声優の速水奨が原作・プロデュースを手がける『S.S.D.S.』(スーパー・スタイリッシュ・ドクターズ・ストーリー)が、初のTV番組化。「S.S.D.S.第1回TV診察会 桜吹雪でランランラン♪」と題し、4月5日(日)に記念すべき第一回放送が行われ、その模様がベノア銀座より生LIVE配信された。
『S.S.D.S.』とは、速水原作・脚本による病院を舞台としたコメディ作品。年に数回“診察会”という名のイベントが行われており、会場は「分院」観客は「患者」と呼ばれ、出演者は終始役名で呼ばれ白衣を着用。歌あり・ショートドラマあり・医師達による診察ありと、非常に盛り沢山な内容が展開する。
この日の出演者は、速水奨(Dr.HAYAMI)、堀内賢雄(ブラディ・トランシルヴァニア伯爵)、松本保典(沢登達哉)、関俊彦(バウム・クーテヘン教授)、置鮎龍太郎(霧谷玲司)、高橋直純(新田和人)、佐藤拓也(時岡進太郎)、木村昴(那由多凱)、佐藤拓也(時岡進太郎)、野津山幸宏(実相院光太郎)、景山梨彩(13号医局専属ナース)。そして声の出演として中博史(中管制官)という、豪華な面々。※()内は演じる役名
番組は、中管制官とDr.HAYAMIによる”始まりを告げる影アナ”を受け、そこへ先生たちも加わる形でスタート。霧谷玲司が「静寂なんてぶっとばせ!」を歌うライブパートから幕を開け、勇壮な楽曲に乗せ、霧谷が凛々しい歌声を響き渡らせる。テーブル席では、ドクターたちが霧谷へ向けペンライトを振りながらエールを送る。
その後に舞台に先生たちが全員集合し、自己紹介パートへ。それぞれが名刺を見せながら「好きな桜」を語る。
ひと通り自己紹介を終えたところで、Joy 三郎記念セント、ラフォーレ病院院歌「白亜の迷宮」を出演者全員で斉唱。まるで、ゴスペルでも歌うように、銘々が身体を揺らし、手拍子しながら高らかに歌いあげた。
そのまま、同シリーズでは名物になったラップ「ラジオ体操」を実相院光太郎の歌声をリードに全員で実施。にこやかな表情をしながらも、テンポの緩急が激しい動きへついていこうとドクターたちが焦る場面も。
続いては、Dr.HAYAMIに指名された人が、提示された「お題」についてトークしてゆく「診察会」のコーナーへ。「人生初の7歳年上の彼氏が出来ました。でも性癖があって、スク水姿や全身タイツ姿へさせようとします。スク水は良いけど、さすがに全身タイツ姿は……どうしたら良いでしょうか」の質問に、那由多凱が「受け入れたほうがいいと思う。拒否すると着れない服を着せるのに相手が興奮するから」「本当に着たい服を“これが苦手”と言って着る」などと問診した。
また、「地元にデートスポットがない。良ければ先生方の地元のお勧めデートスポットを教えてください」の質問に対しては、那由多が故郷・ドイツの魅力を「ビールとソーセージ」と語る。
「息抜きの仕方やリフレッシュ方法を教えてください」については、時岡進太郎が「旦那さんを前に僕らを見ながらちょっと背徳感を味わってみては」とアドバイス。「10歳上の男性に恋をしています。その人と本の交換をしていく中、ピンクのハンカチに包んで恋愛の本を貸してくれました。これは脈ありでしょうか?」の質問については、「本だけに本当の恋」と突っ込みか登場するなど、リアルな相談がコミカルな展開に。Dr.HAYAMIも「恋をしようよ」とメッセージを送った。
ここからは、番組のメインとも言えるステージドラマへ。まずは「桜吹雪でランランラン♪ 前編」としてスタート。Dr.HAYAMIに「お花見」の誘いを受けた時岡と新田和人。前半の物語では、道中に2人がきこりに変貌。手にしていた斧を池に落としてしまうが、池に住むヴィーナスが拾い上げ「落とした斧はどれ?」と問いただす昔話のパロディ風の展開へ。
そこから、ヴィーナスの「池の底にある天国へ連れていってあげるわ」の言葉を受け、龍宮城に。2人は、美しい美女ならぬ美魚たちの接待を受ける、ここから、昔話を現代のナイトクラブ風に置き換えた物語が繰り広げられてゆく。
前半部の最後では、まるでRPGのように2人はとあるアイテムを手にいれ、次の世界へ進んでゆくのだが……。
劇中、時岡と新田が東北弁訛り満載なトークを繰り広げたほか、次々と登場するキャラクターたちの成りきりっぷりも、かなりの振り切りよう。龍宮城内ではカツオやアユ、タイ、メヒカリなど多数の美しい(?)人魚たちが、ギャル言葉で会話を繰り広げてゆく。
時岡と新田が女性にメロメロになっていくリアリティある芝居のほか、那由多演じるヴィーナスの噛みまくったセリフへのアドリブでの突っ込みの数々も見どころだ。
