吉岡里帆、水上恒司が「恋しているもの」を告白!【九龍ジェネリックロマンス】実写映画化を記念したジャパンプレミアを徹底レポート!

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 累計発行部数150万部超え、『恋は雨上がりのように』の眉月じゅん最新作にして人気漫画『九龍ジェネリックロマンス』(集英社 / ヤングジャンプ連載)がアニメ化に続き、待望の実写映画化。8月29日(金)の公開に先立って、7月23日(水)にジャパンプレミアが開催されました。W主演の吉岡里帆、水上恒司をはじめ、⻯星 涼、栁 俊太郎、梅澤美波、フィガロ・ツェン、花瀬琴音、池田千尋監督ら豪華キャストが登壇。プレミア上映の喜びを語るほか、24年夏真っ只中に行われた撮影時のエピソードを振り返りました。さらに、作品内で登場する印象的なセリフ「私、九龍に恋をしているの」にちなみ、キャストが恋しているものを告白する企画も。本記事では、その様子を余すことなくお届けします!

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「オリエンタル」な華やか衣装で登壇

 本作の舞台である台湾に合わせて、「オリエンタル」というドレスコードで登壇したキャスト陣。MCにファッションについて聞かれると「オリエンタルって何かよくわからなかった」と竜星さん。吉岡さんが「それぞれのオリエンタルがあっていい」と返し、「栁君は完全にパリコレ」と突っ込みます。栁さんも「僕もオリエンタルがわからなかった」と告白。序盤からテンポの良い会話で笑いを誘いました。

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主演ふたりの演じるうえで大事にしたこと

 鯨井令子を演じた吉岡里帆さんは、「原作のファンの方にも楽しんでいただけるように、できるだけビジュアルも似せて」と、バッサリ髪を切って臨んだ撮影を振り返りました。また、「まだ完結していない漫画なので、劇場版で何ができるか、池田監督と本当にたくさん話し合いをさせていただいた」と、丁寧に作り上げていった様子を告白。監督は、「ちゃんとお互い開いてやっていこうって話をしていましたけど、何でも話してくれたから私も受け止めて全力で応えようとやっていました」と答えました。

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 工藤 発を演じた水上恒司さんは、工藤の持つ「痛み」を大切にしたそう。「工藤がいかにして自分の弱みを隠しているかが、実写の映画においてすごく大事な前半部分。それがあるからこそ後半の工藤の過去や弱みが効いてくる」と、映画の見どころを語りました。また、2024年夏の真っただ中に行われた撮影について聞かれると、「暑かったですね」とコメント。「毎日37~38度で、萎えました。でもその暑さみたいなものが、この作品において匂いや湿度が伝わってくるような映像になっているので、ぜひそこを楽しんでいただけたらと思います」と、異国情緒あふれる本作の舞台の魅力を伝えました。

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蛇沼の見どころは「唇のツヤ」

 蛇沼みゆきを演じた竜星 涼さんは、「エキセントリックな役なので、僕でいいのかと不安でした」とコメント。撮影について聞かれると「台湾が暑いんですよ。台湾でサンバを踊る、ということをしたので、日本でもよかったんじゃないか?と思う時もありました」と冗談を飛ばす場面も。水上さんが「台湾だったからこそ、あのキレがあったんじゃないですか?」と質問すると、竜星さんも「そうですね。アドリブで『サンバ!』って言ってしまいましたし」と実はノリノリだったことも明かしました。

 そのくだりを見た吉岡さんは「蛇沼について大事なのはそこじゃない!」とツッコミ。「蛇沼で見てほしいところは、唇の潤い方。漫画へのリスペクトがすごいし、台湾の熱気がないとあのツヤは出なかった」と、原作を細部まで読み込んでいることが伝わってくる見どころを教えてくれました。

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 栁 俊太郎さんは、自身が演じたタオ・グエンについて「原作と違う要素が映画には入っているのですが、素直で一途で、本当に愛される人間」と称しました。撮影について聞かれると、「これ言っていいのかな…」と言いながらも「蛇沼とずっと行動しているんですけど、すごく可愛い役だったので、ずっとそういう目でいる役でした」とコメント。蛇沼を演じる竜星さんも、「俺らがこの映画のミステリー部分を担ってるからね」と応え、ますます映画の内容が気になってしまいました。

