2025年9月25日(木)に発売されるゲーム『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』より、砂川脩弥さん、白又敦さんへの対談インタビューをお届けします。
『ROAD59 -新時代任侠特区-』は、ブシロードによるメディアミックスプロジェクトで、これまでに舞台化、コミカライズ化と幅広い展開を見せています。
この度発売される『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』は、ロケットスタジオが開発を手掛けるNintendo Switch/Steam向けのビジュアルノベルゲームとなっており、プレイヤーは「狛浪組」氷室ショウの視点で物語を追っていきます。
そんな本作より、氷室ショウ役・砂川脩弥さん、謎のバーテンダー役・白又敦さんにインタビューを実施。舞台版から引き続きゲームでもキャラクターを演じた2人に、収録時のエピソードや、改めてお互いの印象について話をうかがいました!
『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』砂川脩弥さん・白又敦さん対談インタビュー
――舞台、コミカライズに続き、今回ゲーム化が発表されました。ゲーム化が決まった時の気持ちを教えてください。
砂川脩弥さん(以下、砂川):5年間続いている『ROAD59』ですが、今もこうやって愛され続けていることが嬉しかったですし、今回は氷室ショウを主軸とした物語になっているので、ゲーム化を機に彼のことをさらに知っていけるのではないかと感じました。
白又敦さん(以下、白又):最初『ROAD59』が発表された際にメディアミックスという話を聞いていたので、いつか来るだろうなとは思っていましたね。ファンの皆さんや制作に携わっているスタッフの方が長く応援して下さっているのを感じて、嬉しいなという気持ちもありました。また僕は声優としてお仕事をするのが初めてだったので、とにかくワクワクしていましたね。
――前作の舞台からかなり時間も経っていると思いますが、当時の雰囲気や感覚はすぐ思い出せましたか?
砂川:少し思い出す時間はあったんですけど、ショウというキャラクターは僕の素の声で演じているので、割とすぐにパッと思い出せた感じはありますね。実際にゲームでキャラクターたちの声を聴いた時は当時の記憶を思い出しましたし、すごく懐かしい気持ちにもなりました。白又さんはどうでしたか?
白又:僕は作品の雰囲気を思い出すために舞台のDVDを観ましたね。ですが、ゲームのボイス収録自体がほとんどやったことのない分野だったので、あまり考えすぎずに演じていこうかなとは思っていました。
――本作では舞台とは違い、声優として声のみでの表現が求められたと思います。収録時に難しかったことや苦労したことはありましたか?
白又:アフレコの際はブースに入って収録すると思うんですけど、音響監督やプロデューサーの方が外で何か話しているのを見ている時は大丈夫かとにかく不安でしたね。「このセリフについて長く語っているのかな?」と思っていました。
砂川:確かに聞こえないと少し勘繰りますよね。「ダメだったかな?」みたいな。
白又:あと収録してみて改めて「本当に声優さんってすごいな」と感じました。例えば、「は?」という1音のセリフだけでいろんな感情に合わせて何個も別パターンを録るんですよ。舞台や映像でのお芝居とは違う、声だけのお芝居でパターンをつけるのは難しかったです。
砂川:僕もその点は確かに苦労したかも知れないです。
白又:収録した後すぐに(成山)誓吾役の前ちゃん(前田誠二さん)に連絡して「できた?」って聞いたら、「僕は普段からやっているから……」と言われて「そうだよな」と思いましたね(笑)。
砂川:なるほど。僕は舞台の時からなんですけど、関西弁が一番大変だなと思いました。やはり慣れている人からすると「その関西弁違う!」ってなるらしいので、前田(誠二)さんに教えてもらいながらスタッフの皆さんとともに追求していきました。でも今関西弁できるかと聞かれたら絶対にできないですし、本当に難しいです。
白又:確かに。もう慣れるしかないよね。
砂川:そうですね。でも上手くできた時の嬉しさは半端なかったです。かなりボイスも多く録ったので……!
