いといえば、途中で溝中メンバーが参戦したのも熱かったですよね。タケミチが変わったことで周りも変わってきたというのが分かる場面でした。
■第12話「Revenge」
第12話は大人のタケミチと大人のヒナの掛け合いがメインでしたね。「何故ふたりは一緒じゃないんだろう?」とか「何故タケミチはヒナを振ったんだろう?」とか謎が多いなかで、タケミチが改めてヒナに告白をしようとしたときに半間が出てきてしまい、結局ヒナがまた………。
初めて原作を読んだときも「どうしてアッくんが?」としか思えなかったし、心苦しかったです。ヒナが死ぬ前に会話をするシーンはもう印象に残らざるを得ないですよね。ヒナが目の前で死んでしまうというのを体験して、タケミチは覚悟を決めるわけですが、最後の「オレが東卍のトップになる」は、テストでやったときに「もっとカッコよくやりましょうか」とディレクションをいただいたのを覚えています。
ボロボロのなかで今一度覚悟を決めて言うセリフということで、どこまで気持ちを切り替えられるのか、どこまで覚悟を持って言い切るのか、細かく調整しながら演じていきました。
■最後に、第14話以降の放送も楽しみにしている読者にメッセージを。
シリアスなシーン、ギャグなシーン、ヒナとの甘酸っぱいシーンといろいろあったなかで、ようやく「ヒナを助けられたんだな……」というところに辿り着いた第12話だったんですけど、やっぱりタケミチの戦いはまだ終わっていなくて。
東卍のトップになる、稀咲をどうにかするというミッションが増えてきましたが、個人的には、タケミチって話が進むにつれてどんどん目の前のことに立ち向かう強さを身につけている気がします。
そしてタケミチだけでなく、彼の周りにいるキャラクターたちの生き様も魅力的に描かれているのも見どころでして。第14話以降は特に「男の友情」がキーワードになってくると思います。タケミチの熱い気持ちが皆さんに届いたら良いなと思いながら演じましたので、今後の展開もお楽しみに!
(※PASH!2021年8月号より抜粋)
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Source: PASH! PLUS