2022年7月8日より全国の劇場で上映開始となるアニメ『おそ松さん』6周年記念の新作アニメ第1弾『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』の公開前レビューをお届けします！
TVアニメ『おそ松さん』は、赤塚不二夫さんのギャグ漫画『おそ松くん』を原作に、大人になってもクズでニートで童貞というおそ松家の6つ子を描いたアニメ。2015年に放送された第1期が空前の大ヒットとなり、2019年には劇場版『えいがのおそ松さん』が公開され、2020年にはTVアニメ第3期も放送されました。
『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』は『おそ松さん』史上初となる壮大なアドベンチャー大作とのことで“ご鑑賞の際は、ハンカチをお忘れなく”と注意書きまであるほど。いままでの『おそ松さん』にはなかった世界観です。この時点で“壮大”なネタ振りが始まっているようでワクワクしてきます！
ストーリーは、6つ子たちがダラダラと続く冴えない日常に終止符を打つべく“食べるとどんな願いでも叶う”という伝説の果実“キラキラフルーツ”を探す大冒険に出るというもの。偶然、ある島に辿り着いた6つ子たちが出会った奇妙な姿の“ヒピポ族”は、6つ子たちが探し求めていたキラキラフルーツを育てられているようで……!?
予告編では、「今回の旅で俺たちは生まれ変わる！」と決意するおそ松や、ボロボロになりながらも困難に立ち向かう6つ子たちの姿、ミサイルや戦闘機に追われる6つ子など気になるシーンの数々が公開されています。
『おそ松さん』の新作アニメは圧倒されるおもしろさ！
『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』の感想を一言で表現するならば、「圧倒されました。面白かったです！」。序盤からテンポ良く始まり、それからいくつもの超展開。繰り広げられるギャグシーン、アクション映画さながらのバトルシーン（？）。さらに、巻き起こる騒動の影には次の騒動への伏線（？）が張り巡らされていました。
正直に言うと“壮大なアドベンチャー作品”という予告は単なるネタ振りだと予想していたのですが、作中ではしっかりとアドベンチャー作品としての魅力が詰まっていたうえ、『おそ松さん』らしさも感じられる内容となっていて、驚かされました。
濃縮されたストーリー展開は時間が経つのを忘れてしまうほどで、あまりのスピードとカオスに頭の処理がついていかず、見終わった直後は何が起こったのか分からない放心状態でした。
……しかし、そもそも『おそ松さん』というアニメを冷静に分析しながら見るというのがそもそも間違いなのかもしれません（笑）。余計なことは考えず頭を空っぽにして見るのが一番の楽しみ方だと思います。
しかし、それではレビューにならないので、ここからはネタバレを避けつつ、『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』を3つの見どころに絞って振り返ります。
『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』3つの見どころ
見どころその1：壮大な冒険と、熱く燃える6つ子たち
まずは、予告にもある通り、おそ松さん“史上初のアドベンチャー作品”であることが見どころと言えるでしょう。物語の舞台は町ではなく、森の中にあるヒピポ族の村。TVアニメシリーズではなかなか見られないスペシャル感にワクワクしてしまいます。
さらに、いつになく真剣な6つ子たちの姿を見ることができるというのも大きなポイント。いつもの6つ子なら、ダメダメな行動を取ってしまうようなシーンでも、普段と異なる状況から何かを感じ取ったのか、彼らなりに一生懸命に頑張ります。
見どころその2：ヒピポ族との友情
本作に登場する謎の少数民族・ヒピポ族はあることを理由に6つ子を好きになり、彼らと友情を築いていきます。
ヒピポ族は穴のあいたドングリのような顔で表情がわかりませんが、6つ子と仲を深めてさまざまな行動を見せる彼らの姿を見ていると、不思議と愛おしくなってきてしまいます。ネタバレにより一部内容を伏せますが、ある行動には驚き、またあるシーンでは思わず胸が熱くなってしまうほどでした！
見どころその3：やっぱり6つ子たちは最高にバカ！