白又:結構録りましたね。普段アニメやゲームで声優さんの声は聴いていますが、声優さんの凄さが改めて身に染みる経験でした。
――砂川さん演じる氷室ショウは、不本意ながら極道の道を歩んでいる……ということもあり、ゲーム序盤では色々と苦労している様子も見られました。物語が進むに連れ極道らしい姿を見せていくショウですが、砂川さんは演じてみていかがでしたか?
砂川:舞台では見られなかったショウの側面にも触れてくれた作品だと感じました。今考えるとショウが自分の気持ちを表面に出したり、感情的になったりするのはゲームが初めてだと思っているので、彼のさまざまな一面を教えてくれた作品だと思っています。
――白又さん演じる謎のバーテンダーも、ゲームではどのような姿を見せてくれるのか気になっている方が多いと思います。演じるにあたり力を入れたことは?
白又:バーテンダーということで、お店では色々なキャラクターと関わっていくポジションになっていきます。より社交的な感じを出さなければ……!と思っていたので、あまり影がないような見せ方や、割と明るい感じのテンションでいこうかなというイメージを持って収録に挑んでましたね。
――本作では、帆阪仁や門崎彗など新キャラクターも登場します。おふたりが気になるキャラクターを教えてください。
白又:僕は帆阪仁が気になっています。実は舞台が始まった時にいただいた資料があって、その時から既にいたんですよ。誰がやるんだろう?ってずっと思っていたんですけど、今回北村(諒)さんに決まっていて……。僕自身は北村(諒)さんに会ったことはないんですけど、色々な作品ですれ違っていたこともあり、ようやく同じ作品で共演できたなという感動がありました。あと極道に所属している医者なんて絶対カッコ良いと思っているので、すごく気になるキャラクターですね。
砂川:僕も「やっと来てくれた!」と思っていました。演じるのは北村(諒)さんですし、狛浪組で「ヨッシャ!」と思った記憶があります。ゲーム冒頭では門崎(彗)(CV.石川由依)は芹沢(鏡時)(CV.小林親弘)の部下なのですが、ショウ達と会話をする時は既に尊敬する芹沢が亡くなっていて、代わりに一色(綾世)(CV.佐々木李子)という後輩もできて、すごくクールな女性になっているんです。この演技のギャップには引き込まれました。また彼女が所属する「天海区特別警察」は新たに登場した5番目の勢力なので、こちらとしても嬉しいですよね。
白又:このチームは満を持して出てきた気もしますし、皆強いんだろうな。
――おふたりは舞台の出演後、お互いのファンミーティングやバースデーイベントにもゲストとして出演していますが、それぞれの印象は?
白又:(砂川)脩弥とは『ROAD59』でお会いしたのが初めてだったんですけど、宣材写真を見た時の感想は「なんだこのカッコ良い奴は……!」でしたね。あと当時は宣材写真が金髪だったので「怖いかも……」という印象がありました(笑)。でも実際会って話してみると、すごくふわふわしている可愛い人だなと思いましたし、実は落ち着いていて中身も意外に大人だなと感じました。
砂川:嬉しい!ありがとうございます。白又さんは『ROAD59』の中でもかなり仲良くさせてもらっていて、それこそ一緒に飲みに行ったりするくらいの仲なんですけど、本当にもうTHE・先輩という感じです。僕は当時(舞台『ROAD59』出演時)芝居も全然わからない状態だったんですけど色々と教えてくれましたし、すごく僕のことを見てくれた先輩でした。僕にはないものを持っている人だなと思っています。
――最後に、ゲームの発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
白又:元々舞台やコミカライズがある作品なので、そちらもチェックして欲しいという気持ちはあるんですけど、ゲームから「ROAD59」の世界に初めて触れる方でも楽しめる作品になっています。またゲーム内のスチルも素敵なので、気になったらぜひプレイしてみてください。そしてファンの方はX(旧:Twitter)やInstagramで拡散していただけると嬉しいです!
砂川:『ROAD59』を以前から応援してくださっている方だけでなく、新しく触れる方も楽しめるような作品になっています。ゲームではお馴染みのキャラクターに加えて、先程お話した新キャラも出てきたりと『ROAD59』という世界観が十分楽しめる作品になっていますので、ぜひたくさんプレイして欲しいと思います。応援のほど、よろしくお願いします。
取材・文:渡辺美咲
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