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原作から飛び出してきたようなキャラたち

 楊明を演じる梅澤美波さんは、「楊明は太陽みたいに明るくて無邪気で、でも芯があって、令子が必要としているであろう言葉をポンと投げかけてあげられるような子なので、どうにか令子を温かく包み込めるように、癒やせるようにと思いながら演じていました」と自身のキャラクターを説明。令子を演じた吉岡さんも、「完全に包み込まれていました」と包容力にメロメロな様子でした。

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 続いて小黒を演じた花沢琴音さんは、「原作の小黒がすごくフリフリだったりロリータが好きな役。衣装部さんがすごく細かくこだわってくださっているので、その部分に注目してほしい」とコメント。また演じ方については、「台湾の日本語を話せる方の話し方を参考に、方言っぽい感じが出るようにしました」と、細かいこだわりを見せました。吉岡さんも「原作から飛び出してきたかのよう」と絶賛しました。

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 ユウロンを演じたフィガロ・ツェンさんは、「幼稚園生の頃からずっと日本の文化が大好きだったので、今回ユウロンを演じられてとても嬉しかったです」と流暢な日本語で喜びをにじませました。現場では日本語でコミュニケーションをとっていたそうで、吉岡さんも「びっくりしました。フィガロさんから話しかけてくださって、優しいなと思いました」と感謝を伝えました。

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 池田監督はキャスト陣について、「本当に彩り豊かな皆さんが集まってくださって、今日ここで日本で揃って会うのが何だか不思議な気持ちになるぐらい、台湾という異国で撮影をするのに心強かったですし、すごく真摯に役にも作品にも向き合ってくださって、楽しかった」と信頼を告白しました。

台湾での暑くて熱い撮影

 台湾に実際に存在した「九龍城砦」をモデルとする本作。その雰囲気を再現するため、昨年夏に台湾での撮影が行われたそう。水上さんは「本当に狭くて、味のある古い建物がたくさんある中で撮影できたので、そこから得られるパワーみたいなものをすごく感じました」と、現地で撮影できた喜びを語りました。吉岡さんも「街に対して『懐かしい』とか『綺麗だな』って思ってもらえる感動は、もう台湾で撮ったからこそだなって毎日思っていたので、細かいディテールから空気感まで楽しんでいただけるかなと思います」と、九龍という街に向き合う役だからこそ感じる魅力を語りました。

 撮影場所にこだわるあまり、エアコンがない場所もたくさんあったそう。監督は「特に令子と工藤が働いている不動産屋は、サウナのような暑さだったんですが、おふたりは撮影中全然暑いとは言わなかったんです」と、主演ふたりの役者魂に感動した様子を見せました。吉岡さんは「クーラーを我慢した分の美術の美しさが映っている」と、台湾のチームと協力して作り上げた美術にも注目してほしいと語りました。

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盛り上がりのあまり途中退場する場面も

 暑い撮影の話で大盛り上がりの会場。スタイリッシュなセットアップに身を包んでいた水上さんは絶えず汗を拭っていましたが、暑さのあまり「いったん出てもいいですか」と途中退場。竜星さんは「代謝がいいんだね」フォローし、吉岡さんも「撮影のとき、身体を鍛えてきてくださって。腕が逞しいんですよ。これはファンの人にも伝えたいです」と水上さんの筋肉を絶賛しました。一方、ロングコートを纏った栁さんは、吉岡さんに「涼しそう」と言われると「今日すごい寒くて」と告白し、会場から心配のどよめきが。「冷房で寒くて、コート選んじゃいました」と説明し、「水上くん、健康でいいな」と、水上さんの代謝の良さを羨ましがっていました。

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キャスト陣の”今、恋しているもの”

 水上さんが戻ってくると、映画の中の印象的なセリフ「私、九龍に恋しているの」にちなみ、キャスト陣の「今、恋しているもの」を発表するコーナーに。

 花澤琴音さんは、「ChatGPT」と回答。「今日の天気とか運勢とか、何でも聞いています」と言うと、栁さんが「友達とかいる?」と心配し、笑いを誘いました。

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 フィガロさんは「ラーメン」に恋しているそう。吉岡さんに「日本のラーメンと台湾のラーメンだとどっちが好きですか」と質問されると、「日本のラーメン」と応えました。「大変な仕事の後にラーメンを食べると元気になる」と、ラーメンへの愛が溢れていました。