ここまでの内容はまるで『おそ松さん』とは別のアニメのようでしたが、ご安心ください！ TVアニメ第1期から6年という時間を経ても、舞台がヒピポの村でも、6つ子のバカさとクズさは変わりません。ですが、『おそ松さん』最大の魅力は何といっても、そんな6つ子たちのダメっぷりではないでしょうか？
伝説の果実・キラキラフルーツを求めて大冒険を繰り広げる彼らですが、やはり6つ子たちというべきでしょうか、いたるところでダメっぷりが発揮されます。
“ヒピポ族”と遭遇した後のあるシーンでは、面倒なことをしたくないために逆に疲れそうなことを始める始末。“そんなことするなら、真面目に働けばいいのに……”なんて、ツッコミたくなること請け合いです。
少しでも気になった人は劇場へ！
本作は、いままで『おそ松さん』に触れてきた人でも新鮮な気持ちで観賞できる他、初めて『おそ松さん』を触れる人でも楽しめる内容となっています。長期シリーズとなった現在でも、マンネリ化せずに次々に新しいネタを仕込んでいる点には脱帽です！
ネタバレを抑えつつの紹介となるため、おもしろさのすべてを伝えきれていないのが歯がゆいですが、体の力を抜いてリラックスして観賞したり、差作中にちりばめられた小ネタを探したりと、さまざまなスタイルで楽しめます。
『Ignition!!! feat.松野家6兄弟 ＆ ヒピポ族と赤塚区の仲間たち』とともに流れるエンドロールの背後では6つ子がゆるくて奇妙なダンスを踊っていて、文字通り最後まで楽しめる作品となっています！ エンドロールで終わりではないので、上映が完全に終わるまで席からは立たないでくださいね！
それでは、この衝撃のアドベンチャー大作をぜひ劇場でお楽しみください！ 劇場に行かれる際は、ハンカチをお忘れなく！
劇場限定版 Blu-ray＆DVD 情報
【Blu-ray】
発売日：2022-07-08
品番：EYX1-13853
価格：9,900円（税込）
【DVD】
発売日：2022-07-08
品番：EYB1-13852
価格：8,800円（税込）
【収録映像】
『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』本編映像
ノンクレジット OP＆ED
ティザーPV
本PV
TV-CM
【仕様】
キラキラフルーツ型”キラキラ”ケース＆特殊スリーブ仕様
【封入特典】
オリジナル大判ブックレット（絵コンテ一部掲載）
※商品内容は変更になる場合がございます。
※本商品は、公開劇場のみでの販売となります。
※一部、取扱いの無い場合もございます。予めご了承ください。
※本作品を公開劇場にてご鑑賞者対象の販売となります。
※数量に限りがあるため、上映期間中に品切れとなる場合がございます。
※劇場にて販売される劇場限定版Blu-ray/DVDの購入には、劇場にて発券する座席指定券、もしくは入場後の半券が必要となります。
※座席指定券1枚の提示につき、「1会計1枚まで（劇場限定版 Blu-ray／DVD いずれか1枚）」の購入制限を設けさせて頂きます。
※座席指定券の提示は1会計につき1枚までとなり、同じ座席指定券での並び直し等での複数回のご購入は出来ません。
※詳しくは上映劇場までお問い合わせください。
※鑑賞日より後の日付での鑑賞券でご購入は出来ません。
（例：7月10日にご購入いただきたい場合、7月10日当日を含む、それより前の日付の鑑賞券であればご購入いただけます。）
※鑑賞券の劇場と異なる劇場でのご購入は出来ません。
『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』作品概要
【スタッフ】
原作：『おそ松くん』赤塚不二夫
監督：小高義規
脚本：松原秀
キャラクターデザイン：安彦英二
美術監督：田村せいき
色彩設計：垣田由紀子
撮影監督：福士享、佐藤陽一郎
編集：坂本久美子
音楽：橋本由香利
音楽制作：エイベックス・ピクチャーズ
音響監督：菊田浩巳
アニメーション制作：studio ぴえろ
配給：エイベックス・ピクチャーズ
オープニング主題歌：『はなまるぴっぴはよいこだけ 令和 ver.』/A応P
【キャスト】
櫻井孝宏
中村悠一
神谷浩史
福山潤
小野大輔
入野自由
遠藤綾
鈴村健一
國立幸
上田燿司
飛田展男
斎藤桃子 他
アニメ『おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～』公式サイト
アニメ『おそ松さん』公式Twitter
(C)赤塚不二夫／おそ松さん製作委員会
(C)赤塚不二夫／えいがのおそ松さん製作委員会 2019
Source: PASH! PLUS