ここからは、ライブコーナーへ。トップを飾った那由多は、バラードナンバーの「Fermata」を、込み上げる想いへ導かれるように熱唱。歌のバトンは時岡へ。彼も温かい歌声をはべらすように「if」を歌唱。切なさを抱いた声が、歌が進むごとに触れた人たちの切ない感情も掻き立ててゆく。このブロックの最後を飾ったのが、実相院。ダンサーたちを従え、激しく疾走する解放感満載なメロコアナンバー「キタミナミ」を歌い切った。
ふたたび、Dr.HAYAMI(速水奨)に指名された人が、提示された「お題」についてトークしてゆく「診察会」のコーナーへ。「悩みが方言や訛りがひどいです。訛りは直したほうがいいのでしょうか」へ、シティボーイの実相院と田舎育ちの新田がトーク。「訛りは可愛いから出したほうがいいと思います」との回答へ落ち着いた。
「わたしは値段も見ずに衝動買いをして後で後悔します。どうすればいいでしょうか」の質問から、何故か「このメンバーで誰が一番衝動買いしてそうか」という話へ。ここでは、Dr.HAYAMIから「人は痛みを覚えて成長する」という名言だ飛び出した。
「写真を撮るときに上手く笑えないし、半目や目を閉じてしまいます」と、時岡指名の質問を受けると「目をつぶってしまうんだったら、目をつぶってる笑顔を発明しちゃえ」と実践。さらに、ドクター全員が写真を映すときの「目を閉じた笑顔」を披露した。
ここで、ライブコーナーが再開。情熱的なラテンのリズムに乗って「Viva La Fiesta」を、ブラディ伯爵と沢登達哉がダンサーたちを従え情熱満載に熱唱。ダンディな香りを放ちつつも沸き上がる熱情した歌声を披露した。
続く新田は、気持ちを光で満たすように「glory days」を熱唱。間奏では、セクシーな切れ味の良いダンスやラップを魅せつける場面も。最後は、Dr. HAYAMIとバウム教授がデュエットしたバラードナンバーの「未来の鼓動」へ。壮大かつピースフルなメッセージを詰め込んだ楽曲を、2人は思いを交わすように歌いあげた。
ステージドラマ「桜吹雪でランランラン♪ 後編」では、旅を続ける時岡と新田は、龍宮城でもらった箱を開けたところ、おじいさんとおばあさんに変貌。そこへ、唐突に飼い犬のポチが現れ、「ここ掘れワンワン」を提示。ポチの指示通り地面を掘ったところ、出てきたのが”金”。金の発掘を知った隣の家のどくたやきりこ婆ぁ、頭に花の咲いた花咲かじいさんとばあさんらが集まりだす。さらに、ヴィーナスや殿様などたくさんの人たちも集結し、喧々諤々な大騒動へと突入していた。
みたびライブコーナーへ。そのまま先生方を従え、Dr.HAYAMIが「デオキシリボ助さん」を歌唱。途中には、実相院と那由多によるラップも取り入れられ、みんなで同じ振りをしながら宴を彩るに相応しい楽しさを描きだした。
最後に、新田と実相院が「刹那の英雄~2020Version」を熱唱。凛々しくイカしたステージングを描きながら、先生たちと一緒に熱を感じさせるステージングを描き、ステージ中にエナジーを滾らせた。
番組の最後には、先生方がテーブル席へ。そこで「乾杯」しながら、銘々でこの日の感想を述べながら楽しくエンディングを迎ていた。
番組終了後には、「S.S.D.S.第1回TV診察会 RakutenTV 声優チャンネル出張版」の収録へ。「RakutenTV 声優チャンネル」会員向けの同番組は、野津山を司会に、3つのチームに分かれ、2つの”ことわざ”をかけあわせた架空の”ことわざ”を作成。それを用いながら患者の悩みに答えてゆき、その答えが最も冴えていたグループが優勝という内容だ。
Aチームが佐藤拓也、Bチームが高橋直純、Cチームが堀内賢雄をリーダーに対戦。「ついゲームの課金をしてします、どうすればこの欲望は抑えられますか」の質問について、Aチームは「痒いところに、目薬」、Bチームは「犬も歩けば、鬼も笑う」、Cチームは「肉を切らせて、医者いらず」と回答。それぞれの迷回答ぶりや、そこへ突っ込む他のチームとのやり取りは必見だ。
以上の内容は、5月末までの期間限定で「楽天TV声優チャンネル」内で見逃し視聴も実施中だ。
■関連サイト
S.S.D.S. 第1回TV診察会 声優チャンネル出張版:https://tv.rakuten.co.jp/content/337216/#packid=257025
S.S.D.S.公式サイト:http://ssds-official.com/
S.S.D.S. twitter:https://twitter.com/ssds_official
楽天声優チャンネル:https://tv.rakuten.co.jp/content/257025/
Source: PASH! PLUS
速水奨が原作『S.S.D.S.』初のTV番組化!木村昴、野津山幸宏がラップも披露した第一回“TV診察会”のレポート到着