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 続いて梅澤さんは「お塩」と答えました。「魚介のうまみが入っている系のお塩で、何にかけてもおいしい」と、偏愛っぷりを告白しました。

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グエンと蛇沼の絆を感じさせる場面も

 栁さんが発表するターンになると、竜星さんが「冷や汁だな」と冗談交じりで口を挟みます。栁さんがフリップを見せると、なんとそこには「冷や汁」の文字が! ふたりの絆の強さに、会場がどよめきました。

 続く竜星さんの発表では、栁さんに「僕のことも分かってくれると思うんですよね」とムチャぶり。栁さんは「ちょっと待ってよ」と言いつつ、「プール?」と回答。すると、なんと大正解! 会場からは思わず拍手が上がりました。吉岡さんも「やっぱりグエンと蛇沼なんですね」と、仲の良さに感動を漏らしました。

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主演ふたりの恋しているものは…?!

 水上さんは、「ベッドに恋している」と発表。「心配しないでほしいんですけど、この4日間本当に寝てなくて」と漏らすと、吉岡さんは「心配だよ」と思わずつぶやきました。

 そして、吉岡さんの恋しているものは、「盆栽」だそう。「盆栽というと、松とかを想像されるかもしれませんが、バラとか桜とかいろいろあって。今40株くらいある」と告白。「もうほんとに世話が焼ける」と、かわいくて仕方ない様子を見せました。

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一番の謎は『恋』

 最後のあいさつで、池田監督は「この作品にはたくさんの謎が詰め込まれていますが、一番の謎って『恋』のような気がしているんです。そんな謎に向き合っていくことを、令子と工藤というふたりがしている作品になっています。その先で見つけられるものがあるということを、作品を通じて皆さんに感じてもらえたら嬉しいです」と、ロマンスとミステリーが絡み合う本作の見どころを語りました。

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 水上さんは、「人は基本的に孤独だからこそ、傷つけたり傷つけられたりすることを繰り返しているのではないかなと思っています。それが原作の先生の世界観から出てきた実写映画の中に存分に入っておりますので、ぜひこの作品を観て、孤独だと感じている人の少しでも助けになれたら」と、秘密を抱える工藤と重なる目線で魅力を伝えてくれました。

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 最後に吉岡さんは「作品を通してやっぱり『恋は理屈じゃない』というのをすごく感じるシーンが多くて。好きなものに対して暴走してしまうような、そんな世界観がぎゅっと詰まっている。この夏にぴったりな映画だと思うので、ぜひ映画館でご覧ください」とジャパンプレミアを締めくくりました。

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映画『九龍ジェネリックロマンス』は8月29日(金)に全国ロードショー。

STORY
過去を明かせば、想いは消えるー。
懐かしさで溢れる街・九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子は、先輩社員の工藤 発に恋をしていた。工藤は九龍の街を知り尽くしており、令子をお気に入りの場所に連れ出してくれるが、距離は縮まらないまま。そんな中、九龍で靴屋を営む楊明、あらゆる店でバイトをする小黒らと意気投合。令子は、九龍でゆっくりと流れる日常にそれなりに満足していた。しかしある日、工藤と立ち寄った金魚茶館の店員タオ・グエンに工藤の恋人と間違われる。さらに、令子は偶然 1 枚の写真を見つけるのだが、そこには工藤と一緒に自分そっくりの恋人が写っていた。困惑する令子の元に大企業の社⻑・蛇沼みゆきと謎めいた男ユウロンが現れる。思い出せない過去の記憶、もう1人の自分の正体、九龍に隠された秘密。核心に迫る令子は、工藤が抱える切ない過去を知ることになるー。

作品情報
【公開日】
2025年8月29日(金)

【原作】
眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」
(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
【キャスト】
鯨井令子:吉岡里帆
工藤 発:水上恒司
蛇沼みゆき:竜星 涼
タオ・グエン:栁 俊太郎
楊明:梅澤美波(乃木坂46)
小黒:花瀬琴音
ユウロン:フィガロ・ツェン
【スタッフ】
監督:池田千尋
脚本:和田清人、池田千尋
音楽:小山絵里奈
制作プロダクション:ROBOT
制作協力:さざなみ
企画・配給:バンダイナムコフィルムワークス
主題歌:Kroi「HAZE」(IRORI Records / PONY CANYON INC.)

©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

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