2024年12月20日に公開となる映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』の最速先行上映会が12月15日(日)に新宿ピカデリーにて開催。本記事ではイベントレポートをお届けします。
朝日小学生新聞で1986年に尼子騒兵衛が『落第忍者乱太郎』の連載を開始し、1993年よりTVアニメ『忍たま乱太郎』が放送開始して以降、幅広い世代に愛され続けている『忍たま乱太郎』。TVアニメ、ミュージカル、実写映画など、さまざまなかたちで親しまれてきた中で、ファンの間で高い人気を誇る『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』がついに映像化となります。
本イベントでは、乱太郎役・高山みなみさん、きり丸役・田中真弓さん、しんべヱ役・一龍斎貞友さん、土井半助/天鬼役・関俊彦さん、藤森雅也監督が登壇。いち早く映画を鑑賞した観客を前に、本作の魅力や2倍も3倍も楽しめる見所ポイントが語られました。
※本記事の内容には『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』のネタバレ要素を含む可能性があります。ご注意ください。
『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』最速先行上映会レポート
ファンの間でも高い人気を誇る『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』の映像化となる本作。それをいち早く楽しめる最速先行上映が終わると、関俊彦さん、田中真弓さん、高山みなみさん、一龍斎貞友さん、藤森雅也監督が登場! ファンへの挨拶では高山さんが「声出していいよ!」と会場に投げかけるとファンも「こんにちわ~!」と応えるなど、和気藹々とした雰囲気の中で進行します。
キャストと監督によるクロストークの最初の話題は「劇場版が決定したときの感想」について。高山さん、田中さん、一龍斎さんが13年ぶりの劇場版新作となることに驚きや期待がを持ったことを語ります。関さんは知らせを受けてから改めて1作目と2作目の映画を見たそうで、その完成度に加えて土井半助ときり丸をクローズアップする本作の物語に大きな期待を寄せていたとのこと。
また、キャスト4人の姿を見てMCがまるでアニメそのままの雰囲気であると触れると、田中さんが「あたしたちも関先生って呼びますよ」とラジオ体操を教えてくれることなどのキャスト同士の仲が良いエピソードを披露して、会場の笑いを誘います。
続いての話題は、「アフレコ現場の雰囲気、TV版との違いを感じたエピソード」。シリアスなストーリー故にかなり違った空気になりそうだと予想しながらMCがテーマを告げると、普段とあまり変わらなかったと口々に返すのは高山さん、田中さん、一龍斎さんの3人。「時間が長いんでみんな疲れないように頑張ろうって」と高山さんが心境を振り返ると会場からもドッと笑い声が。
また、関さんは雑渡昆奈門役の森久保祥太郎さんがTVシリーズでしたことのない演技があることに心配していたことと、実際の演技の爽やかさに「雑渡昆奈門に女の子のファン取られるな~」と眺めていたというエピソードを披露すると、こちらも作品を上映したファンからは納得交じるの笑い声が上がります。また、田中さんが登場人物がいずれもカッコいいということに触れつつ“かわらないのはしんべヱだけ”と普段通りの姿を見せて安心させたと思われる発言をすると、一龍斎さんも喜ぶなど『忍たま』キャスト陣の仲の良さをうかがわせます。
続いての話題は本作のキーキャラクターでもある「最強の軍師 天鬼の役作りについて」。関さんは収録前に監督から設定や方針を聞いていたそうで、土井半助とは全く別人格であるものの、ただの悪役にはせず土井半助の性格や精神のようなものが根底に流れているように見えるようオーダーがあったとのことで、とても強い天鬼の中にどうやって土井先生の優しさなどを魅せるのか悩んだとのこと。藤森監督も天鬼というキャラクターについてはずっと考えを巡らせていたそうで、本作を制作する上での重要なファクターが明かされると観客も興味深げに頷きます。
イベントでは、高山さん、田中さん、一龍斎さんが色違いでお揃いの衣装を着ていることも話題に上がり、楽し気な現場の雰囲気がよくわかるエピソードも登場。『忍たま』の現場の雰囲気を聞かれて、田中さんが「いたわりですよ」と返すと、キャスト陣の年齢に関する話題が展開。田中さんが「(みんなの)体が心配で…!」と話すと高山さんが自身がキャスト陣では若手であることに触れつつ、「山田先生(役の大塚周夫さん)がさ、しみじみとさ、“みんな歳とったなあ…”って」と現場でのエピソードを披露すると会場からもひときわ大きな笑いが上がります。続けて一龍斎さんが「見た目は多分すごい変わってると思うんですけど、気持ちは変わらないね」と口にして、キャスト陣が歩んできた歴史の長さや思いを感じられる一幕にもなりました。
キャストからの絆を感じたエピソードに続いて、「藤森監督が制作チームと絆を感じたエピソード」に話が及ぶと、監督は納品の直前にあるV編(VIDEO編集)という作業が終了して会社に戻ると、深夜にも関わらずスタッフが拍手で迎えてくれたという秘話を明かして、そのきずなの強さに一龍斎泣くさんも涙を浮かべます。
また、もう一つのエピソードとして、自分で絵をつけることができるダルマに乱太郎、きり丸、しんべヱの絵をつけて用意しており、目を入れる際には満員御礼の願いを込めて主役のきり丸は“ゼニ目”を入れており、その際にはみんなが集まったという話を披露。こちらは三人が商品化に熱意を見せ、ここでも会場に笑いを巻き起こしました。
その他、本作の見どころについて聞かれると、関さんは“天鬼の登場シーン”をピックアップ。初遭遇に天鬼はクールな態度であしらうが、“忍術学園”のワードに憎しみを見せるというシーンが話のターニングポイントであることを話します。
そして、監督が挙げたのは“絵面の面白さ”について。直接的なギャグシーンはちょっと少ないとのことで、真剣な話が展開するのに対してきり丸はコミカルな格好になっているというあるシーンを挙げて、味わえばわかるおもしろさのような画面づくり意識したことを語りました。
その他、一龍斎さんはなにわ男子の大西流星さん&藤原丈一郎さんの演技をチョイス。“イケメンな感じ(の演技)”と表現して「やっぱりやるなと思って感心しました」と絶賛すると高山さんも同意しました。
イベントも終盤に差し掛かると、本作の最新情報が発表! 台湾、韓国、ベトナムでの上映での海外上映や入場者特典のクリアカード、6年キャスト舞台挨拶のライブビューイングなど最新情報が発表されると会場からも大きな歓声が上がります。
フォトセッションには、土井半助、きり丸、乱太郎、しんべヱの着ぐるみも登場して笑いと拍手が上がる中、いよいよイベントも終了の時間に。高山さんが「忍たまサイコー!」と即席のコール&レスポンスを行うと会場もバッチリ返してファンと制作陣の絆も見せつけると、最後まで和気藹々とした雰囲気の先行上映会は幕を下ろしました。
『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』作品概要
【公開時期】
2024年12月20日
【スタッフ】
原作:『落第忍者乱太郎』尼子騒兵衛(朝日新聞出版刊)
TVアニメシリーズ『忍たま乱太郎』
『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』
(原作・イラスト:尼子騒兵衛/小説:阪口和久/朝日新聞出版刊)
監督:藤森雅也
脚本:阪口和久
音楽:馬飼野康二
キャラクターデザイン:新山恵美子
副監督:根岸宏樹
アクション作画監督:関根昌之
美術監督:川口正明(アトリエローク 07)
撮影監督:林コージロー(グラフィニカ)
色彩設計:村田恵里子(グラフィニカ)
編集:坂本雅紀(森田編集室)
音響監督:大熊昭
音響効果:庄司雅弘
音響制作:AUDIO PLANNING U
アニメーション制作:亜細亜堂
配給:松竹
製作:劇場版忍たま乱太郎製作委員会
主題歌:『ありがとう心から』/テーマ曲:『勇気100%』なにわ男子
製作:劇場版忍たま乱太郎製作委員会
【出演】
高山みなみ 田中真弓 一龍斎貞友 関俊彦
大塚明夫 岡野浩介 間宮康弘 森久保祥太郎 代永翼
成田剣 保志総一朗 渋谷茂 神奈延年 置鮎龍太郎 鈴木千尋
小田敏充 金丸淳一 山崎たくみ 東龍一
(C)尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会
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